【BL:R18】ある高級男娼の始まり

時枝蓮夜

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高級男娼になりましょう

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  あ、まただ。またあの日の…、見知らぬ男達に一晩中犯され続けた時の夢ー…。

  たいした前戯もアナルの拡張も濡らされもせず、ただ男達の未開発、未調教の処女男を貪ってみたいという欲望の餌食となり、純潔を荒々しく食い散らされた悪夢。

  一晩の間に3人の男に輪姦まわされ、幼かった体は壊れる寸前まで手酷く扱われた恐怖の時間のー…。

      ◇

「やあ、マナラ。今朝は顔色が優れないね。
  食事は摂れたかな?」

  この美丈夫の優しい青年が僕の調教師さま。スクールで婚約者さまを迎えに来られたお姿を見かけ、仄かな恋心を抱いた方でもある。

  まさかそんな方が僕の調教師さまになるとは思わなかった。レイプ、それも輪姦まわされ、純潔を失った事なんて知られたくなかったお方でもある。

「…はい、僅かですが食べました」

「また宜しくない夢をみたのかな?」

「ー…」

「貴方は無惨に純潔を失っても尚、とても美しい。自信を持ちなさい」

「ご主人さま」

  ご主人さまはそう言って、優しく微笑んで下さる。

「恐怖が癒え、数多の顧客を手玉に取る素晴らしい高級男娼に育てて差し上げます。
  さあ、今日の調教を始めましょう」

「はい、ご主人さま。良しなに」

  輪姦され純潔を失った事を知られたくなかったお方ではあるけれど、このお方に調教して頂けるのはとても嬉しい。

  まだ消えない恋心が、甘く体を痺れさせるのだから。

      ◇

「今朝は乳首調教クリップの留め方が甘いですね。アナルバイブも喰み方が甘く、まだ余裕が残っていますが良いでしょう」

  大きなベッドが2台と調教ベッドが2台置かれた広い調教室。そこで僕は他の調教を受ける男子達と一緒に調教を受ける。

  何人もと一緒の部屋で調教を受けるのはあの夜の記憶が蘇って恐いのだが、恋心を抱いているお方の優しい調教のおかげかずいぶんその記憶は和らいだ。
  調教もスムーズに受けられるようになってきて、先日は褒めて頂いたくらいだ。

  男娼館で兄さんの禿をしているので通いでこの調教館に参じるのだけど、来る前に自分で乳首調教クリップの装着と、アナル拡張バイブのインサートを済ませておくのが決まりだ。
  調教時間を目一杯、調教のために使うためだ。

  なのになぜ、あの夜の忌まわしい記憶の夢なんて見たのだろうー…。

「サラーザ、ママラ、あなた達はこのダブルカリ首バイブを使ってセックスをなさって下さい。
  こちらへ見せ付けて、こちらを煽るつもりで」

  彼らは同じご主人さまに仕える個人持ちの男娼なのだそうだ。見目は大変美しい整った顔立ちなのだが、調教も受けた事があるのにセックスが大変下手なのだ。

  二人を番わせて見て楽しむのも一興と楽しみにしていたご主人さまがあまりの下手さに、再調教に踏み切ってここへ預けられたという経緯だそうだ。

「さあ、始めて下さい。
  マナラ、あなたも調教を始めましょう」

  肉食獣のような雄々しい声での宣言。一瞬、お腹の奥がきゅんっとします。

「はい、宜しくおたの申します」

  僕は男娼特有の言い方で答える。
  そしてベッドへ上がって調教を待ちます。

      ◇

「では、アナルバイブをことさらいやらしく引抜く様を見せつけるように抜いて下さい」

「はい、ご主人さま。ご覧になって下さいませ」

  穢れた体とはいえ、恋しいお方に乱れる姿を見られるのはとても燃える。

  僕は仰向けで寝転がった状態から、腰を浮かせてアナルが良く見えるようにポージングする。足をしっかり開くのも忘れない。

「足はここまで開いて、奥まで見えやすいようにいたしましょう。
  腰はアナル位置をもっと気をつけて、奥まで見せつけるつもりで気を配って。
  それを気をつけながらもう一度やり直しを」

