好きか?嫌いか?

秋元智也

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第三十四話 病院

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学校が終わると一旦家に戻り、洗浄してから病院へいく。
別にそこまで綺麗にしなくてもいいと言われていたが、そうでは
ないのだ。いつもは大和が入れるから、その時に萎えられたくな
いから。でも、最近は洗浄する時の、奥へと水が入っていく時の
なんとも言えない圧迫感や一気に冷やされた時にゾワッとした感
覚なんとも言えない快感しなってきているからだった。

奥の弁を押しあけてもっと奥へと入り込んでいく感覚。
大和に初めて奥を突かれて失神した時の様に感覚が冴え渡ってい
くのだ。
初めて知った感覚が蘇ってくる様でやめられない。

病院へつくと人が少ないせいかすぐに中へ通された。

先生 「やぁ、そのあとどうだい?」
宮野 「少しはましです。」
先生 「そうか…では脱いでそこに座って」
宮野 「…はい」

ズボンも下着も脱ぎ去ると椅子に腰掛ける。
足元が上がってゆき、先生の目の前に恥部が曝け出された。

先生 「さて、触るよ~。う~ん、ほんとに見やすいくらい綺麗
    なピンク色だね?このままいけば腫れもすぐに引くだろ
    うね?おとなしくしてればだけど…」
   (この子はどんなプレイをしているんだろうね~、こんな
    ところにキスマークをいっぱい付けてるなんて…まぁ、
    最初に見た時もそうだったが、かなりの大きさを咥え
    込んでたみたいだし…3pって感じかな?)
宮野 「何もシテませんから!」
先生 「そう?まぁ、お大事に。薬塗っとくよ」
   (本当は指じゃなくてディルドに塗って奥へと入れた方が
    しっかり塗れそうだけど…ここではそんな事できないし
    な~、まぁ、届くところまででいいかな?もっと奥も広
    げてみたいくらい綺麗だ)
宮野 「もう、いいですか?」
先生 「はいはい。じゃー椅子が戻るまでおとなしくしてるんだよ」
宮野 「…ありがとうございます」

それ以上心の声を聞きたくなかった。
それと後で確認しなくてはならない事ができた。
どこにキスマークがついてるって?全く気づかなかった。
大和がやったであろう悪戯に少し苛立ちを覚えた。
あんなに痕は付けるなって言っておいたのに!上半身ならまだしも、
下半身の医者に見られるところに付けるなんて信じられなかった。
きっと変態だと思われたのだろうなぁ~、しかも3pって、間違っては
いないけど、それでも誰とでもヤるビッチに思われたに違いない。
それ以上に相手が男である事も、お尻の孔をそう言う用途で使っている
事も知られたくなかった。

診察を終えて会計をすると、家に帰った。
それから2週間ずっと通うと痛みも消えて楽になった。

大和 「まだ医者行くのか?そろそろいいだろ?」
宮野 「だーめ!」

大和が投げやりに聞いてくるがそれをも無視すると、立ち上がろうと
した。
大和の腕が伸びてきて、宮野の腰を引きとよろめいて大和の腕にすっ
ぽりとおさまった。

大和 「なぁ~、もう2週間だぞ?ご無沙汰じゃん?」
宮野 「あのな~、素股でいいって言ってただろ?また悪化させる気か?」
大和 「違うって、薬塗りながら思ったんだけどさ~、もう腫れも治って
    たし、ここでヤりたいなって!」

宮野のお尻を掴むと優しく揉みしだく。そんな事されたら、宮野自身も
我慢できなくなってしまう。
それじゃなくても洗浄している最中でさえ、指だけじゃ物足りなくて太
くて長い大和のが欲しくて身体が火照ってくるのだ。
そんな事を考えているうちに大和の手が腰からズボンの中へと入っていく。
割れ目から滑り込み後孔を撫でるとゆっくり中へと侵入しようとする。

宮野 「やめてって言ったよね?」

本気で突き放すと、教室へと戻ってきた。
大和だけあのまま置き去りにして。

悪気はないけど、これ以上続けたら自分でも歯止めが効かなくなりそうで
怖かったのだ。
次の授業に大和の姿はなかった。

結弦 「守ー!ちょっといいか?」
宮野 「なに?」
結弦 「大和と喧嘩した?なんかさっきから変だぞ?」
宮野 「そんな事は…」
山田 「おーい!守、結弦聞いたか?さっき授業出なかった大和先輩と空き
    教室でヤってたらしぞ~。さっきトイレに行ったやつが見かけたっ
    てさ!本当に動くちんぽだよな~。」
宮野 「え…!」
結弦 「…やっぱりな~あいつすぐに飽きるから…。守さっさと諦めて僕と
    付き合わない?あんなやつあてにしてたら遊ばれて終わりだぞ?」
山田 「ん?なんの話?」
宮野 「なんでもないよ!それってさっきの話なんだね…」
結弦 「守…待って!」

冷めた方な宮野の視線に結弦が声をかけるが今は一人になりたくて教室をでた。

学校が終わると、毎日の様に中を洗浄して医者にむかった。
足が重くて、胸の奥が痛かった。
今日は珍しく一番奥の部屋へと通された。
まるで手術でも出来そうなくらいの器具がそれっている部屋だった。

先生 「今日は顔色が悪いけど、どうしたの?」
宮野 「いえ…なんでもないです。」
先生 「そう?さぁ、脱いで座って。」
宮野 「…」

黙ったまま、言われたとおりにいつもみたいに座って診察を受けた。
手袋をはめた指がお尻の中に入ってきてはゆっくりとした手つきで
孔を広げていく。金属の器具が取り付けられると中が広がってゆき
空気に晒された。

先生 「中を触るよ~。うーん、もう大分と良くなったね!中も綺麗
    だ。いつも思うけど俺に見せる為にやってる?」
宮野 「…?」
先生 「今日はお客さん、いなかっただろ?」
宮野 「看護師さんがいないのも珍しいですよね?」
先生 「あぁ、ちょっと休んでもらったんだ。」

先生が近づいてくると腕を置いているところを縛り始めた。

宮野 「あの…これはどういう…」
先生 「落ちない様にだよ?ほら、今日で診察が終わっても忘れないで
    いてほしいからね?」
   (君にとっては男を咥え込むのは簡単な事だろう?これまでもど
    れだけの男を咥え込んできたのやら…)
宮野 「どう言う事ですか!診察じゃないんですか!」
先生 「診察だよ?おとなしくしていなさい。」
   (もちろん診察だよ?せっかく治ったのだから味見くらいしても
    いいだろう?ビッチの名器なら尚更試してみたいじゃないか?)
宮野 「やだっ!離して下さい!誰かーー!!」
先生 「今日は休みだって言っただろう?君しか予約は入っていないん
    だよ?」
   (毎回、毎回こんなに洗浄してるんだ、君も期待してるんだろ?)
宮野 「やっ…助けて…」
先生 「怖がる事はないよ?痛い事なんてしないから…それとも家族に
    でも連絡しようか?もちろんここに精液をたっぷりと仕込んで
    からだけど?」


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