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第二話 告白
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荒太が慌てて飲み物を買いに出て行った後で、恵が曲を歌い終わると
真剣な顔で俊が見つめていた。
「俊くん、どうしたの?」
「恵に。大事な話があるんだ…」
「うん…分かった。なに?」
「俺と付き合ってくれ!俺は恵の事がずっと好きだったんだ。」
聞き流すように首を傾げると驚きで声が漏れた。
「ちょっと待って…この前彼女出来たからって言ってなかった?」
「あぁ、荒太にも言われたが…別れたんだ。やっぱり恵の事が好きだ!」
「そ、そんな…荒太にはなんていうのさっ!」
「もう言った。頑張れって応援してくれた。好きな人に性別は関係ない
って言ってくれたし、今も気を使って二人にしてくれたんだ」
「荒太も知ってて?」
「あぁ。俺はもう、自分の気持ちに偽りたくない!だからなんと言われて
もいい。自分の気持ちを伝えようと思ったんだ。気持ち悪かったら断っ
てくれてもいい。これからも親友でいて欲しい」
俊があまりに真剣に言うので恵は笑えてきてしまった。
「やだ~俊ったら~。女子にモテモテなのに、僕を選ぶの?」
「真剣なんだ!」
「うん、分かってる。僕も俊の事好きだよ。付き合おっか?」
「いいのか!本当にいいのか!マジで嘘じゃないよな!」
「もう、大袈裟だな~。俊は本当に僕でいいの?」
「あぁ、勿論だ。ずっと好きだったんだから…」
寄り道はしたものの、俊は恵と付き合える事がすごく嬉しかったのか、抱
きしめていた。
恵の温もりを腕に抱き締めると顔が熱くなってくる。
「あっ、いきなり…ごめん」
「いいよ、もう僕達付き合ってるんだからね?」
恵の顔が近づくと唇に当たる。
俊は女子と付き合っててもまだウブなところが多くあった。
恵の方が大人びていてなんでも知っていた。
最初女子と付き合う時もゴムの付け方や、使い方を教えたのも恵だった。
「明日は荒太にお礼言わなきゃだな~」
「そうだね~、荒太には感謝しなくちゃ」
見下ろすと恵の微笑む顔が近くにあって俊はドキドキしっぱなしだった。
「荒太遅いな~」
「そうだね?」
スマホを眺めるとLINEに『ごめん、親に呼び出されたから帰る』と書かれていた。
「ぷーーーっ!」
「あいつ、本当に帰ったのか…」
「優しいね…今日は親遅いんだけど、この後うちに来る?」
「う、うん。」
恵の誘いに俊は喜んで応じたのだった。
真剣な顔で俊が見つめていた。
「俊くん、どうしたの?」
「恵に。大事な話があるんだ…」
「うん…分かった。なに?」
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聞き流すように首を傾げると驚きで声が漏れた。
「ちょっと待って…この前彼女出来たからって言ってなかった?」
「あぁ、荒太にも言われたが…別れたんだ。やっぱり恵の事が好きだ!」
「そ、そんな…荒太にはなんていうのさっ!」
「もう言った。頑張れって応援してくれた。好きな人に性別は関係ない
って言ってくれたし、今も気を使って二人にしてくれたんだ」
「荒太も知ってて?」
「あぁ。俺はもう、自分の気持ちに偽りたくない!だからなんと言われて
もいい。自分の気持ちを伝えようと思ったんだ。気持ち悪かったら断っ
てくれてもいい。これからも親友でいて欲しい」
俊があまりに真剣に言うので恵は笑えてきてしまった。
「やだ~俊ったら~。女子にモテモテなのに、僕を選ぶの?」
「真剣なんだ!」
「うん、分かってる。僕も俊の事好きだよ。付き合おっか?」
「いいのか!本当にいいのか!マジで嘘じゃないよな!」
「もう、大袈裟だな~。俊は本当に僕でいいの?」
「あぁ、勿論だ。ずっと好きだったんだから…」
寄り道はしたものの、俊は恵と付き合える事がすごく嬉しかったのか、抱
きしめていた。
恵の温もりを腕に抱き締めると顔が熱くなってくる。
「あっ、いきなり…ごめん」
「いいよ、もう僕達付き合ってるんだからね?」
恵の顔が近づくと唇に当たる。
俊は女子と付き合っててもまだウブなところが多くあった。
恵の方が大人びていてなんでも知っていた。
最初女子と付き合う時もゴムの付け方や、使い方を教えたのも恵だった。
「明日は荒太にお礼言わなきゃだな~」
「そうだね~、荒太には感謝しなくちゃ」
見下ろすと恵の微笑む顔が近くにあって俊はドキドキしっぱなしだった。
「荒太遅いな~」
「そうだね?」
スマホを眺めるとLINEに『ごめん、親に呼び出されたから帰る』と書かれていた。
「ぷーーーっ!」
「あいつ、本当に帰ったのか…」
「優しいね…今日は親遅いんだけど、この後うちに来る?」
「う、うん。」
恵の誘いに俊は喜んで応じたのだった。
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