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6話 夜の中で
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夜も、更けて、
だんだんと、空気が冷たくなってきました。
レオちゃんは、
ぶるぶると、震えていました。
「さむいわ・・」
―――――――――――――――――――――――――
2.
「レオ、どうしてるかな。
もう、拾ってもらったかなぁ。」
いま頃、レオちゃんは、
広いお庭で、
お肉に、かぶりついているはずでした。
でも、
「もし、誰も拾ってくれなかったら、どうしよう。
あしたの朝には、冷たい霜が降る。
けさ、学校へいく時に、
霜を踏んで行ったんだっけ。」
少年は、心配になりました。
「レオに、毛布も置いてこなかった。」
少年は、毛布を持って、
お母さんに見つからないように、
こっそりと、玄関から、町へ出てゆきました。
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