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プロローグ
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単語 日常は長くは続かない
毎日何かしらの変化があり、日常の一部は知らない間に変わっていく。
それにも順応しそれを日常として今日も過ごす。
そんな夢#を見た
目覚まし時計のうるさい音を止めて目を覚ます。
午前7時20分、いつもよりすごく早く起きたなと眠気が残る頭で考える。
俺は霧崎覇龍。一般にキラキラネームと呼ばれそうな名前なだけのありきたりな人だ
知り合いからはよく、「りゅう」と呼ばれている。
今は春休み。高校受験が終わり、友人にからかわれて変えた第一志望校にあっさりと落ち。
第二志望校という名の第一志望への準備も終え一番のびのびできる時期だ。
今日は何をしようか、何か用事はあったかとカレンダーを見て…
背筋が寒くなるのを感じた。
今日は高校の入学式だ。
友人と行く約束をしており、その時間まで残り10分もない。
新しい制服を着てワクワクするとか高校での楽しい経験を創造する暇なんて少しもない。
友人が呼びだす声に「あとちょっと待ってて」と言い捨てながら学校に行く準備を進めた。
待たせていた友人に謝りながら合流する。
「おはよ~」
とあいさつをするのは千葉快斗。
賢いらしいが全くそんな気配がなく、中学校では知り合い全員からミステリアスとか謎が多いとか散々言われていた可哀想で不思議な奴だ。
「遅かったけど大丈夫?」
と声をかけてくるのは一ノ瀬優斗。
幼馴染で快斗ともう一人のいうところのヒロイン力とやらがものすごく高い。
刺繍、料理、何でもできるし
優しいからか男なのに同性からの告白が数か月に一度起こる。
「りゅう、月花は今日休むって」
優斗がそう伝えてくれる
北川月花、快斗と一緒にヒロイン力やら主人公力などを提唱したり、TRPGのシナリオを作ったりしている。
小柄で4人の中で唯一の女性だ。
そこに俺を加えた四人でよく遊んだり話したりしている。
「残念だったな」
と返し、時間を聞くと集合時間まではまだ時間があったのでゆっくりと話しながら歩く。
途中で快斗が「自分の選択を後悔しないでよ」などと意味深な事を言ったりしながら俺たちは高校に向かっていった。
今日からまた新しく楽しい日常が始まる。そんな予感がした。
でも、日常は、たった一つの違いで、崩れていく。
「危ない!!」
その言葉は誰に向けてか、誰が言ったのか、一瞬わからなかった。
誰に向けてかはすぐに分かった。
だから走り出した。
そして突き飛ばした。
俺ははねられていた。
空に飛ぶ。
落ちるまでの時間が長く感じる。
今までの記憶が走馬灯のように駆けていく。
最後に流れたのは3人で話しているときに快斗が言っていた
「自分の選択を後悔しないでよ」
という言葉だった。
地面にたたきつけらる。
朦朧とする意識の中最後に見えたのは駆け寄ってくる優斗と4つの目だった。
毎日何かしらの変化があり、日常の一部は知らない間に変わっていく。
それにも順応しそれを日常として今日も過ごす。
そんな夢#を見た
目覚まし時計のうるさい音を止めて目を覚ます。
午前7時20分、いつもよりすごく早く起きたなと眠気が残る頭で考える。
俺は霧崎覇龍。一般にキラキラネームと呼ばれそうな名前なだけのありきたりな人だ
知り合いからはよく、「りゅう」と呼ばれている。
今は春休み。高校受験が終わり、友人にからかわれて変えた第一志望校にあっさりと落ち。
第二志望校という名の第一志望への準備も終え一番のびのびできる時期だ。
今日は何をしようか、何か用事はあったかとカレンダーを見て…
背筋が寒くなるのを感じた。
今日は高校の入学式だ。
友人と行く約束をしており、その時間まで残り10分もない。
新しい制服を着てワクワクするとか高校での楽しい経験を創造する暇なんて少しもない。
友人が呼びだす声に「あとちょっと待ってて」と言い捨てながら学校に行く準備を進めた。
待たせていた友人に謝りながら合流する。
「おはよ~」
とあいさつをするのは千葉快斗。
賢いらしいが全くそんな気配がなく、中学校では知り合い全員からミステリアスとか謎が多いとか散々言われていた可哀想で不思議な奴だ。
「遅かったけど大丈夫?」
と声をかけてくるのは一ノ瀬優斗。
幼馴染で快斗ともう一人のいうところのヒロイン力とやらがものすごく高い。
刺繍、料理、何でもできるし
優しいからか男なのに同性からの告白が数か月に一度起こる。
「りゅう、月花は今日休むって」
優斗がそう伝えてくれる
北川月花、快斗と一緒にヒロイン力やら主人公力などを提唱したり、TRPGのシナリオを作ったりしている。
小柄で4人の中で唯一の女性だ。
そこに俺を加えた四人でよく遊んだり話したりしている。
「残念だったな」
と返し、時間を聞くと集合時間まではまだ時間があったのでゆっくりと話しながら歩く。
途中で快斗が「自分の選択を後悔しないでよ」などと意味深な事を言ったりしながら俺たちは高校に向かっていった。
今日からまた新しく楽しい日常が始まる。そんな予感がした。
でも、日常は、たった一つの違いで、崩れていく。
「危ない!!」
その言葉は誰に向けてか、誰が言ったのか、一瞬わからなかった。
誰に向けてかはすぐに分かった。
だから走り出した。
そして突き飛ばした。
俺ははねられていた。
空に飛ぶ。
落ちるまでの時間が長く感じる。
今までの記憶が走馬灯のように駆けていく。
最後に流れたのは3人で話しているときに快斗が言っていた
「自分の選択を後悔しないでよ」
という言葉だった。
地面にたたきつけらる。
朦朧とする意識の中最後に見えたのは駆け寄ってくる優斗と4つの目だった。
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