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15話 衝撃的な出会い
女性と男性だとどっちが好きか?
女性からも男性からもモテて来た山尾郁也にとって、
その質問は愚問だった。
「可愛ければどっちでもいい。」
大学では来る者拒まず、次から次へと好き勝手に付き
合ったりもした。
結局は長続きはしなかった。
付き合っている側からしたら、始めは嬉しさでいっぱ
いだったが、次第に疲れてくる。
なぜなら郁也は付き合っている間も、別の子に誘われ
ればついていくからだった。
「ねぇ、私と付き合ってるんでしょ?だったら私以外
の女性と寝ないでよ!」
「分かった。分かった。昨日は男だったし、ノーカン
だろ?」
「……えっ、ちがっ……」
「なんで?女は嫌なんだろ?男なら別じゃん?」
「違うっ。違うの!郁也は私だけのなの!」
「それって誰とも話すなって事?君は女友達がいるの
に俺には誰もいらないって?」
「それは………」
「君は卑怯だね?自分はよくて俺にはダメっていうの?」
「それは……違っ……私は……ごめんなさい……私には無
理だわ。もう……限界よ……」
「そう、なら別れる?」
いつも付き合ってる方が別れを告げることが多かった。
それが男になっても同じだった。
今度は女に走るだけだからだ。
それはゲイにとってタブーだったらしく、すぐに別れ
を告げられたのだった。
そして、身体だけの関係というのが多くなった。
決して付き合おうとは誰もいわなくなった。
そんなある日、電車の中で痴漢に遭っている子を見つ
けた。
怯えるような目でこちらをチラリと見て来た。
別にどうでもいい。
知らない子を助ける義理はない。
男の陰で隠されると、誰からも気づかれていない。
そんな時に颯爽ときた青年が印象的だった。
いきなり来て、その子を助けたのだ。
幼い顔立ちだったが、まだ高校生だと分かる制服を着
ていた。
流石に殴られそうになったところを助けたが、事情聴
取が終わると、助けた女子と話していた。
「ねぇ~大丈夫だった?もしよかったら連絡先交換し
ない?」
「怖いんでしょう?大丈夫だよ。早く行った方がいい」
まるで彼女の事をわかっているかのように言ってくる。
頷く彼女には名乗りもせずに彼も行ってしまった。
あまりの衝撃に、心が躍った気分だった。
「欲しい……あの子を手に入れたい……」
自分から気にいるなんて滅多にない郁也だっただけに、
母親の再婚相手の息子と知った時には衝撃的で嬉しか
った。
やっと見つけた…逃がさない。
じっくり手にれよう。
そう思ったのだった。
女性からも男性からもモテて来た山尾郁也にとって、
その質問は愚問だった。
「可愛ければどっちでもいい。」
大学では来る者拒まず、次から次へと好き勝手に付き
合ったりもした。
結局は長続きはしなかった。
付き合っている側からしたら、始めは嬉しさでいっぱ
いだったが、次第に疲れてくる。
なぜなら郁也は付き合っている間も、別の子に誘われ
ればついていくからだった。
「ねぇ、私と付き合ってるんでしょ?だったら私以外
の女性と寝ないでよ!」
「分かった。分かった。昨日は男だったし、ノーカン
だろ?」
「……えっ、ちがっ……」
「なんで?女は嫌なんだろ?男なら別じゃん?」
「違うっ。違うの!郁也は私だけのなの!」
「それって誰とも話すなって事?君は女友達がいるの
に俺には誰もいらないって?」
「それは………」
「君は卑怯だね?自分はよくて俺にはダメっていうの?」
「それは……違っ……私は……ごめんなさい……私には無
理だわ。もう……限界よ……」
「そう、なら別れる?」
いつも付き合ってる方が別れを告げることが多かった。
それが男になっても同じだった。
今度は女に走るだけだからだ。
それはゲイにとってタブーだったらしく、すぐに別れ
を告げられたのだった。
そして、身体だけの関係というのが多くなった。
決して付き合おうとは誰もいわなくなった。
そんなある日、電車の中で痴漢に遭っている子を見つ
けた。
怯えるような目でこちらをチラリと見て来た。
別にどうでもいい。
知らない子を助ける義理はない。
男の陰で隠されると、誰からも気づかれていない。
そんな時に颯爽ときた青年が印象的だった。
いきなり来て、その子を助けたのだ。
幼い顔立ちだったが、まだ高校生だと分かる制服を着
ていた。
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ない?」
「怖いんでしょう?大丈夫だよ。早く行った方がいい」
まるで彼女の事をわかっているかのように言ってくる。
頷く彼女には名乗りもせずに彼も行ってしまった。
あまりの衝撃に、心が躍った気分だった。
「欲しい……あの子を手に入れたい……」
自分から気にいるなんて滅多にない郁也だっただけに、
母親の再婚相手の息子と知った時には衝撃的で嬉しか
った。
やっと見つけた…逃がさない。
じっくり手にれよう。
そう思ったのだった。
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