大海サバイバル! チートな船で俺TUEEE な旅を満喫します

彩世幻夜

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第二章

煮魚と、そして次の島へ

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 釣れました。
 見た目サバのような魚。

 さっさと捌いて味噌煮にします。

 ……生姜もネギも無いからちょっと臭みは残るかもだけど、今釣ったばかりの新鮮そのものの素材だし、多分大丈夫!
 酒、少し多めに入れるかな……。

 味噌、醤油、酒、みりん、砂糖を分量混ぜ合わせ、煮る……んだけど、生姜とネギがない分、代わりに先に少し、味噌に入れたのとは別に酒を入れた。

 煮魚って、実は煮すぎると身がパサパサして美味しくなくなる。
 火が通って味がしみたらさっさと火を止め盛り付ける。

 んー、やっぱり日本のサバとはちょっと味が違うし、やっぱり臭みはちょっと残ってるなぁ。
 けどまぁ、不味いって程でもない。

 でも、やっぱりしばらくは焼き魚がメインかな、これは……。


 そして。食事をした後、私は久し振りに屋根のある、固くなく程良く暖かい寝床でぐっすり眠ったのだった。


 翌日。私はあの池を目指して一度通った道を辿っていた。
 今度は帰り道に迷わない様、時折木の幹に目印の傷を刻み、た果物の確保をしながら。

 一日かけてたどり着いた池に、船を出す。

 船に乗って池の中央へ進み――果物をしまい、釣り竿の支度を済ませる。

 更にその翌日と翌々日。

 のんびり釣り糸を垂らしながら、釣り三昧を楽しみ――

 また一日かけて、今度は先に付けていた目印を頼りに、迷わず浜へと戻る。

 「よし、魚の下拵えだけ済ませたら、明日にでも次の島に出発するかな」

 池への道のりに、モンスターは出なかった。

 どうやらあの反対側の岸へ真っ直ぐ突っ切るあの道が、モンスターの縄張りの真っ只中を突き進む、そんなルートだったのかもしれない、が……。

 「虫々パラダイスなんてゴメンだもんね」

 可愛い小動物のモフモフパラダイス、そんな島があるかどうかは知らないが。

 「せめて、モフモフ率の高い島に当たってくれないかなぁ」

 そんな事を思いながら手を動かす。
 魚を捌いて切り身の状態にしたものを、ある物は味噌を塗ったくって味噌漬けに。ある物は醤油の海に放り込んで醤油漬け、あるいはみりん干しや……、今ある調味料で可能な保存食作りに勤しんでいるのだ。

 キッチンは出来たが、例えば波が荒くなれば、IHコンロとは言え加熱調理は難しくなる。
 最低限の調理時間でサッと食べられる。
 そんな保存食を、量産する必要性を感じたからね。

 え、オルカ?

 「こら、摘み食いしようとするんじゃない!」

 ……まぁ、こんな感じでわんぱく盛りの子供の様なイタズラばかりしている。
 おかげで賑やかでは……あるんだよね。

 「食料もある程度備蓄できたし。そろそろ出発しようか」

 私は操舵室に立ち、正面の水平線を眺め――エンジンを、始動した。
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