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第四十話 勇者の乱心
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モンドは曲がった事が嫌いだった。
人の善意を踏み躙るようなやからは特に嫌いな
のだ。
誠治の誠実なところが気に入った。
陸の不器用で、それでも他人を気遣える所が気
にいっていた。
最初二人に誘われた時は、迷う事なくすぐ彼ら
のパーティー入った。
それからは、長い旅だった。
そして、やっと手にした平和な日々。
そこで犠牲になってしまった陸。
目の前で冷たくなっていく彼を見送り、平和を
噛み締める日々を送っていた。
だが、陸をなくした勇者は、もう前までの彼と
は別人のようだった。
今も、無気力で何もする気がない。
むしろ、前のように積極的に人助けをして居た
のが異常だったのかもしれない。
こっちの方が彼の素なのかもしれない。
それでも、やはりモンドには悲しかった。
「おらおら、こっちだ!お前らの相手は俺だろ?」
モンドは自分の方へとヘイトを向けさせると殴り
飛ばしたのだった。
だが、数人勇者の方へと行ってしまった。
これにはもう止めようがなかった。
「おい、すました顔して俺は関係ありませんっと
でも言う気か?」
「おいおい、こいつ剣持ってるぜ?こんな優男が
でかい剣持ってよう。見せかけにも限度がある
ぜ?」
勇者は普通の人より力が強い。
だから、大きな重い剣を軽々と振り回せるのだ。
こいつらは勇者の顔を知らないのかもしれない。
誠治が額を抑えると面倒くさそうに見上げた。
「あぁ………面倒だな……」
ポツリと言葉を漏らすと、剣に手をかけた。
その瞬間、目の前の男達の頭がポロリと床に落
ちたのだった。
モンドが素手で殴っていたのは、相手を殺さな
い為で、武器を使うと確実の殺してしまう可能
性があったからだった。
だが、今の勇者はそんな事はどうでもいいのだ。
邪魔な者は殺す。
その事で周りがどう思おうがどうでもいいのだ。
気を使うこともしない。
たった一人のパーティーメンバーが居なくなった
だけで、ここまで変わってしまうとは。
「勇者様、それはやり過ぎですよ」
「なにっ。勇者だと?」
「おい、引くぞ。俺らは帰る。」
「待ってくれ、兄貴~」
モンドがわざと「勇者」と言う敬称で呼ぶ事で、
自ら帰るように誘導したのだった。
店では、歓声が上がったが、勇者は何も感じて居な
い。
ただ、煩いと言うように再び酒を煽ったのだった。
人の善意を踏み躙るようなやからは特に嫌いな
のだ。
誠治の誠実なところが気に入った。
陸の不器用で、それでも他人を気遣える所が気
にいっていた。
最初二人に誘われた時は、迷う事なくすぐ彼ら
のパーティー入った。
それからは、長い旅だった。
そして、やっと手にした平和な日々。
そこで犠牲になってしまった陸。
目の前で冷たくなっていく彼を見送り、平和を
噛み締める日々を送っていた。
だが、陸をなくした勇者は、もう前までの彼と
は別人のようだった。
今も、無気力で何もする気がない。
むしろ、前のように積極的に人助けをして居た
のが異常だったのかもしれない。
こっちの方が彼の素なのかもしれない。
それでも、やはりモンドには悲しかった。
「おらおら、こっちだ!お前らの相手は俺だろ?」
モンドは自分の方へとヘイトを向けさせると殴り
飛ばしたのだった。
だが、数人勇者の方へと行ってしまった。
これにはもう止めようがなかった。
「おい、すました顔して俺は関係ありませんっと
でも言う気か?」
「おいおい、こいつ剣持ってるぜ?こんな優男が
でかい剣持ってよう。見せかけにも限度がある
ぜ?」
勇者は普通の人より力が強い。
だから、大きな重い剣を軽々と振り回せるのだ。
こいつらは勇者の顔を知らないのかもしれない。
誠治が額を抑えると面倒くさそうに見上げた。
「あぁ………面倒だな……」
ポツリと言葉を漏らすと、剣に手をかけた。
その瞬間、目の前の男達の頭がポロリと床に落
ちたのだった。
モンドが素手で殴っていたのは、相手を殺さな
い為で、武器を使うと確実の殺してしまう可能
性があったからだった。
だが、今の勇者はそんな事はどうでもいいのだ。
邪魔な者は殺す。
その事で周りがどう思おうがどうでもいいのだ。
気を使うこともしない。
たった一人のパーティーメンバーが居なくなった
だけで、ここまで変わってしまうとは。
「勇者様、それはやり過ぎですよ」
「なにっ。勇者だと?」
「おい、引くぞ。俺らは帰る。」
「待ってくれ、兄貴~」
モンドがわざと「勇者」と言う敬称で呼ぶ事で、
自ら帰るように誘導したのだった。
店では、歓声が上がったが、勇者は何も感じて居な
い。
ただ、煩いと言うように再び酒を煽ったのだった。
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