  レイプされた記憶が拭えず、どうしても開脚も腰上げも甘くなり、よく注意されるポーズだ。

  ご主人さまが僕の足を優しく掴んで開き、お尻の下に手を回して腰の高さを教えて下さいます。

  ゴム手袋ごしでも、触れられると心臓がとくりと跳ねるのを押さえ切れない。

「あいすみません」

  僕は言いつけ通り、ベッドに寝転んでいたところからやり直す。

  足に触れて開かれた角度、お尻に触れて高く掲げられた角度を思い出す。

「宜しいですね。その角度を体で覚える練習をなさっていて下さい」

「あい」

      ◇

  ご主人さまは一つ頷くと、隣のベッドの二人に向かい合われる。

  そして、ただ力任せにインサートはしないように、受け入れやすい角度がありますからそれにそってインサートを、など注意点をあげて手を添えて教えていらっしゃる。

  僕はその様子から目を外すと、自分に与えられた課題を始める。

  今は隣のベッドの二人に触っているご主人さまの手を思い出しながらー…。



「きれいなポージングになりましたね。宜しいですね。
  きれいなポージングは貴方をより美味しく見せます。いつか情夫ふときゃくにと思う方ができた時、きっと貴方の武器になりますからそのポージングを忘れませんよう」

  情夫ふときゃく…。ご主人さまが僕の情夫ふときゃくになって下されば…、僕は…。

「このまま続きを。思う情夫ふときゃくの心を掴むつもりでアナルバイブを抜く乱れた姿を意識して抜いて下さい」

「あい」

  僕はお作法通り、腰の下から手をバイブに伸ばす。体の下から手を伸ばし、手で隠れる部分を少なくするためのお作法だ。

「…ンっ」

  くちゅり、とバイブで中を一撫でする。そして名残を惜しむように、きゅうっと締め付けながら半分ほど引き抜く。

  はあと、深い息を吐き出し、“あなた”を受け入れる。“あなた”が僕の狭い隘路を愛でていると行動で示してくれているかのように、ゆるりゆるりと隘路に喰まれる具合を確かめるように進む…。

  細く滑らかな“あなた”は滞る事なく、根元まで僕を穿つ。そしてまた僕から離れようと、するりと隘路を引き返してゆく。

  僕は離れたくなくて、一生懸命喰んで追いすがる。中もひくひくうねっているのか、さっきより抜けにくい。

  どうか捨てないで。無惨に純潔を散らされた僕を憐れと思うなら、どうか捨てないで!

  もうほとんど出ていた“あなた”は一息に隘路を進んで僕の中に戻って来てくれた。ああ、嬉しい!
  アナル口を窄め、隘路も窄まるようお尻に力を入れ、喜びを表現する。

  ー………。

      ◇

「今日のアナルバイブ抜きは極上でしたね。
  初心な喘ぎとの落差がより、アナルバイブ抜きを際立たせておりました」

  だって、ご主人さまに惚れてもらうためのアナルバイブ抜きでしたから、熱もこもります。

「あい、ありがとうありんす」

  僕はイッて荒い息の中、お礼を述べる。

「本日も最後は前立腺責めです。前回、連続イキを気になさってましたが、たくさんイッてかまいません。アナルセックスは気持ち良いと体に教えて差し上げておりますので、連続イキは良い反応です。
  起きられましたらいつも通り、アシスタントに申し付けて中の残滓を掻き出させ、身を浄めてお帰り下さい」

「あい」

「それから、次回から使うバイブを変更します。アナルオナニーに必ずお使い下さい。潤滑油もご用意して一緒に置いておきますので、忘れずにお持ち帰りを」

「あい」

  一時間の調教はあっという間に終わりの時間を迎る。

  調教の最後。ご主人さまのお手での前立腺責めももう三度目。体がレイプされた恐怖ではなく、ご主人さまにイカされる狂しい絶頂を刻み始めている。

「あい、良しなに乱してくんなまし」

  僕は火照る体をご主人さまに差し出した。
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