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第七章
船上の戦闘
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「まずは素振りからだな」
練習用の短剣を使って、まずは一つの型を教わった。
「その型を体に覚えさせろ。何も考えずとも反射で身体が動くくらいにな」
……と。島に着くまでの三日間、マジでその一つの型だけ練習させられた。
いや、まぁ基礎訓練の大切さは分かるんだけど……。
自分が頼んだことだから文句を言うつもりはないけど、さぁ……飽きるよな……。
だから、ようやく島影が見えた時にはすごく嬉しかったんだ。
直後、そこまでの危機に陥るとは思っても見なかった私は、突然の強い横揺れに何事かと下を覗き込み、「ひっ!」と思わず小さく悲鳴を上げた。
あわてて操舵室に駆け込みステータスを確認すると……
ドンッと言う音と共に揺れるごとにジワリジワリと船の耐久値が減っていく。
「話は聞いていたけど……!」
嵐でも揺れない船を揺らす、魚型――いや、さっき見た限りはサメ型と言いたいシルエットのモンスター。
「これ、小船じゃあっという間にひっくり返されそう……!」
少なくとも私は、あの初期装備の手漕ぎ船であのサメっぽいモンスターのただ中を行きたくは、ない。
「と、とにかくまとわりついてる奴何とかしなきゃ!」
とはいえ、この船はフェリー。つまり客船。軍艦ではないのだ。
船自体に攻撃能力は体当りするしかない。
が、向こうから体当たりを仕掛けてきている以上、同じ事を返して果たして如何程の効果が望めるものやら。
「フィーネお願い! ウィンドカッター!」
比較的浅い所を泳ぎ、シルエットがはっきり見える個体を狙って魔法を放つ。
風の刃を水中で発生させるのは無理との事だが、浅い所に居るなら、こうして勢いで狩れる。
「ウィンドカッター、ウィンドカッター、……渦潮!」
しかし、連発しようにも一向に減らない。何でしつこさだ。
やむを得ずオルカの力で押し流す。
水の魔物に水で攻撃ってどうよ? と思ったからこそのウィンドカッターだった訳だが、魔物避け効果を期待するならこっちの方が効率的かなぁ……。
そして、アルト曰くのそこそこ強いモンスターを倒したおかげか、レベルアップのお知らせがアナウンスされた。
よしよし。上陸前に確認しとこう。
お、船がさらに大きくなるみたい。七階建てだってさ。
まぁ、下の階はエンジンと車の収納庫なんだけどさ。
そして部屋数がめっちゃ増えた。
私とアルト、それに一応精霊二人しかいないのに、大部屋含めて百近い部屋数って……。
その代わり(?)バイキングレストランが出来た。
……もうキッチン要らなくね? って思ったけど、使用料がめっちゃ高い。
これは何かの時のご褒美扱いにしないとマズイね。
練習用の短剣を使って、まずは一つの型を教わった。
「その型を体に覚えさせろ。何も考えずとも反射で身体が動くくらいにな」
……と。島に着くまでの三日間、マジでその一つの型だけ練習させられた。
いや、まぁ基礎訓練の大切さは分かるんだけど……。
自分が頼んだことだから文句を言うつもりはないけど、さぁ……飽きるよな……。
だから、ようやく島影が見えた時にはすごく嬉しかったんだ。
直後、そこまでの危機に陥るとは思っても見なかった私は、突然の強い横揺れに何事かと下を覗き込み、「ひっ!」と思わず小さく悲鳴を上げた。
あわてて操舵室に駆け込みステータスを確認すると……
ドンッと言う音と共に揺れるごとにジワリジワリと船の耐久値が減っていく。
「話は聞いていたけど……!」
嵐でも揺れない船を揺らす、魚型――いや、さっき見た限りはサメ型と言いたいシルエットのモンスター。
「これ、小船じゃあっという間にひっくり返されそう……!」
少なくとも私は、あの初期装備の手漕ぎ船であのサメっぽいモンスターのただ中を行きたくは、ない。
「と、とにかくまとわりついてる奴何とかしなきゃ!」
とはいえ、この船はフェリー。つまり客船。軍艦ではないのだ。
船自体に攻撃能力は体当りするしかない。
が、向こうから体当たりを仕掛けてきている以上、同じ事を返して果たして如何程の効果が望めるものやら。
「フィーネお願い! ウィンドカッター!」
比較的浅い所を泳ぎ、シルエットがはっきり見える個体を狙って魔法を放つ。
風の刃を水中で発生させるのは無理との事だが、浅い所に居るなら、こうして勢いで狩れる。
「ウィンドカッター、ウィンドカッター、……渦潮!」
しかし、連発しようにも一向に減らない。何でしつこさだ。
やむを得ずオルカの力で押し流す。
水の魔物に水で攻撃ってどうよ? と思ったからこそのウィンドカッターだった訳だが、魔物避け効果を期待するならこっちの方が効率的かなぁ……。
そして、アルト曰くのそこそこ強いモンスターを倒したおかげか、レベルアップのお知らせがアナウンスされた。
よしよし。上陸前に確認しとこう。
お、船がさらに大きくなるみたい。七階建てだってさ。
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