間違って村娘が勇者パーティーにいます

秋元智也

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第二十九話 絶対に渡さない

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聖女と一緒に椎名は教皇へと挨拶に来ていた。
昨日頼んで置いた依頼もあるのだが、もし今日見つからなかったら別の街へ
と行ってみる予定だった。

そんな時ちょうど面会をしていると聞いた。
侍女が言うには少し時間がかかるので待つようにと案内され待っていたのだが、
聖女は部屋に直接行けばいいと言って案内してくれた。

教皇の部屋の前まで来ると女性の悲鳴が漏れて来て、いてもたってもいられず
ドアを蹴り破っていた。

目の前には一番会いたかった春樹がいて、無理矢理手篭めにしようとしている
教皇の姿が映った。
止められなかった。
殴り飛ばすと抱きしめていた。

春の熱、春の匂い。春の…。

パシッ…。

予想外の反応だった。
抱きしめた椎名を突き飛ばしたのだ。
泣きそうな顔で見上げ、確実に拒絶の色を見せたのだった。

「はるっ…」
「触るなっ…」

これほどショックな事はなかった。
春樹に拒絶されるなんて思っても見なかったからだ。
震えている。そんな春樹を置いていくなんてできない。
すると、春樹の口から連れがいるから連れてきてくれと言われた。

俺以外に連れって誰なんだ?

名前から言って俺らと一緒で召喚された人間だろう。
どうやって仲良くなったんだ?
どういう関係なんだ?
聞きたい事は山ほどあるが、ここは聖女に任せて探しにいくことにした。

「アギールさんはいますかー?天野さーん?」
「あっ、俺です。えーっと…どちら様ですか?」

少し年上に見える見た目をした青年だった。

「俺は椎名桔平。春の幼馴染だ。あんたを連れてきてくれって言われて…」
「君が椎名君かぁー、会えたんだね、それはよかった。でも、なんで俺を?」
「分からないが、春がそう言っていて…」
「そう?なら行こうか?」

教皇の部屋に行くと聖女の手で教皇は縛られていた。震えるように隅っこに
いる春樹を見つけると天野が近づく。

「おい、大丈夫か?何があった?」
「ご、ごめん…天野っ…俺を抱いて欲しい」
「…!?」

一瞬言葉の意味を理解できなかった。
椎名も同じで春樹が自分からそんな事を言うなんて思いも寄らなかった。
しかも自分ではなく、見知らぬ男に頼むなど許せる訳もない。

「それは本気で言ってる?」

頷く春樹に天野は一回椎名を振り返ると春樹を抱き上げようとして椎名によって
止められた。

「悪いけど、春は渡せない。春を傷付けるのは絶対に許さないから。」
「だけどな~、この様子だと辛そうだしな~、それに俺を指名したんだし?
 あんたに口出す権利ないんじゃない?男の春樹が抱いてって言うんだ、よっ
 ぽどだろ?」
「春の事知ってるのか?」
「あぁ。でも、女の春ちゃんも可愛いから俺なら優しく抱いてやれるけど?」

揶揄うように言うと聖女が話を遮った。

「どっちにしても、彼女は薬を盛られてるようですね。媚薬の類いでしょう?
 何もしないままは辛いですわ。どっちにしろ誰かとはまぐわう事になるんで
 すもの、早く決めていただけるかしら?」
「薬?」
「あの、野郎…」
「あっ、さっきのお茶かぁ~、解毒しますって言ってたっけ?」
「!?」

勇者はどんな薬も毒も耐性があって無害だが、春樹は違う。

「お前っ、それ知ってて春にも?」
「知らねーよ。なんか表示が出たなって感じだし?それに俺、勇者だから効か
 ねーんだもん。」

椎名は春樹を掴むと服を整えると嫌がるのを無理矢理抱え上げ、乱暴に連れ出そ
うとした。

「おい、そんな乱暴にすんなよ!お前、春樹の親友じゃないのかよ!」
「俺は春を親友なんて思った事は一度もない!」

はっきりと言うと宿へと急いだ。

椎名の言葉に春樹は何もいえなかった。

(親友だと思ってたのに…椎名にとって…俺は…親友にすらなれてなかったんだ…)

抵抗を止めると涙が溢れだす。
宿屋に連れて行かれるとベッドに下ろされる…身体の疼きが止まらない。
自分の指で掻き回すと奥に太いのが欲しくなってきてしまう。
初めてなのに…こんな形でしたくなかったし、好きだと気づいて、ふられて…。

「奥に…欲しい…くるしッ…」
「ごめんな?ちゃんと守ってやれなくて…俺は…」

予想外の場所に椎名の指が入ってくる。
椎名は春樹の敏感な後ろの穴に指を突っ込むと中のいいところを掠めると腰が浮き
上がる。

「こっちでさせて?」

椎名の太くて長いのがぱんぱんに興奮しているのを感じた。

「どう…して?」
「そこは女の子の場所だろ?俺は…男の春樹が好きなんだよ」
「…!?」

言われた言葉が頭の中を駆け巡る。

(男の俺?椎名が俺を好き?…どうして?じゃ~親友なんて思った事ないって?)

「あっ…そんなッ…無理だって、いやぁぁっーー!」
「受け入れてくれよっ…お願い、春。俺の事嫌ってもいい、だから春を抱かせて…」

何度も唾液で濡らされ擦られるとグイッと引っ張り中へと入ってきた。
人生はじめての痛みと快楽。
今は痛みのが強いけど、奥をコリコリされると自分が自分でなくなるような感覚が
広がってきた。

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