異世界転生?いいえ、転生サポート事務局です

鑑定漢

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2章 貴方のスキルをサポートします

生産スキルの場合

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「ん~、やっぱり、これは……いや、ていうか、コレ、色々不味いしなあ」

自分は現在、リストにあるスキルを色々調べている。と言うのも、今回の調べ物は場合によっては世界の在り方すらも変えかねないからである。しっかりと調査しなくてはならない。

「どうしてそんなに悩んでいるの?コレ、普通の生産スキルでしょ?はみょん!?」

ノルマをこなしつつ、実の所は駄女神の言う通り、確かに普通のスキルなんだ、普通の。いや、一見は普通だが、転生者にとっては普通であり、普通ではないスキルになるのだ。それがコレである。

スキル名:クラフト
説明:素材を消費して、様々な物を生産する

「確かに普通なんだよなあ……でも、例えばだぞ、これで鉄や銅、ガソリンはあるか分からんから原油でエンジンなんか出来てみろ?産業革命ってレベルじゃないぞ……下手すれば何個もの文明を飛び越えた大革命になりかねん」

「あ………」

「他にも、コレ解釈しようによってはアルミやニトログリセリンとかも作れてしまうかも?って事だ。可能性は低くても、が重要になる」

転生者にとっては普通のクラフトとしても、転生先現地にとっては大革命である。調査した感じ、所持者全員がそこまでは至っていないというのが一番の幸いだろうか?こう言うのを取った場合のライトノベルとかが参考資料になっているのかは知らんが、慎重な人物が多かったのも幸いしている。

「リバーシや将棋とかが定番とか言うのも幸いしてるな、日本すげえ……」

いや、真面目に感謝である。まずはコツコツお金稼ぎは全く間違っていないし、この辺りならまだ争いの道具にはならないからだ。まあ、勝敗による喧嘩はあるだろうが、そこら辺は作成者本人も神様も知らんだろう。

「一番厄介なのは兵器に転用出来る系だ。例えば馬車だ。一見、通行の便を良くする為にもなるが、中世時代なら、軍事転用も出来るだろう」

「うわ………」

ダイナマイトも元はと言えば、鉱山の硬い鉱脈を破壊したり、ビルの解体に使われる物が発展し、軍事転用出来てしまった。無論、開発した人が悪い訳ではない。物は使い様という事だ。
とは言え、発展も悪い事ばかりではない。それが言えてしまうのがこのクラフトと言うスキルなのである。

「問題は……だ……スキルをどう改変するか?だよなあ……」

材料があれば出来てしまうというのがある意味良い点であり、悪い点である。だからと言って、ここを制限してしまうと、クラフトの意味が無い。う~む、毎度ながら、転生者のスキルって弄りにくいのが多いな……

「うん?待てよ、確かあのゲーム……」

確か、あの手のゲームって………あ、これだ!思い立ったが吉日。まずは出来るかどうかの確認が肝心である。


「あ~、なるほど」

「なるほど、スキルでこうすれば、確かに監視出来ますね」

駄女神と上司であるベルザンディ様が感心している。何をしたかと言えば非常に単純で……


スキル名:クラフト
説明:素材を消費して、様々な物を生産する。ただし、作業台をクラフトしなければ作る事は出来ない


要するに、生産の神様の監視の元の作業台を作らせるという訳である。更に、作業台と言う監視システムが合意しなければ、一足飛びの発展は出来ないという訳である。まあ、要はマ○クラのアレである。うん、ゲームって偉大だわ、ホント……

「要は、スキル使用者を見張れる、作成した成果を見れるコンピュータのようなものがあればいいんだ。それを使用者が作成する事で報告書を上げてるのと同じだな」

「しかし……人間って、ホント、凄いわね……」

あ~、うん。自分も流石にこんな風に使うとは思わんかったわ……

「本当に豆腐ハウスを作成して引き籠り生活。疑似マ○クラ生活を成し遂げるとか………うん、自分が言うのもアレだけど、人間って、偉大だわ、ホント………」
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