僕を抱いて下さい

秋元智也

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25 自分でイケよ!

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週末、涼介は朝早くに起こされると、珍しく服を着せられ車にのせられた。

 涼介 「どこにいくんですか?」
 本田 「僕の別荘だよ、今日と明日はずっと一緒にいる為にね。ほら、
     シートベルトするから。」

助席の椅子を寝かすと、シートベルトを締めた。
涼介の腕は後ろで拘束されたままなので自分では何もできなかった。
内腿に本田の手が触れると体が自然と震えて下半身が熱くなってくる。

 本田 「あれ?ここ…反応しちゃった?」
 涼介 「…うっ…やめっ…」
 本田 「いいよ出したいんでしょ?誰も見てないから自分で触りたい?」
 涼介 「…ちがっ…そん…ないっ」
 本田 「そう?なら、我慢してて。」

高速に乗ると、見られる事もないと判断したのかやけに執拗に触って来て
いた。
片手で器用にズボンのボタンを外すとジッパーを下ろす。
下着はつけていないのでそのまま直に触られれば感じずにはいられない。
毎日のように、朝から晩までイカされ続けた体はその快楽に慣れてしまっ
ていて、刺激を求めて無意識に腰を浮かせてしまう。

 本田 「そんなに触って欲しいんだ?腰が動いてるよっ」
 涼介 「…/////」
 本田 「次のインターまで待ってて、あそこならトイレしかないから寝
     るために止まる人しか入ってこないから。」

都心から結構離れているのかもう、数時間は走っていた。
途中で生田祥子から電話があったようだったが、用事があって別荘まで向
かっていると答えていた。

 涼介 「彼女いるんだろう?何でこんな事…」
 本田 「祥子は祥子さ。オモチャにはならないだろ?」
 涼介 「オモチャなら、飽きたら…」
 本田 「飽きないよ。君がもがくうちは飽きたりしない。」

インターに着くと衣服を治されトイレへと一緒に向かった。
拘束は前で固定され、スカーフを肩にかけられると他からは手錠の存在は見え
なかった。
確かに言っていた通り、数台しか止まっていなかったし、そのほとんどがトラ
ックで、中で寝ているのか足だけがハンドルの横から見えた。

 本田 「ね?言った通りでしょ?」
 涼介 「トイレ一人でいけるから…」
 本田 「使いにくいだろ?手伝ってやるよ!それに個室以外は使っちゃダメ
     だよ。逃げるなんて考えないだろうけど、念の為ね。」

個室に無理やり連れ込まれると、便器の後ろに手をつかされ性器を本田に握ら
れ、尿が勢いよく出ていく。
出し切るまで、ずっと眺められて恥ずかしくて顔を背けた。
それで終わるはずもなくアナルに入ってくる感覚、広げられていく痛みが現実
なんだと実感させられた。

 涼介 「くっ…うぅっ…ぁ…んんっ…」
 本田 「声出すと誰かに聞かれちゃうよ」
 涼介 「…!!」

服の袖を噛むと声を押し殺していた。

 本田 「パンツない方が履かせやすくていいね。本当は服なんてなく
     てもいいんだけど、ほかの人に見せたくないしね」

外したゴムをそのまま流すと本田に連れられてそのまま車に戻った。

 本田 「さてと、もういいよね。」
 涼介 「へっ…やだっ…なんで…嫌だよっ!…誰か来たら…」
 本田 「平気だって、高速に乗るし、次は人気のない方に向かうし」

シートを倒すと、ズボンを脱がしだした。
下半身裸の状態で真横までシートを倒された状態である。
さっきまで入れられたところが疼き刺激が足りないとばかりにモジモジ
していた。

 本田 「足曲げて開いて!」
 涼介 「嫌だっ!」
 本田 「いいの?このままここでヤるよ?覗かれれば何やってるか丸
     見えなのに?」
 涼介 「…」
 本田 「嫌ならちゃんと言うこと聞いてね。」

本田から丸見えの状態で股を開いた。

 本田 「ほらっ…手を出して!」
 涼介 「なっ…なんで?」

手の上にローションを垂らされると、嫌な予感しかしなかった。

 本田 「それで自分のアナルをしっかりほぐして。それと別荘に着く
     までには3回はイク事!ほらっ、少し太めの凹凸ついてて好
     きだろう?いつもこれで何度もイってたもんね」
 涼介 「ここで…どうしてこんな事…」
 本田 「もしいけなかったら…そうだな~下半身晒したまま道に放り
     出すってのはどう?田舎道だし、人が通るかわからないって
     言うのもスリルあるよね?」
 涼介 「…」

真っ青になると、ローションを両手で温めてお尻の中へと指を差し込み
ほぐし出した。

ぴちゃぴちゃ くちゅくちゅ グチュグチュッ ぬちゅっぬちゅっ

音が入り口の時と違い籠って聞こえてくる。
奥まで入れている証拠だった。
手錠がはまったままの手でバイブを取ると口に咥え、唾液で馴染ませ
自分の下半身へと持っていく。
途中、ほかの車両の人がこちらを見ていたがそれを知って本田がすぐ
にアクセルをふかした。

運転中横で必死にオナニーする涼介をチラ見しながら興奮が高まって
いくのを感じた。
路肩に止めてそこに捻じ込んでしまいたい衝動を抑えこむと、別荘に
急ぐ。
涼介の手は自分のものではないみたいに何度も奥に突き入れ精を解き
放っていた。

 涼介 「はぁ…はぁ…あっ…やっ…やめっ…あぁ…あっ…」

毎日の習慣で一度出したら、もう止まらない。
何度も何度も触れて、弄って犯される感覚に喜びすら感じている。

 (やだっ…誰か助けて…もっと…犯して…いっそ…壊して…)

次第に速さを増していく。もう誰に犯されてるのかさえ分からない。
たとえそれが自分の手であっても、今は分からない。
分かりたくなかった。
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