こんな平和的な話もいいんじゃないか?

Papasu

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屋台の店主

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いつも駅の近くの空き地に屋台が止まっている。
そこではいつも仕事に疲れた人や色々な人達との交流の場所でもある。
今日も屋台には個性溢れるお客さんがやって来ました。

「おっす!今日は大根と玉子と……熱燗を1つね。」

この方は常連客の一人のゲンさんである。
いつも決まった時間にやってきては大根と玉子と熱燗をいつも頼んでいる。

「いつ食べても旨いなぁ!外で食べるのがやっぱ違うんか?」

と、大根を一口食べ笑顔で言われる。
だが少し悲しそうな表情も見られた。

「ゲンさん何かあったかい?」

と店主が聞くと

「やっぱ…わかっちまうか。いやな……娘がさ結婚するんだわ。」

と言い熱燗を一口飲まれる。

ゲンさんには娘が一人いる。ゲンさんの嫁さんは娘を産んだ際に他界、男手ひとつで育ててきた。
その娘さんが今月に結婚されるらしい。
相手についてゲンさんは

「あいつは男としてのけじめと言うものが見えん!」

と言っているが心では嬉しいはずなのだが
やはり頑固な部分が出てきてしまう。
その後も話をしてその日は帰られた。

~次の日の夜~

ゲンさんが男を連れてやってきた。

「おっ!ゲンさん珍しい、連れかい?」

と店主が問うと

「こいつはあれだよ、昨日話した娘の相手だ。」

と言われ今日もいつもと同じ物を頼まれる。
相手さんは凄く緊張されており
おどおどとしていた。

二人とも程よくお酒が入った所でゲンさんが

「娘のどこがよかったんだ?前会ったときはちょっと興奮してて聞けていなくてな」

ゲンさんはその後も、色々な話をされ
最後に
「娘の事は君に任せるけん……頼むよ!」
と涙をこらえながら言われた。

その後もゲンさんはいつもの時間にやってきて
大根と玉子と熱燗を変わらず頼んでいる。

でも変わった事がいつも一人でやって来ていたが
ここ最近は娘さん夫婦含め3人で来ることも
増えてきた。



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