世界は冒険に満ちている!(笑)

みやさん

文字の大きさ
12 / 50

鍛錬!鍛錬!

しおりを挟む
青空の下、広がる緑の草の絨毯の上。
今日も懸命にユータは剣の鍛練を重ねていた。

シュッ!ザシュッ!シュッ!

空気を切るような剣を振る音が響いている。ユータは集中を切らさないよう一心不乱に剣を振る。
横には相棒のアッシュも控えている。
アッシュはユータを見つめ、応援するかのように待機していた。


「・・・・・・・・・・あれ?なんだろ?」


ふと、ユータの顔の近くにフワフワした光の玉が浮いていた。光を浴びると七色に光り、とても綺麗だ。


「アッシュ、きれいだね。なんだろう、これ?」


パァンッ

おもむろにユータの顔の前にあった光の玉が弾けた!


「なんだっ!?攻撃されたのか?!アッシュ油断するなよ!」
「ワウンッ!」


すると次から次へと光の玉が飛んでくる。あるものは上と飛んでいき、弾ける。またあるものは地面へと落ちて消える。それ以外にもユータの方へ向かってくるものも多かった。
得体の知れない攻撃を受けたユータは、剣を振るう。
ひとつひとつを剣で叩き斬っていく。


「だめだ!全然追いつかない!」


斬っても斬っても次から次へと湧いて出てくる光の玉。なかなか減るような気配を見せない。そんなユータを助けようとユータの前にアッシュが飛び出してきた。
そして、光の玉を口で攻撃し始めたのだった!


「アッシュ!毒攻撃かも知れないから気をつけるんだ!」
「ガウッ」


分かっているのかいないのか、アッシュは口での攻撃をやめない。
それどころか、アッシュはさらに攻撃をしていく。
光の玉はユータとアッシュの攻撃でも捌ききれず、体に当たって破裂していく。
すると、やはり毒が入っていたのか手足が痺れてきた。


「・・・やっぱり、毒が含まれていたか・・・手足が痺れてきた。アッシュは大丈夫か?」


手を動かしながら、アッシュの様子を窺う。
しかし、アッシュは毒が効いていないかのような素早い動きで光の玉を攻撃している。そこには痺れているような様子もない。

(ん?アッシュには毒が効かないのか?)

ならばと、ユータはアッシュに前衛を任せて、自分は後衛へと移動した。そして手裏剣を取り出し、光の玉に向けて狙いを定めた。

ヒュッ!シュババババ!

アッシュの後ろからの手裏剣の乱れ打ち!光の玉は次々と弾けて消えていった!


「よし!いい感じだぞっ!あともう少し頑張るぞ!」


その時、ユータの放った手裏剣の1つが木の影に飛んで行った。ユータは外したか・・・と思ったが木の影から、


「ぎゃあぁぁぁぁぁ!」


突然の叫び声が響いた。
すると今まで、たくさん飛んでいた光の玉がふっと消えたのだった。


「えっ・・・?」
「ワフっ?」


突然の事に一瞬、呆気にとられたユータだったがすぐに正気を取り戻し、声が聞こえてきた所を確認しに行く。


「まだ何があるか分からないぞ。慎重に確認するんだ。分かったなアッシュ!」
「ワウッ!!」


そろそろと近づいて行くと、根本に緑色の筒が落ちていた。
慎重にそれを拾う。


「何かは分からないが、ここに魔物が潜んでいたみたいだな。そして、これがドロップ品ということかな?」
「ワンッ」
「はぁ、とりあえず無事でよかった!アッシュも平気か?」
「ワンッワンッ!」


ひとまず危機を乗り越えたユータだった。そんなユータの周りをアッシュが嬉しそうに飛び跳ねているのだった。














「ママ~!もう一回しゃぼん玉やってー!」
「はいはい!ちょっとだけ待って~。シャボン液が無くなったから追加するわね。」
「はーい!早くね~!」


しゃぼん液を入れながら、ママはぼやいていた。


「ふぅ・・・息が続かなくて、ちょっと苦しいわ。電動でも買おうとかしら?手裏剣もぶつけられて痛いし・・・はぁ。」



ーーーーー
ちなみにユータの手が痺れたのは疲れたからでした。笑
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメンエリートは愛妻の下僕になりたがる(イケメンエリートシリーズ第四弾)

便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC” 謎多き噂の飛び交う外資系一流企業 日本内外のイケメンエリートが 集まる男のみの会社 そのイケメンエリート軍団のキャップ的存在 唯一の既婚者、中山トオルの意外なお話 中山加恋(20歳) 二十歳でトオルの妻になる 何不自由ない新婚生活だが若さゆえ好奇心旺盛 中山トオル(32歳) 17歳の加恋に一目ぼれ 加恋の二十歳の誕生日に強引に結婚する 加恋を愛し過ぎるあまりたまに壊れる 会社では群を抜くほどの超エリートが、 愛してやまない加恋ちゃんに 振り回されたり落ち込まされたり… そんなイケメンエリートの ちょっと切なくて笑えるお話

ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった

仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。 そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?

一国一城の主を目指す!〜渇望の日々を超えて。

リョウ
ファンタジー
 何者かになりたかった。  だが現世でその願いは叶わず、男は敗北感と悲嘆を胸に沈んでいた。  そんな彼の前に現れたのは、一柱の女神。  導かれるまま異世界へ転移した男は、新たにレイと名乗り、剣も魔法も身分もない底辺から成り上がることを決意する。  冒険者として生きる術を学び、魔法を覚え、剣を磨き、人と裏社会を見極めながら、レイは少しずつ力を蓄えていく。  目指すのは、ただ生き延びることではない。  一国一城の主となり、この世界で“何者か”になること。  渇望を燃料に、知恵と執念で上へ上へと這い上がる、ファンタジー成り上がり譚。

女の子がほとんど産まれない国に転生しました。

さくらもち
恋愛
何番煎じかのお話です。 100人に3~5人しか産まれない女の子は大切にされ一妻多夫制の国に産まれたのは前世の記憶、日本で亭主関白の旦那に嫁いびりと男尊女卑な家に嫁いで挙句栄養失調と過労死と言う令和になってもまだ昭和な家庭!でありえない最後を迎えてしまった清水 理央、享年44歳 そんな彼女を不憫に思った女神が自身の世界の女性至上主義な国に転生させたお話。 当面は2日に1話更新予定!

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について

国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”  人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!

子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました

もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!

処理中です...