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能面課長と今は亡き人の桜
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―――食後。
「珈琲と紅茶どちらがいい?」と聞かれたので紅茶を選んだら、無骨で大きな灰色のマグカップに並々と注がれたのが出てきた。
それを手渡そうとした課長が一瞬、あ、と何かに気付いたみたいに止まる。
受け取ろうとしていた私の手も同時に停止した。どうしたんだろう、と思いながら彼の顔を見上げる。私は今、ソファに座っていた。
「君には流石に多いか。残してくれていいから……来客用のものが無くて、すまない」
課長は少し気まずそうにカップを渡してくれながらソファに座った。
「あ、いえ」
自分でも飲み干せるか不安だったので課長の気遣いにほっとした。手渡されたずっしりと重いカップは、課長が普段使っているものらしい。
確かにデザインも色も男性用に見える。
部屋も家具は少なめですっきりしているし、あまり必要以上に物を持たない性格のようだ。
会社でも机の上はいつも片付いている印象だし、そういえば書類が溜まっているなんていう光景も見たことがない。
なんだか課長らしいな、と思いつつ、食器が誰か前に付き合っていた人の物でないことにほっと安堵していた。
そうだったら、私はきっとショックを受けていた気がする。課長の部屋に過去の交際相手の気配が無くて嬉しいだなんて、我ながら現金だなぁと思う。
私達は今、広いリビングの大きなソファで二人横並びに座っていた。私と課長の間には人間一人分くらいのスペースが空いていて、そこの空気だけ少し緊張しているような感じがした。お互いに、近くに寄って良いか手探りなのだ。
目の前には楕円型の小ぶりな木製テーブルが置かれていた。奥側、白い壁には大きな液晶テレビが取り付けられていて、たぶん七十インチ以上はあるだろうか。
どれもこれも、シンプルだけど良い品だとわかる。けれど一見モデルルームのように綺麗に見えるものの、全く生活感が無いわけでもなく、広さでやや寂しい印象はあってもちゃんと彼がここで暮らしているという温もりめいたものが感じられた。
ここが、課長が過ごしている場所。
課長は自分用に出した黒いカップに淹れた珈琲に口を付けていた。湯気で眼鏡がほんの少し白く雲っている。そのせいで彼の目元が見えない。
課長の部屋で二人きり、という状況がなんだか恥ずかしくて、緊張して、私はついきょろきょろとリビングに視線をさまよわせた。その時、恐らく寝室に続いているのだろう扉の横、黒い両開きの収納棚の上に木製の写真立てがあるのに気付く。ここからでもなんとか写真の様子が見えた。
写真には二人の人物が映っていた。一人は長い黒髪の綺麗な女性だ。その隣には、女性の肩ぐらいの身長の少年が立っている。
少年は満面の笑顔を浮かべていた。残っている面影から、あれは課長だと察せられた。
「……あの、桜。さっき君が見ていたやつ」
「え?」
静かに珈琲を飲んでいた課長が、唇を離し不意に言葉を発した。見ると、顔をやや後ろに傾け視線で窓の方を示している。
それはつい先程、私が見ていた小さな桜の鉢がある場所だった。私も課長に倣い、視線を向ける。
「あれって桜の盆栽ですよね。すごく可愛いです」
「俺がああいうのを育てているのは、意外?」
ことり、と黒いカップをテーブルに置いた課長に聞き返される。どこか真剣な表情だった。
真っ直ぐ私を見ている彼の表情が、なぜだか不安そうに見えた。あの桜に、何かあるのだろうか。
なんとなく、お世辞や社交辞令的なものは口にしない方が良いように感じて、一瞬考えてから口を開く。
「最初見た時は少し、思いましたけど。今はなんというか……課長に似合ってるなって思います。印象が、似ている気がして」
今度は躊躇うことなく、素直に口にした。エプロンの時のように思わず出た感想を気恥ずかしく思うのではなく、今は感じたことをありのまま話した方が良い気がしたのだ。なぜだか課長自身に、それを求められているように感じて。
課長は私の返答を聞いて、ほっと安堵したみたいに頷いた。彼の纏う空気が柔らかくなり、優しい雰囲気がふわりと漂う。けれどどこか、切なさを伴っている気がした。
「印象か……ありがとう。あれは一才桜といって、俺が母から譲り受けたものなんだ。植物を育てるのが好きな人だった。ああ見えて、小さくても割と丈夫なんだ。盆栽で楽しむ人が多くて、大事にしてやれば毎年花をつける。今年は咲くのが遅かったが」
「そう、なんですか」
「ああ」
暫し、沈黙が訪れる。気まずいものではなかったけれど、訪ねて良いものか私は迷った。課長の話に出たお母さんのことだ。
『植物を育てるのが好きな人だった』と過去形で言ったということは、今は傍にいないか、もしくは、と思ったのだ。だけど、そこまで踏み込んでいいかわからない。恐らく写真立ての中にいる人がそうなのだろう。それに写真の中で満面の笑顔を浮かべている少年時代の課長と、今のほとんど笑わない課長との深い関りが、そこにあるように感じた。
私はカップを手にしたまま、小さな桜を見つめた。
「俺が十五の時に母は亡くなったんだ。気にさせたなら、すまない」
「あ、いえ……桜、とても可愛くて、本当に、すごく綺麗です。課長が大事にされてるからでしょうね」
何を言っていいかわからず、ただ桜の感想だけを述べる。十五歳と言えばまだ中学三年生だ。それから課長はどうやって生きてきたのか気になったけれど、なんだか聞ける雰囲気ではなかったので最低限の事だけを口にした。
すると課長はそれに気づいているみたいに私に視線を向けると「ありがとう」と静かに、まるで花びらが一枚地に降り立ったようなほのかな微笑を見せてくれた。
今は亡き、課長のお母さんの桜。
そして、写真立ての中で満面の笑顔を浮かべる少年時代の課長と、今の……滅多と笑わない彼。
以前、地下倉庫で話した時、課長は思いを表情に出すのが苦手だと話してくれた。
けれどもしかすると、苦手なのではなく『苦手になってしまった』のではないだろうか。あの写真立ての課長を見た今となっては、そう感じる。
この人は、何を抱えているんだろう……?
桜から課長に視線を移すと、課長も同じように私を見ていた。互いの視線が交差している。課長の視線は、とても強い。
私がカップをテーブルに置くと、課長がそっと右手を伸ばした。課長の指先が、私の頬に触れる。
「これ以上は、しないから……」
そっと近づいてくる課長の綺麗な顔を最後に瞼と閉じようとした時、そう優しく耳元で告げられた。
唇に口付けが降りてくる。それは珈琲のほろ苦い味がした。
背に腕を回されぐっと抱きしめられて、深いキスの合間にはっと息を吐き出し課長を見る。
彼の眼鏡の硝子に、窓の向こうにある夜空が煌めいていた。
「珈琲と紅茶どちらがいい?」と聞かれたので紅茶を選んだら、無骨で大きな灰色のマグカップに並々と注がれたのが出てきた。
それを手渡そうとした課長が一瞬、あ、と何かに気付いたみたいに止まる。
受け取ろうとしていた私の手も同時に停止した。どうしたんだろう、と思いながら彼の顔を見上げる。私は今、ソファに座っていた。
「君には流石に多いか。残してくれていいから……来客用のものが無くて、すまない」
課長は少し気まずそうにカップを渡してくれながらソファに座った。
「あ、いえ」
自分でも飲み干せるか不安だったので課長の気遣いにほっとした。手渡されたずっしりと重いカップは、課長が普段使っているものらしい。
確かにデザインも色も男性用に見える。
部屋も家具は少なめですっきりしているし、あまり必要以上に物を持たない性格のようだ。
会社でも机の上はいつも片付いている印象だし、そういえば書類が溜まっているなんていう光景も見たことがない。
なんだか課長らしいな、と思いつつ、食器が誰か前に付き合っていた人の物でないことにほっと安堵していた。
そうだったら、私はきっとショックを受けていた気がする。課長の部屋に過去の交際相手の気配が無くて嬉しいだなんて、我ながら現金だなぁと思う。
私達は今、広いリビングの大きなソファで二人横並びに座っていた。私と課長の間には人間一人分くらいのスペースが空いていて、そこの空気だけ少し緊張しているような感じがした。お互いに、近くに寄って良いか手探りなのだ。
目の前には楕円型の小ぶりな木製テーブルが置かれていた。奥側、白い壁には大きな液晶テレビが取り付けられていて、たぶん七十インチ以上はあるだろうか。
どれもこれも、シンプルだけど良い品だとわかる。けれど一見モデルルームのように綺麗に見えるものの、全く生活感が無いわけでもなく、広さでやや寂しい印象はあってもちゃんと彼がここで暮らしているという温もりめいたものが感じられた。
ここが、課長が過ごしている場所。
課長は自分用に出した黒いカップに淹れた珈琲に口を付けていた。湯気で眼鏡がほんの少し白く雲っている。そのせいで彼の目元が見えない。
