9 / 18
嫌な予感
正義の味方 ※
しおりを挟む
正義の味方なんて普通にいるわけもなく、尻穴にぐいっと指を突っ込まれた。痛みに思わず呻いてしまうと不良共は不満らしく一発腹を殴って来た。
「っかは」
「堅いんだけどこれ処女ってこと?」
「処女っておま、男じゃん!俺らがよければいいよさっさと入れようぜ」
「いやいや硬すぎて入らんわ!」
爆笑しながら進んでいく会話に吐き気がして、背けられる範囲で目を背ける。
すっかり忘れていたがこいつらはそういう目的で俺を拐っていた。俺はなんだと思っていたんだろう。縛られて逃げることも出来ずにただ相手を煽って、そうとうまともな判断が出来ていなかった。
「あれ?泣いてる」
「さっきまでの威勢はどーしたんですかー白峰せんぱーい」
そうか自分は泣いていたのか。
もうずっと泣いていなかった。桃のために桃が不安にならないために。それなのにこんなヤツらに俺は泣かされるのか。
「何か言えよ」
また殴られる、今度は顔だ。
ぱぁんと頬で肉が弾ける音がする。歯は抜けなかったことを確認して苦笑いした。
「まぁーた笑ってるよこいつ」
「狂っちゃったかね」
「あ、ハンドクリームみっけ!コレで解そーぜ」
俺のカバンを勝手に漁って取り出したハンドクリーム。
それは桃のだ。桃は手が荒れやすいくせに自分では塗らないから桃のために買った。
尻に冷たいものが広げられ、すぐ体温で温くなる。
そのまま穴の中に指を突っ込まれ抜き差しされる。
「っだ...!いで...」
「あれ痛がってる、まっいいか」
段々緩んできたのか指が増やされ無理やり拡げられる。痛いだけで快感なんて拾えるわけもなく、ただただ痛みに耐えた。
「なんか色気がねーわ
せっかくいい顔してんのに歪んでたら男っぽくてやだわー」
勝手なこと言ってんじゃねぇと怒鳴りたいのに、喉が締まっていて言葉が出ない。
その時、下卑た笑いと、俺の呻きだけの空間に一つ音が増えた。
「つばきぃーーーー!」
どうやら場所は分からないから外で叫んでいるようだ。
弟分に助けられるなんてダメなヤツだなと自分を笑い、口を塞がれる前に叫んだ
「ここだーーーーー!」
「うわやっべ!どうする!?」
「取り敢えず口塞げ!」
「逃げるか!?」
「いやでも御角なら俺らでぼこせるんじゃね!?」
蜂の巣をつついたような騒ぎの中、俺は笑った。
「っかは」
「堅いんだけどこれ処女ってこと?」
「処女っておま、男じゃん!俺らがよければいいよさっさと入れようぜ」
「いやいや硬すぎて入らんわ!」
爆笑しながら進んでいく会話に吐き気がして、背けられる範囲で目を背ける。
すっかり忘れていたがこいつらはそういう目的で俺を拐っていた。俺はなんだと思っていたんだろう。縛られて逃げることも出来ずにただ相手を煽って、そうとうまともな判断が出来ていなかった。
「あれ?泣いてる」
「さっきまでの威勢はどーしたんですかー白峰せんぱーい」
そうか自分は泣いていたのか。
もうずっと泣いていなかった。桃のために桃が不安にならないために。それなのにこんなヤツらに俺は泣かされるのか。
「何か言えよ」
また殴られる、今度は顔だ。
ぱぁんと頬で肉が弾ける音がする。歯は抜けなかったことを確認して苦笑いした。
「まぁーた笑ってるよこいつ」
「狂っちゃったかね」
「あ、ハンドクリームみっけ!コレで解そーぜ」
俺のカバンを勝手に漁って取り出したハンドクリーム。
それは桃のだ。桃は手が荒れやすいくせに自分では塗らないから桃のために買った。
尻に冷たいものが広げられ、すぐ体温で温くなる。
そのまま穴の中に指を突っ込まれ抜き差しされる。
「っだ...!いで...」
「あれ痛がってる、まっいいか」
段々緩んできたのか指が増やされ無理やり拡げられる。痛いだけで快感なんて拾えるわけもなく、ただただ痛みに耐えた。
「なんか色気がねーわ
せっかくいい顔してんのに歪んでたら男っぽくてやだわー」
勝手なこと言ってんじゃねぇと怒鳴りたいのに、喉が締まっていて言葉が出ない。
その時、下卑た笑いと、俺の呻きだけの空間に一つ音が増えた。
「つばきぃーーーー!」
どうやら場所は分からないから外で叫んでいるようだ。
弟分に助けられるなんてダメなヤツだなと自分を笑い、口を塞がれる前に叫んだ
「ここだーーーーー!」
「うわやっべ!どうする!?」
「取り敢えず口塞げ!」
「逃げるか!?」
「いやでも御角なら俺らでぼこせるんじゃね!?」
蜂の巣をつついたような騒ぎの中、俺は笑った。
0
あなたにおすすめの小説
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?
キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。
知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。
今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど——
「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」
幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。
しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。
これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。
全8話。
【完結】みにくい勇者の子
バナナ男さん
BL
ある田舎町で農夫をしている平凡なおっさんである< ムギ >は、嫁なし!金なし!の寂しい生活を送っていた。 そんなある日、【 光の勇者様 】と呼ばれる英雄が、村の領主様に突然就任する事が決まり、村人達は総出で歓迎の準備をする事に。 初めて会うはずの光の勇者様。 しかし、何故かムギと目が合った瞬間、突然の暴挙に……? 光の勇者様 ✕ 農夫おっさんのムギです。 攻めはヤンデレ、暴走ロケット、意味不明。 受けは不憫受け(?)だと思いますので、ご注意下さい。ノリよくサクッと終わりますm(__)m 頭空っぽにして読んで頂けると嬉しいです。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
【8話完結】帰ってきた勇者様が褒美に私を所望している件について。
キノア9g
BL
異世界召喚されたのは、
ブラック企業で心身ボロボロになった陰キャ勇者。
国王が用意した褒美は、金、地位、そして姫との結婚――
だが、彼が望んだのは「何の能力もない第三王子」だった。
顔だけ王子と蔑まれ、周囲から期待されなかったリュシアン。
過労で倒れた勇者に、ただ優しく手を伸ばしただけの彼は、
気づかぬうちに勇者の心を奪っていた。
「それでも俺は、あなたがいいんです」
だけど――勇者は彼を「姫」だと誤解していた。
切なさとすれ違い、
それでも惹かれ合う二人の、
優しくて不器用な恋の物語。
全8話。
【完】君に届かない声
未希かずは(Miki)
BL
内気で友達の少ない高校生・花森眞琴は、優しくて完璧な幼なじみの長谷川匠海に密かな恋心を抱いていた。
ある日、匠海が誰かを「そばで守りたい」と話すのを耳にした眞琴。匠海の幸せのために身を引こうと、クラスの人気者・和馬に偽の恋人役を頼むが…。
すれ違う高校生二人の不器用な恋のお話です。
執着囲い込み☓健気。ハピエンです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる