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日常
例えば
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そう本当に例えばの話。
この目の前でぼーっとしているおバカさんが俺のこと好きだったらな。なんて思ったこともなくはない。
でもそんなこと例えばの域から出ないわけだから、俺としてはこのおバカがこれから成人して結婚して子供でも生まれて
なんて過程を側から見守ることにした。
「どうしたの?」
「お前ここは学校なんだから敬語使えって言ってんだろ馬鹿」
「ごめん」
「だから」
「すいません」
悄気げるなよ本当に。
図体なんて俺よりでかくて声も低くてそれなのにちょっと
...かわいいなんて。
「贔屓目だよな」
「なにが? ...っすか?」
「あーもうバカ」
無理するなよ
ああ、無理させてるのは自分か。
ついこの前ふと自慰中に弟分を思い出してしまった。
萎えるかと思いきやそれはそれは興奮し射精。
愕然とした。
罪悪感やらなにやらで風邪をひくという弱りようで
二日ほど休んでやっと「あれは事故だった。」という洗脳に成功した頃合にバカは来た。
「椿ちゃん!」
「うっ!」
バカはバカなりに時間を置くという気を利かせたらしいが若干要らん世話だった。
興奮が持続性を持ちこのバカへ持っている感情が大きくなってしまった。
「椿ちゃん?」
「ッの...」
「?」
「ッのバッキャローーーー!」
「っひ!?」
そう怒鳴り、他人行儀を徹底。
生まれてこの方俺という兄貴分にべったりだったこのバカは相当ショックだったらしく、母さんからの情報だと毎日毎日べそべそ泣いているようだ。
おいおい母さんにそんな筒抜けでいいのかお前は
とか
図体だけでかくなって女々しいわバカ
とか言いたいことも山のようにあるけれど、自分から距離を空けといて何様だという話である。
「椿ちゃんさ」
「あ?」
「白峰先輩はァ〜俺になにか言いたいことあるんすか」
「ねぇよバカ」
「バカじゃねぇっす」
唇を突き出してなんだそれ、キス待ちか。なわけあるまい気持ち悪。
イライラが極まってペンを机にバン!っと叩きつける。
「ぅえ!?」
「帰るぞ桃!」
「うっ、はい!」
ガサガサと乱暴に出してた教材をカバンに詰め込み図書室を出る。
うちの学校の生徒はどうやら図書室の使い方がよく分かってないらしく利用者はすこぶる少ない。
今なんて俺ら以外に使っている人間もいなかった訳で誰にも見とがめられなかった。
この目の前でぼーっとしているおバカさんが俺のこと好きだったらな。なんて思ったこともなくはない。
でもそんなこと例えばの域から出ないわけだから、俺としてはこのおバカがこれから成人して結婚して子供でも生まれて
なんて過程を側から見守ることにした。
「どうしたの?」
「お前ここは学校なんだから敬語使えって言ってんだろ馬鹿」
「ごめん」
「だから」
「すいません」
悄気げるなよ本当に。
図体なんて俺よりでかくて声も低くてそれなのにちょっと
...かわいいなんて。
「贔屓目だよな」
「なにが? ...っすか?」
「あーもうバカ」
無理するなよ
ああ、無理させてるのは自分か。
ついこの前ふと自慰中に弟分を思い出してしまった。
萎えるかと思いきやそれはそれは興奮し射精。
愕然とした。
罪悪感やらなにやらで風邪をひくという弱りようで
二日ほど休んでやっと「あれは事故だった。」という洗脳に成功した頃合にバカは来た。
「椿ちゃん!」
「うっ!」
バカはバカなりに時間を置くという気を利かせたらしいが若干要らん世話だった。
興奮が持続性を持ちこのバカへ持っている感情が大きくなってしまった。
「椿ちゃん?」
「ッの...」
「?」
「ッのバッキャローーーー!」
「っひ!?」
そう怒鳴り、他人行儀を徹底。
生まれてこの方俺という兄貴分にべったりだったこのバカは相当ショックだったらしく、母さんからの情報だと毎日毎日べそべそ泣いているようだ。
おいおい母さんにそんな筒抜けでいいのかお前は
とか
図体だけでかくなって女々しいわバカ
とか言いたいことも山のようにあるけれど、自分から距離を空けといて何様だという話である。
「椿ちゃんさ」
「あ?」
「白峰先輩はァ〜俺になにか言いたいことあるんすか」
「ねぇよバカ」
「バカじゃねぇっす」
唇を突き出してなんだそれ、キス待ちか。なわけあるまい気持ち悪。
イライラが極まってペンを机にバン!っと叩きつける。
「ぅえ!?」
「帰るぞ桃!」
「うっ、はい!」
ガサガサと乱暴に出してた教材をカバンに詰め込み図書室を出る。
うちの学校の生徒はどうやら図書室の使い方がよく分かってないらしく利用者はすこぶる少ない。
今なんて俺ら以外に使っている人間もいなかった訳で誰にも見とがめられなかった。
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