78 / 89
77話
しおりを挟む
優がパクッと口を開くとそれに合わせるように
長谷部は食べ物を口に入れていく。
ほかっておいたらきっと、食べる事を諦めそう
な気がしたから、余計に何がなんでも食べさせ
た。
わざと口に運べば一応は咀嚼して飲み込んでく
れた。
「私は優の事を嫌った事などないよ。可愛いと
思っているし、前に見た時から愛おしくと思
っているんだよ」
「じゃ…なんで…俺じゃ……ないんですか……」
「優…?」
「俺で性処理しても…いいじゃないですか……
俺の身体では嫌ですか?」
いきなり何を言い出すかと長谷部は驚きを隠せ
なかった。
大事な家族だと言っているのに、そんな家族を
性処理に使えと言うのだ。
「優、ちょっと勘違いをしてないか?私は優を
性処理なんかに使うわけがないだろう?」
「どうしてですか?俺なら…そのくらい構わな
い……そんな事しかできなから…」
「違うっ…優はそんな事っていうが、性的被害
を受けたせいでそんな考えになってしまって
いるんだ。優はそんな事をする必要はないん
だ。普通に当たり前の楽しみを覚えるべきだ
よ」
「違う……俺は……誠さんに抱かれたいだけだ
から…それがダメなら誰に抱かれたって一緒
だから……」
必死に涙を堪えるのを間近で見ていると長谷部
自身もこの細い身体を抱きしめたくなった。
いっその事、優の言う通りに抱いてしまうか?
密かに毎晩のおかずにして抜いているのだから、
抱けない事はない。
男であっても、勃つのだから問題はない。
ただ、ここで優を抱いてしまって本当にいいのだ
ろうか?
こんな事をする為に引き取ったのではないし、
ちゃんとした教育を受けさせて、平穏な生活、
普通の恋愛をさせてやりたいと思ったからじゃ
ないのか?
性的被害を受けるともう、普通の暮らしなど望め
ない。
精神的に病んでしまうからだ。
でも、優は違った。
普通に笑えるし、何も変わらなかった。
最初こそ怯える事もあったが、すぐに慣れた。
そんな直向きな優に惹かれて行ったのも事実だ。
「優…お前…、分かって言ってるのか?」
こくりっと頷くと、そっと長谷部の股間に触れて
来た。
「わかった。この後一緒に風呂に入るか!それか
らベッドに行こう」
「それじゃ……」
「あぁ、だが…本当にいいんだな?」
「うん…」
控えめに頷くと長谷部に抱きついてきたのだった。
沸かした風呂場は蒸気がたっており暖かかった。
さっき暖房が入れてあったおかげもあってか裸で
も寒くはない。
「こっちに来なさい。ナカを洗ってあげよう」
「自分で……ひゃっ……」
「大丈夫。今日は私にさせなさい」
腰を引き寄せると、手で温め泡立てたボディーソ
ープをゆっくりと身体の隅々まで塗っていく。
Tシャツでは目立ってしまう乳首にも入念に塗り
つけると乳輪に沿って円を書くように指を動かす。
それも優しく、丁寧に…まるで壊れ物にでも触れ
るかのような手つきで触られるともどかしくなっ
てくる。
もっと乱暴に扱って欲しい。
強くつねって欲しい。
中途半端な刺激は身体を火照らせるだけで、その
先の快楽には程遠かった。
壁に手をつくかたちで立たされると尻たぶを覆う
手の感触にゾワッとした。
普通ならグイッと開かされ中央の蕾に押し込まれ
る異物に有無を言わせてはもらえない。
が、今はゆっくりと周りを触るだけで核心に触れ
てこない。
洗うと言うのだから、蕾を開き、広げられるとば
かり思っていたのでなかなか触れてこないのがも
どかしかった。
優は自分の指を這わせるとナカにツプッと入れる。
すると、すぐに引き戻されてしまった。
「優…何をしてるんだい?君は何もしなくていい。
そう言わなかったかい?」
「でも…洗うなら……」
「無理に広げたら傷がついてしまうだろ?そんな
事はしたくないんだ」
「でも………」
ここを使うんでしょ?
