大海サバイバル! チートな船で俺TUEEE な旅を満喫します

彩世幻夜

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第七章

二層へ

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 罠を見分けるのは、私にとってかなり難しい事だった。

 運良くスキルをゲット出来たから課題をクリア出来たけど、それがなければ永遠に講座が終わらなかったんじゃ、とつい思ってしまうくらいには。

 だから、戦々恐々としながら挑んだ、翌日の罠解除講座。

 ……だったんだけど。

 「え、これだけ?」

 罠を解除するなんて、それこそ特殊スキルなんじゃ? ……て思ってた私、馬鹿だった。

 まさか、まさか……

 「まさか、嘘でしょ?」

 そう、まさか……

 「水でダメになるとか……。電気製品か!」

 ブツに水を引っ掛けてやればOKとか……。量もあまり大掛かりな罠でなければコップ一杯の水で良い、つまり誰でも出来る生活魔法で罠が解除できる、と。

 「だが、ピンポイントで狙わなければ無意味だ。生活魔法ではあまり多くの水は得られないからな。水魔法の使い手でも魔力には限りがある。戦闘でも使うのだから、計画的に使わないといけない」

 ああ、ご利用は計画的に、ってヤツですね、分かります。

 だけど私に限ってはその心配は皆無だ。
 何故なら――「オルカ、ウオーターボール!」の一言で済むからだ。

 「よし。これなら明日は次の層に降りられそうだな」

 この数日で第一層は散々歩き尽くし、私も既に二層への階段の在り処は知っていた。

 流石にゴブリンとスライムはそろそろ見飽きてきていた。
 二層はどんな魔物が出るんだろうか?
 それとも五層とか切りの良い階層までは大差無いとか?

 今度こそようやく、ダンジョン攻略に挑めるのだと、私はワクワクしながら翌日、その階段に足をかけた。

 階段の造りは一層へと降りる階段と相違は無い。

 降り立った先の景色もやはり大差無く、少しガッカリしてしまう。

 そのせいで、危うく階段近くに設置されていた落とし穴の罠を見落としそうになり、私は慌てて水魔法を打ち取り繕った。

 危ない、危ない。油断大敵、である。

 そしてモンスターは。
 徒党パーティーを組む知恵をつけたスライムとゴブリンだった。

 スライムは上位種に進化し、初級ながら魔法、それも状態異常魔法を使う。
 火傷のレッドに麻痺のイエロー、鈍足のブルーに、毒のグリーン、魅了のピンク。

 ……お前ら戦隊ヒーローか! と突っ込みたくなる布陣であった。

 が、状態異常で動けなくして、スライムならではの通常攻撃の酸で溶かそうとしてくる。

 攻撃速度が遅いから、一層では簡単に避けられた攻撃も、状態異常をかけられてしまうと一気に避けるのが難しくなる。

 ゴブリンも、剣の前衛に弓の中衛、魔法と回復の後衛と基本メンバーを揃えてきているので、初心者一人での対処はちょっと厳しい。

 そんな二層の攻略が、始まった。
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