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高等学園編
入学式と騒動
そんなこんなで今日は入学式です。
ステラも何故か新入生です。
あ、言いそびれていましたが、私とステラは双子なのです。ですがどうやら一卵性双生児と言うやつらしく、外見はほとんど違います。
私はハニーブロンドのふんわりウェーブ付きで腰まである髪を下ろしていますけど、ステラは淡桃
の髪の毛をサイドに分けて縛ってあります。
(いわゆるツインテール)
そこにピンクのリボンを2つづつ付けて、さらにレースのヘアピンで前髪を留めています。なんてコッテコテなんでしょう。
「それでは、首席新入生の挨拶です・・・」
私ですね。
「アリス・ローゼンルージュ公爵令嬢、前へ」
「はい。」
う~。なんだか緊張してきました。
「・・・」
堅苦しい挨拶なんてめんどくさいですが、やらなければいけないので仕方ないですね。
「なんでですのっ!!」
あら?聞き覚えのある耳障りの悪い声ですこと。
「ステラ様、落ち着いてくださいまし。」
「そうですわステラ様。折角の姉君の晴れ舞台ですのよ。」
あら?聞き覚えのある耳障りの悪い声だとは思いましたけれど、まさかステラだったの?
「それが納得いきませんのよ!!お姉様が首席ならば双子の私も首席なはず!むしろ私を首席とするべきではないのですか!!!」
ん?言ってる意味がわかんないですね。
「ステラ様、アリス様は満点をとられたので首席なんですの。ステラ様は満点ではなかったのでしょう?」
「なぁっ!!!あなた、誰に口を聞いているのか分かっているの?私はローゼンルージュ侯爵令嬢!!レーミット嬢、貴女、御実家は子爵家でしたわよね?子爵家の者がこの私に意見して許されるとでも?口を慎みなさい!」
それを言ったら私は公爵令嬢ですけど。
「ステラ、見苦しいわ。権力を笠に着て罪なき者を糾弾するなんて。」
「っ!!お姉様!お言葉ですが、私は糾弾などしておりません!上に立つものとして、下の者の躾をしてるだけでございます!」
「・・・先生、少しお耳を貸していただけますこと?」
近くにいた学園長先生(女性)に耳打ちしておきましょう。
「ステラは摘み出して頂いて問題ございません。」
「・・・わかったわ。」
私がふっと離れるとステラは勘違いしたみたく、
「お姉様もようやく首席の座を譲る気になったのね!」
なんて言ってる。変な人よね。
「ステラ嬢、此方へおいでなさい。お話があります・・・皆さん、続けていてくださいね」
しん・・・と静まり返った会場。ステラが意気揚々と会場を出たのをみて実行委員の先輩が「新入生挨拶、改めまして、アリス・ローゼンルージュ公爵令嬢。」
「はい。」
私はゆっくりと、でも無駄のない所作でマイクを取上げました。
「皆様、入学初日よりお見苦しい真似をした妹・・・従姉妹が申し訳ございません。・・・」
堅苦しい内容なんて興味無いと思われますので省かせて頂きますね。とりあえず、
「ご清聴、ありがとうございました、先輩方。」
と礼をして締めましたよ。
するとなんと拍手喝采。驚きました。
クラス分けを見て思いました。
私は特待生で特別進学学級なんですけど、
ステラは裏から2番目で成績の特に悪い人の集まるEクラス。この学園はA~EまでのクラスがありAにより近いほど成績が良いとされています。あの子、これでよく首席なんて言えたわね。
ステラも何故か新入生です。
あ、言いそびれていましたが、私とステラは双子なのです。ですがどうやら一卵性双生児と言うやつらしく、外見はほとんど違います。
私はハニーブロンドのふんわりウェーブ付きで腰まである髪を下ろしていますけど、ステラは淡桃
の髪の毛をサイドに分けて縛ってあります。
(いわゆるツインテール)
そこにピンクのリボンを2つづつ付けて、さらにレースのヘアピンで前髪を留めています。なんてコッテコテなんでしょう。
「それでは、首席新入生の挨拶です・・・」
私ですね。
「アリス・ローゼンルージュ公爵令嬢、前へ」
「はい。」
う~。なんだか緊張してきました。
「・・・」
堅苦しい挨拶なんてめんどくさいですが、やらなければいけないので仕方ないですね。
「なんでですのっ!!」
あら?聞き覚えのある耳障りの悪い声ですこと。
「ステラ様、落ち着いてくださいまし。」
「そうですわステラ様。折角の姉君の晴れ舞台ですのよ。」
あら?聞き覚えのある耳障りの悪い声だとは思いましたけれど、まさかステラだったの?
「それが納得いきませんのよ!!お姉様が首席ならば双子の私も首席なはず!むしろ私を首席とするべきではないのですか!!!」
ん?言ってる意味がわかんないですね。
「ステラ様、アリス様は満点をとられたので首席なんですの。ステラ様は満点ではなかったのでしょう?」
「なぁっ!!!あなた、誰に口を聞いているのか分かっているの?私はローゼンルージュ侯爵令嬢!!レーミット嬢、貴女、御実家は子爵家でしたわよね?子爵家の者がこの私に意見して許されるとでも?口を慎みなさい!」
それを言ったら私は公爵令嬢ですけど。
「ステラ、見苦しいわ。権力を笠に着て罪なき者を糾弾するなんて。」
「っ!!お姉様!お言葉ですが、私は糾弾などしておりません!上に立つものとして、下の者の躾をしてるだけでございます!」
「・・・先生、少しお耳を貸していただけますこと?」
近くにいた学園長先生(女性)に耳打ちしておきましょう。
「ステラは摘み出して頂いて問題ございません。」
「・・・わかったわ。」
私がふっと離れるとステラは勘違いしたみたく、
「お姉様もようやく首席の座を譲る気になったのね!」
なんて言ってる。変な人よね。
「ステラ嬢、此方へおいでなさい。お話があります・・・皆さん、続けていてくださいね」
しん・・・と静まり返った会場。ステラが意気揚々と会場を出たのをみて実行委員の先輩が「新入生挨拶、改めまして、アリス・ローゼンルージュ公爵令嬢。」
「はい。」
私はゆっくりと、でも無駄のない所作でマイクを取上げました。
「皆様、入学初日よりお見苦しい真似をした妹・・・従姉妹が申し訳ございません。・・・」
堅苦しい内容なんて興味無いと思われますので省かせて頂きますね。とりあえず、
「ご清聴、ありがとうございました、先輩方。」
と礼をして締めましたよ。
するとなんと拍手喝采。驚きました。
クラス分けを見て思いました。
私は特待生で特別進学学級なんですけど、
ステラは裏から2番目で成績の特に悪い人の集まるEクラス。この学園はA~EまでのクラスがありAにより近いほど成績が良いとされています。あの子、これでよく首席なんて言えたわね。
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