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おでんにジャガイモ
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いつも駅の近くの空き地に屋台が止まっている。
そこではいつも仕事に疲れた人や色々な人達との交流の場所でもある。
今日も屋台には個性溢れるお客さんがやって来ました。
いつもの様に屋台を止め、準備をしていると
「あれ、まだ準備中かい?こんな所に屋台とは……」
と不思議そうに話し掛けてくる中年の男性
まるで初めて会った人のように
この方は古くから知っている。
私がまだ屋台を始めたばかりで
今屋台を止めている空き地にもまだビルが建っていた頃
初めてお客さんとして来てくれた方である。
この方は浅倉さん
この空き地に建っていたビルで働いていた
とても家族思いで仕事熱心の人でした。
その時も
「こんなところに屋台とは……始めてみたよ。」
その頃の私は接客が出来ず、おどおどしていた。
「なんだ、まだ始めたてなのか?」
浅倉さんは優しく私のおぼつかない作業に
笑いながら夜に少し手伝いなどもしてくれたほどに
私にとって浅倉さんは恩人である。
それから頻繁に来てくださり
常連客でもあった。
よく浅倉さんは
「接客などは少し問題だが、このおでんだけは旨いな!
まぁ、うちの奥さん程じゃないがな」
と良く家族の話をされていた。
奥さんと息子さんの三人で暮らしており
早く家を建てんと奥さんに毎日……
と幸せな家庭話をしてもらっていた。
だがそれからすぐ浅倉さんの働いていた会社が倒産
それから一度も来られず4年ぶりであった。
「浅倉さん!お久しぶりです!お元気でしたか!」
と近寄ると
以前に比べると痩せており少しだが顔がやつれている。
「おでん、食べて行ってください!お代はよろしいので」
浅倉さんがあの頃美味しいと良く食べてくれた
はんぺんとうちではジャガイモも具としてあり
浅倉さんはジャガイモも好まれていた。
ジャカルタとはんぺんをよそい
浅倉さんへ渡す。
「おでんにジャガイモ?変な具を入れてるんやな」
と言い一口食べると
「旨い!こんな旨いおでん初めてだよ!」
家族の事を聞くと
「え?家族って誰が?私?いやいや結婚なんかしたことないよ。」
と、ジョーダンを言っている様子ではなく
私はおかしいなと思いつつも浅倉さんと色々話をした。
そのあと、他のお客さんが浅倉さんの事を知っており話を聞くと
浅倉さんは働いていた会社が倒産後再就職を探していたが
なかなか見つからずお酒を飲むようになり
家族に手をあげる様になったらしい。
そして離婚し、その反動のせいか記憶障害を
発症されたらしい。
浅倉さんとの思い出を思い出しながら
今日も屋台でおでんのジャガイモをお客さんへ
勧める。
そこではいつも仕事に疲れた人や色々な人達との交流の場所でもある。
今日も屋台には個性溢れるお客さんがやって来ました。
いつもの様に屋台を止め、準備をしていると
「あれ、まだ準備中かい?こんな所に屋台とは……」
と不思議そうに話し掛けてくる中年の男性
まるで初めて会った人のように
この方は古くから知っている。
私がまだ屋台を始めたばかりで
今屋台を止めている空き地にもまだビルが建っていた頃
初めてお客さんとして来てくれた方である。
この方は浅倉さん
この空き地に建っていたビルで働いていた
とても家族思いで仕事熱心の人でした。
その時も
「こんなところに屋台とは……始めてみたよ。」
その頃の私は接客が出来ず、おどおどしていた。
「なんだ、まだ始めたてなのか?」
浅倉さんは優しく私のおぼつかない作業に
笑いながら夜に少し手伝いなどもしてくれたほどに
私にとって浅倉さんは恩人である。
それから頻繁に来てくださり
常連客でもあった。
よく浅倉さんは
「接客などは少し問題だが、このおでんだけは旨いな!
まぁ、うちの奥さん程じゃないがな」
と良く家族の話をされていた。
奥さんと息子さんの三人で暮らしており
早く家を建てんと奥さんに毎日……
と幸せな家庭話をしてもらっていた。
だがそれからすぐ浅倉さんの働いていた会社が倒産
それから一度も来られず4年ぶりであった。
「浅倉さん!お久しぶりです!お元気でしたか!」
と近寄ると
以前に比べると痩せており少しだが顔がやつれている。
「おでん、食べて行ってください!お代はよろしいので」
浅倉さんがあの頃美味しいと良く食べてくれた
はんぺんとうちではジャガイモも具としてあり
浅倉さんはジャガイモも好まれていた。
ジャカルタとはんぺんをよそい
浅倉さんへ渡す。
「おでんにジャガイモ?変な具を入れてるんやな」
と言い一口食べると
「旨い!こんな旨いおでん初めてだよ!」
家族の事を聞くと
「え?家族って誰が?私?いやいや結婚なんかしたことないよ。」
と、ジョーダンを言っている様子ではなく
私はおかしいなと思いつつも浅倉さんと色々話をした。
そのあと、他のお客さんが浅倉さんの事を知っており話を聞くと
浅倉さんは働いていた会社が倒産後再就職を探していたが
なかなか見つからずお酒を飲むようになり
家族に手をあげる様になったらしい。
そして離婚し、その反動のせいか記憶障害を
発症されたらしい。
浅倉さんとの思い出を思い出しながら
今日も屋台でおでんのジャガイモをお客さんへ
勧める。
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