禁断の扉を開けたのは!?

秋元智也

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変化が呼んだ真実

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七海がいなくなってから一週間が経過しようとしていた。
相沢の手術が延期されそろそろ、本格的に不味いことになってきていた。
「七海のやつ何やってんだよ。ほんとに死んだんじゃないだろうな~」
苛立ちを募らせながら洋平は七海の帰りを待っていた。
相沢の病室では綾音が不安な毎日を過ごしていた。
遼が消えてから一週間で大分と窶れてきたように思えた。
「そろそろ、帰って休んだらどうですか?」
綾音は顔を上げるとゆっくりと立ち上がり病室を出る。
「あの~こんなこと言うのはおかしいかも知れないんですけど・・・相沢の母親じゃダメなんすかね?」
そこへ名武が話に加わってきた。
「母親は高校の時以来連絡が取れていないんだ!今更探すのは難しい事だ。」
「それなんですがね、遼の母親ってのが相沢の母親に似てるって七海が言ってたんですよ。何を見てそんなこと言ったのか知らないんですけど・・・」
口ごもる洋平に綾音は一瞬止まったが、遼の母親なら会ったことがある。
遼を自分が買い取る時に会ったことがある。
しかし、相沢の母親はあんな顔をしていただろうか?と疑問に思った。
「いえっ、別人のはずよ。だって整形でもしない限り・・・」
「整形・・・まさかっ。」
「名武は遼の母親の洗い出しを、洋平は整形をやってる病院を片っ端らから当たって!もし、それが本当ならまだ助かる道はあるわ。」
希望が見えたように綾音は指示をだすとすぐに動き出した。
途中で振り返ると洋平を呼び止めた。
「洋平、貴方は、どうしてそう思ったの?」
「いや~七海がそう言ってたんです。遼が相沢の記憶を見たって言ってて、その時に覗いた母親の記憶が自分の母親と被るんだって、嘘みたいな話でしょう?」
「・・・」
「七海は遼の事を信じてましたから。それに遼はいつも母親が能面みたいだって言ってたって。整形する前の顔を見ることなんて普通は出来ませんから。変わったやつですよね?」
「そういうこと・・・わかったわ。ありがとう」
遼の最初に会ったときの噂を思い出していた。
ー人の心が読める少年がいるー
「そういうことだったんだ。七海はそれを知って、信じたんだわ。だからあんなに遼は七海に心を許したのね!」
それからは迅速な動きで突き止めると遼の母親の整形前の顔を入手した。
「確かに・・・似てるわね。戸籍は?」
「それが別れていて別人のようにされてましたが、どうやら同一人物で間違いないかと!」
「そう、よくやったわ。消えても誰も気づかないような人間よ。子供を金に代える外道だものお金で命も売るわ。すぐに連れていって伯父の昭造さんに渡してきて!」
「わかりました。しかし、坊っちゃんはどうするんで?」
名武が聞くと綾音は手術が終わり次第沖縄に向かうと言い出したのだ。
「きっと、待ってるから迎えにいってあげるの。」
「しかし、生きているとは・・・いえ、分かりました。一緒に行きます。」
「ありがとう修一。」
「今更です。では、連れて参ります」
それだけ言い残すと部下を連れて出ていった。
遼が死んだとは思えない綾音は自ら探しにいくことを決意していた。
荷物を纏めると伯父の病院へと向かった。
丁度裏口から麻布にくるまれた女が運ばれて来るところだった。
検査を終えると適合が確認された。
「大丈夫そうですね。付き添いますか?」
「そうね。でも、いいわ。ここで待ってる。」
名武も綾音の横で手術中のランプを眺めた。
長いこと待たされたが、ランプが消えると医師達が出てくると後は落ち着くまで安静にすればいいと言われた。
ほっと一息つくと運ばれていく相沢の横顔を見送った。



海辺の家では夜でも少し暖かさが抜けてきて秋の装いを見せていた。
「遼さん、ゆっくりでいいから思い出して下さい。貴方は現実を知らなくてはいけません。」
「うっ・・・なな・・みっ・・んっ・・」
「ほらっ、ゆっくりと息を吐いて~」
「ふぅ~・・・ひゃっ・・うんっ・・・でるっ・」
「良いですよ、出してください」
「ああんっ・・・ぁ・・・」
ゆっくりと遼のペニスの先を舐めると一気に吸い上げるとじゅるっと出てきた液を全て飲み込んだ。
体に溜め込んだままは良くないとたまにオナニーを無理矢理させていた。
最初は慌てて嫌がる様子も見せたが、馴れれば自ら足を開いた。
そろそろ思い出させなくてはと思い遼の後ろの孔に指を差し入れる。
さっきイったばかりで放心している体に緊張が走った。
「ゆっくりでいいから受け入れて下さい。きっと気持ちよくなりますからっ!」
安心させるように背中を擦りながらさっきの精液を擦りつけながら慣らしていく。
ほんとなら濡れてこないソコは何度かやるうちに自ら濡れてくるようになっていた。
一回後ろだけでイカせてから挿入しようと前立腺を刺激すると先程出したばかりなのに腹に付くくらいに反り上がっていた。
「煽り過ぎたかな?」
「いやっ・・・七海っ・体が・・おかしいっ・・ムズムズする・・・・」
七海の首に腕を回すとぎゅっと抱きつくと腹を擦り着ける。
そんな素直な遼を微笑ましく見ながら指を二本に増やす。
ぐちゅぐちゅという水音をわざとたてながら前をそっと触るとビクッと背を揺らした。
ゆっくりと手で包み込むと上下に扱き上げ、先走りを流させる。
「堪え性がないですね?イキたいですか?」
「んんっ・・・き・・・たい」
小声で荒い息をしながらうったえる潤んだ瞳を眺めながら前立腺を擦り上げると同時に前も早めに扱きあげた。
「あっ・・・ああぁぁっ・・・」
同時に攻められあっという間に果てて七海の腕の中に体をあずける。
「今日はもうちょっと付き合ってもらいますよ!」
腕の中で眠る遼を見ながら額に軽く口付けたのだった。
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