課長の部屋で二人きり、という状況がなんだか恥ずかしくて、緊張して、私はついきょろきょろとリビングに視線をさまよわせた。その時、恐らく寝室に続いているのだろう扉の横、黒い両開きの収納棚の上に木製の写真立てがあるのに気付く。ここからでもなんとか写真の様子が見えた。
写真には二人の人物が映っていた。一人は長い黒髪の綺麗な女性だ。その隣には、女性の肩ぐらいの身長の少年が立っている。
少年は満面の笑顔を浮かべていた。残っている面影から、あれは課長だと察せられた。
「……あの、桜。さっき君が見ていたやつ」
「え?」
静かに珈琲を飲んでいた課長が、唇を離し不意に言葉を発した。見ると、顔をやや後ろに傾け視線で窓の方を示している。
それはつい先程、私が見ていた小さな桜の鉢がある場所だった。私も課長に倣い、視線を向ける。
「あれって桜の盆栽ですよね。すごく可愛いです」
「俺がああいうのを育てているのは、意外?」
ことり、と黒いカップをテーブルに置いた課長に聞き返される。どこか真剣な表情だった。
真っ直ぐ私を見ている彼の表情が、なぜだか不安そうに見えた。あの桜に、何かあるのだろうか。
なんとなく、お世辞や社交辞令的なものは口にしない方が良いように感じて、一瞬考えてから口を開く。
「最初見た時は少し、思いましたけど。今はなんというか……課長に似合ってるなって思います。印象が、似ている気がして」
今度は躊躇うことなく、素直に口にした。エプロンの時のように思わず出た感想を気恥ずかしく思うのではなく、今は感じたことをありのまま話した方が良い気がしたのだ。なぜだか課長自身に、それを求められているように感じて。
課長は私の返答を聞いて、ほっと安堵したみたいに頷いた。彼の纏う空気が柔らかくなり、優しい雰囲気がふわりと漂う。けれどどこか、切なさを伴っている気がした。
「印象か……ありがとう。あれは一才桜といって、俺が母から譲り受けたものなんだ。植物を育てるのが好きな人だった。ああ見えて、小さくても割と丈夫なんだ。盆栽で楽しむ人が多くて、大事にしてやれば毎年花をつける。今年は咲くのが遅かったが」
「そう、なんですか」
「ああ」
暫し、沈黙が訪れる。気まずいものではなかったけれど、訪ねて良いものか私は迷った。課長の話に出たお母さんのことだ。
『植物を育てるのが好きな人だった』と過去形で言ったということは、今は傍にいないか、もしくは、と思ったのだ。だけど、そこまで踏み込んでいいかわからない。恐らく写真立ての中にいる人がそうなのだろう。それに写真の中で満面の笑顔を浮かべている少年時代の課長と、今のほとんど笑わない課長との深い関りが、そこにあるように感じた。
私はカップを手にしたまま、小さな桜を見つめた。
「俺が十五の時に母は亡くなったんだ。気にさせたなら、すまない」
「あ、いえ……桜、とても可愛くて、本当に、すごく綺麗です。課長が大事にされてるからでしょうね」
何を言っていいかわからず、ただ桜の感想だけを述べる。十五歳と言えばまだ中学三年生だ。それから課長はどうやって生きてきたのか気になったけれど、なんだか聞ける雰囲気ではなかったので最低限の事だけを口にした。
すると課長はそれに気づいているみたいに私に視線を向けると「ありがとう」と静かに、まるで花びらが一枚地に降り立ったようなほのかな微笑を見せてくれた。
今は亡き、課長のお母さんの桜。
そして、写真立ての中で満面の笑顔を浮かべる少年時代の課長と、今の……滅多と笑わない彼。
以前、地下倉庫で話した時、課長は思いを表情に出すのが苦手だと話してくれた。
けれどもしかすると、苦手なのではなく『苦手になってしまった』のではないだろうか。あの写真立ての課長を見た今となっては、そう感じる。
この人は、何を抱えているんだろう……?
桜から課長に視線を移すと、課長も同じように私を見ていた。互いの視線が交差している。課長の視線は、とても強い。
私がカップをテーブルに置くと、課長がそっと右手を伸ばした。課長の指先が、私の頬に触れる。
「これ以上は、しないから……」
そっと近づいてくる課長の綺麗な顔を最後に瞼と閉じようとした時、そう優しく耳元で告げられた。
唇に口付けが降りてくる。それは珈琲のほろ苦い味がした。
背に腕を回されぐっと抱きしめられて、深いキスの合間にはっと息を吐き出し課長を見る。
彼の眼鏡の硝子に、窓の向こうにある夜空が煌めいていた。
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