と言いたげな顔で見上げるとにっこりと微笑まれ
たのだった。
長谷部は食べ物を口に入れていく。
ほかっておいたらきっと、食べる事を諦めそう
な気がしたから、余計に何がなんでも食べさせ
た。
わざと口に運べば一応は咀嚼して飲み込んでく
れた。
「私は優の事を嫌った事などないよ。可愛いと
思っているし、前に見た時から愛おしくと思
っているんだよ」
「じゃ…なんで…俺じゃ……ないんですか……」
「優…?」
「俺で性処理しても…いいじゃないですか……
俺の身体では嫌ですか?」
いきなり何を言い出すかと長谷部は驚きを隠せ
なかった。
大事な家族だと言っているのに、そんな家族を
性処理に使えと言うのだ。
「優、ちょっと勘違いをしてないか?私は優を
性処理なんかに使うわけがないだろう?」
「どうしてですか?俺なら…そのくらい構わな
い……そんな事しかできなから…」
「違うっ…優はそんな事っていうが、性的被害
を受けたせいでそんな考えになってしまって
いるんだ。優はそんな事をする必要はないん
だ。普通に当たり前の楽しみを覚えるべきだ
よ」
「違う……俺は……誠さんに抱かれたいだけだ
から…それがダメなら誰に抱かれたって一緒
だから……」
必死に涙を堪えるのを間近で見ていると長谷部
自身もこの細い身体を抱きしめたくなった。
いっその事、優の言う通りに抱いてしまうか?
密かに毎晩のおかずにして抜いているのだから、
抱けない事はない。
男であっても、勃つのだから問題はない。
ただ、ここで優を抱いてしまって本当にいいのだ
ろうか?
こんな事をする為に引き取ったのではないし、
ちゃんとした教育を受けさせて、平穏な生活、
普通の恋愛をさせてやりたいと思ったからじゃ
ないのか?
性的被害を受けるともう、普通の暮らしなど望め
ない。
精神的に病んでしまうからだ。
でも、優は違った。
普通に笑えるし、何も変わらなかった。
最初こそ怯える事もあったが、すぐに慣れた。
そんな直向きな優に惹かれて行ったのも事実だ。
「優…お前…、分かって言ってるのか?」
こくりっと頷くと、そっと長谷部の股間に触れて
来た。
「わかった。この後一緒に風呂に入るか!それか
らベッドに行こう」
「それじゃ……」
「あぁ、だが…本当にいいんだな?」
「うん…」
控えめに頷くと長谷部に抱きついてきたのだった。
沸かした風呂場は蒸気がたっており暖かかった。
さっき暖房が入れてあったおかげもあってか裸で
も寒くはない。
「こっちに来なさい。ナカを洗ってあげよう」
「自分で……ひゃっ……」
「大丈夫。今日は私にさせなさい」
腰を引き寄せると、手で温め泡立てたボディーソ
ープをゆっくりと身体の隅々まで塗っていく。
Tシャツでは目立ってしまう乳首にも入念に塗り
つけると乳輪に沿って円を書くように指を動かす。
それも優しく、丁寧に…まるで壊れ物にでも触れ
るかのような手つきで触られるともどかしくなっ
てくる。
もっと乱暴に扱って欲しい。
強くつねって欲しい。
中途半端な刺激は身体を火照らせるだけで、その
先の快楽には程遠かった。
壁に手をつくかたちで立たされると尻たぶを覆う
手の感触にゾワッとした。
普通ならグイッと開かされ中央の蕾に押し込まれ
る異物に有無を言わせてはもらえない。
が、今はゆっくりと周りを触るだけで核心に触れ
てこない。
洗うと言うのだから、蕾を開き、広げられるとば
かり思っていたのでなかなか触れてこないのがも
どかしかった。
優は自分の指を這わせるとナカにツプッと入れる。
すると、すぐに引き戻されてしまった。
「優…何をしてるんだい?君は何もしなくていい。
そう言わなかったかい?」
「でも…洗うなら……」
「無理に広げたら傷がついてしまうだろ?そんな
事はしたくないんだ」
「でも………」
ここを使うんでしょ?
と言いたげな顔で見上げるとにっこりと微笑まれ
たのだった。
0
あなたにおすすめの小説
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
優しい檻に囚われて ―俺のことを好きすぎる彼らから逃げられません―
無玄々
BL
「俺たちから、逃げられると思う?」
卑屈な少年・織理は、三人の男から同時に告白されてしまう。
一人は必死で熱く重い男、一人は常に包んでくれる優しい先輩、一人は「嫌い」と言いながら離れない奇妙な奴。
選べない織理に押し付けられる彼らの恋情――それは優しくも逃げられない檻のようで。
本作は織理と三人の関係性を描いた短編集です。
愛か、束縛か――その境界線の上で揺れる、執着ハーレムBL。
※この作品は『記憶を失うほどに【https://www.alphapolis.co.jp/novel/364672311/155993505】』のハーレムパロディです。本編未読でも雰囲気は伝わりますが、キャラクターの背景は本編を読むとさらに楽しめます。
※本作は織理受けのハーレム形式です。
※一部描写にてそれ以外のカプとも取れるような関係性・心理描写がありますが、明確なカップリング意図はありません。が、ご注意ください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる