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婚約破棄はご自由に
・・・婚約破棄、ですか・・・。
私、アリス・ローゼンルージュ公爵令嬢は今婚約者のザージン伯爵令息に婚約破棄されました。そして勝ち誇ったような顔でこちらを見つつその腕はザージン様に絡ませている一見可憐な令嬢は私の妹・・・ステラてローゼンルージュ侯爵令嬢です。姉妹なのに家格が違うのは私が本家の跡取りで妹は『本家から』『分家へ』養女に出されたからです。まぁ養女に行った先のローゼンルージュ侯爵家は子供がおらず跡取りとのことですけど。
「・・・ザージン様、仰りたいことはそれだけ?」
私の方が家格は上ですから。敬語でなくとも問題ないです。
「ああ!因みに俺が婚約破棄する理由はな、この美しいステラに俺が・・・恋してしまったんだ・・・」
なにうっとりとした顔で婚約破棄の理由を述べてるのかしら?
「お姉様、お許しくださいまし・・・私も悪いんです。彼を・・・ザージンを愛してしまいました・・・。この気持ちを抱えたまま他家からの婿を貰うなんて出来ませんとザージンに打ち明けたのです・・・そしたら彼は俺も同じだと・・・」
えっと、そんなことより私、私付きのメイドのサラレーヌと話したいんだけど?あ、そう、私はメイドさんが大好きなんです!あの優雅な立ち振る舞い・・・そこの妹よりも遥かに洗練された令嬢っぷり・・・。それからあの優雅なスタイル・・・。誰が来ても美しく動きやすいあの服・・・。実は我が公爵家のメイド服は全て私がデザインを手掛けています。それだけメイド服が好きなんです・・・!
「お姉様、どうか・・・。ザージン様とは政略結婚ではありませんか。私に・・・」
は、しまった!語りすぎたせいで私が反対してると思われてしまいました!
「・・・好きにしてくださいまし、ステラ。ザージンさま、わたし、お慕いしておりましたのよ長いこと・・・片想い、ですけれどね・・・」
いいえ本当はこれっぽっちも慕ってなんてません。貴方と結婚するくらいなら私、ギロチンだって怖くないわ。だってザージン、貴方・・・無能なんですもの。
「お姉様・・・!私たち、真実の愛をつらぬきます・・・。ごめんなさい・・・」
キュッと唇を噛んで目をうるうるさせれば許されると思ってるのかしら?この妹は。
「いいのよ、ステラ・・・。ザージン様を私が射止められなかっただけ・・・」
私が慈愛溢れる声と顔で言ってあげると、周りは『ほぅ・・・。お優しい・・・。』『普通なら激怒されても何も言えない仕打ちをされたのに・・・』とか言っている。ステラは調子に乗ったみたい?
「そうですわね。」
ありえない一言をいった。
そうですわね。つまり、『射止められなかったお姉様が悪いんだもの、私悪くなーい』ということ?
「・・・ステラ、お幸せに・・・」
できるだけ優雅にさる私。公爵令嬢らしく、ゆっくりと。
ステラに対して『有り得ない!なんて事を!』とか『信じられないわ。まるで姉のものを獲るのは当然みたいな顔してるわよ!』とかそれはもう誹謗中傷の嵐だった会場を私は後にした。
私、アリス・ローゼンルージュ公爵令嬢は今婚約者のザージン伯爵令息に婚約破棄されました。そして勝ち誇ったような顔でこちらを見つつその腕はザージン様に絡ませている一見可憐な令嬢は私の妹・・・ステラてローゼンルージュ侯爵令嬢です。姉妹なのに家格が違うのは私が本家の跡取りで妹は『本家から』『分家へ』養女に出されたからです。まぁ養女に行った先のローゼンルージュ侯爵家は子供がおらず跡取りとのことですけど。
「・・・ザージン様、仰りたいことはそれだけ?」
私の方が家格は上ですから。敬語でなくとも問題ないです。
「ああ!因みに俺が婚約破棄する理由はな、この美しいステラに俺が・・・恋してしまったんだ・・・」
なにうっとりとした顔で婚約破棄の理由を述べてるのかしら?
「お姉様、お許しくださいまし・・・私も悪いんです。彼を・・・ザージンを愛してしまいました・・・。この気持ちを抱えたまま他家からの婿を貰うなんて出来ませんとザージンに打ち明けたのです・・・そしたら彼は俺も同じだと・・・」
えっと、そんなことより私、私付きのメイドのサラレーヌと話したいんだけど?あ、そう、私はメイドさんが大好きなんです!あの優雅な立ち振る舞い・・・そこの妹よりも遥かに洗練された令嬢っぷり・・・。それからあの優雅なスタイル・・・。誰が来ても美しく動きやすいあの服・・・。実は我が公爵家のメイド服は全て私がデザインを手掛けています。それだけメイド服が好きなんです・・・!
「お姉様、どうか・・・。ザージン様とは政略結婚ではありませんか。私に・・・」
は、しまった!語りすぎたせいで私が反対してると思われてしまいました!
「・・・好きにしてくださいまし、ステラ。ザージンさま、わたし、お慕いしておりましたのよ長いこと・・・片想い、ですけれどね・・・」
いいえ本当はこれっぽっちも慕ってなんてません。貴方と結婚するくらいなら私、ギロチンだって怖くないわ。だってザージン、貴方・・・無能なんですもの。
「お姉様・・・!私たち、真実の愛をつらぬきます・・・。ごめんなさい・・・」
キュッと唇を噛んで目をうるうるさせれば許されると思ってるのかしら?この妹は。
「いいのよ、ステラ・・・。ザージン様を私が射止められなかっただけ・・・」
私が慈愛溢れる声と顔で言ってあげると、周りは『ほぅ・・・。お優しい・・・。』『普通なら激怒されても何も言えない仕打ちをされたのに・・・』とか言っている。ステラは調子に乗ったみたい?
「そうですわね。」
ありえない一言をいった。
そうですわね。つまり、『射止められなかったお姉様が悪いんだもの、私悪くなーい』ということ?
「・・・ステラ、お幸せに・・・」
できるだけ優雅にさる私。公爵令嬢らしく、ゆっくりと。
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