13 / 370
スキル「クリエイト」を獲得しました。
非力な手でも掴めるものは掴む主義です。
しおりを挟む
「さぁて、まず今日は昼まで私が講師として座学、午後は四人一組のグループ分けをしてその班でレクリエーションをする予定でいた。ちなみに明日からは各グループ毎にローテーションして工房を回ってもらう予定、最終日は総括として全員で討論会の予定だった」
脚を組み、腕を組んで彼女は教卓に行儀悪く腰かけ、薄笑いを浮かべた。
「まあ、参加者がお前ら二人だけになったら時点で今日の午後のグループ分けは必要無くなった訳だが。まぁ喜べ、他班が居なくなってローテーションの必要も無くなったお陰で、お前ら時間たっぷりじっくり体験させて貰えるぞ、気張っていけよ?」
「はい!」
「……はい」
「 んじゃ、改めて今日の講師を務めるユリアだ」
彼女は、教壇から立ち上がり話始める。
教室に黒板代わりの魔道具らしきものはあるが、彼女は使おうとしない。
この国の義務教育は十二才から三年間だけ。
私達位の子供が読み書き計算ができる方がおかしい。
市場の品物の値札が読めて、最低限の足し算と引き算ができれば上等、が普通の感覚なんだから。
でも、私は読み書き計算は前世たっぷり時間を使って勉強してきたからできるけど、つらつら並べられた言葉をそのまま記憶しておける程頭は良くない。
ノートを開き、ペンを持ってメモの用意をする。
それを見たユリアさんは片眉をピクリと吊り上げたが、そのまま語り続ける。
レイフレッド少年は、物凄く真剣な顔付きでユリア先生の話に聞き入っている。
一言も聞き漏らすまいと、耳に入れた情報は全てその場で頭に叩き込むのだという気迫が痛い程伝わって来る。
……私以上に人生がかかっているんだからそれも当然、か。
因みにユリアさんの講義の内容は、一言で言えば「職人とは何か」。
言葉の意味するところの職人と、ギルドで統括している実際の職人。言葉の定義としては職人にあたるが、実際は別のギルドの管轄になる職の事。
「いいか、職人ってのはモノ作りの技術を日々研究し磨きあげ、そうして鍛えた腕一つで食い扶持を稼ぐ者の事だ。そういう意味では錬金術師なんかも職人と言えるだろうが、錬金術師には錬金術師専門のギルドがあるから、あえて『職人』とは呼称しない」
それでも、職人と名の付く職の幅は広い。
「本当に全部回ろうとしたら七日じゃ到底足りない。だから、ある程度系統毎に代表的な職場を回ってもらう予定だ」
例えば「布」に関わる職人。
糸を紡ぐ職人。糸を織る職人。染色職人。服等に仕立てる、デザイナーにパタンナーと縫製職人、他にも刺繍やレース編み等やコサージュの職人。
挙げ始めたら切りがない。
他にも金属加工や木工……。
それら全てを理解して仕事をしているギルド職員は成る程大変な職業だ。
「さて、では小難しい話はここまでだ」
ユリアさんが晴れやかに笑う。
「飯だ! ギルドの食堂に案内するから付いて来い」
冒険者ギルドの様に酒場があるのではなく、ギルド職員用のいわゆる社食らしい。
また迷路のような通路を歩き、一際騒がしい部屋に入った。
内装こそ飾り気のない無骨な石の柱や梁が剥き出しの部屋だけど、他の場所に比べれば少しは清潔を気にしているらしい。
幾つも並ぶテーブルのある一角が不自然に空いている。きっちり十二人分。
そこに三人で座る。
……見たところ、学食で良く見るお盆を持って一つずつおかずを選んで載せていくセミセルフタイプの食堂。
なのにこれでいいのだろうか?
いやまあ私じゃ明らかに背丈が圧倒的に足りないし、レイフレッド少年も惜しいところで届かないだろう。
それにガテン系の人間が多いせいか、一つ一つの皿に盛られたおかずの量が一々多い。
「あら? 聞いていたより随分少ないわねぇ?」
両手にお盆を持ったおばちゃんがそれをテーブルに置いた。
子供にも食べきれる量の、明らかに他とは違うメニュー。
「食事は毎日三食ここで専用メニューを用意している」
とてもスパイシーなカレーの香りのする中でクリームシチューにパンを浸して齧る。
美味しい。正直味には期待していなかったのに。
レイフレッドは可能な限りの早食いを目指すかの様に必死に口に掻き込む。
咀嚼の時間さえ惜しいとばかりに次々食事を飲み込んでいく。
そしてそれ以上に良く水を飲む。
食事をするよりもっとずっと必死の形相で。
私が半分も食べ終えていないと言うのに、彼の食事はあっと言う間に片付いてしまった。
「……今日のランチ、あと十人分余ってるんだけどお代わりするかい?」
おばちゃんもその様子を見て思うところがあったのだろうが。
「いや、止めた方が良い。小さな胃に無理に詰めても後で吐くか下すかするだけだ。それより余った予算で栄養のあるものきっちり食べさせてやれ」
その後、私が食事を済ませる間ひたすら彼は水を飲み続けていた。
「おい誰か手の空いてる奴、この子らを研修室C-1番に連れてってやってくれ。お前達は私が飯食って食休めする間は休憩時間だ、好きにして良いが部屋から出るなよ、迷うからな」
そうは言っても、部屋に戻ったところで何があるでもなく。
できる事と言ったら彼とお喋りくらい。
けど、さっき話しかけるなと牽制されたばかりだし。
「おい」
と、頭を悩ませていたのに、案内の人が居なくなった途端に彼の方から話しかけてきた。
「お前、どういうつもりだ?」
紅の瞳で私を睨み付け、問う。
「僕を金で買ってどうするつもりだ?」
大きな声を出して、牙をむいて。
「答えろ。何が目的だ!」
「別に、どうもするつもりなんて無いし、ましてや目的なんてある訳無いわ。あの子犬君の貴方への売り言葉を私が買って、彼に倍額で売り付けてやっただけよ」
怯えを必死に隠して威嚇する、彼もまた子犬の様で。
「けど、売り言葉に買い言葉とは言え一度口に出した事を無かった事にするつもりもない」
生きるだけで精一杯、今と未来の生活を守るのに必死で。
「貴方がウチで働くつもりなら私が責任持って雇う。一応私の従者辺りが適当だとは思うけど、貴方がやりたいと思うなら馬丁見習いでも料理人見習いでも良いわよ」
親の庇護と愛情をたっぷり受けて丸々太った毛並みの良い子犬君がちっぽけなプライドを守る為だけに吠えて威嚇する様は見ているだけで不快だった。
「嘘言うな! 知ってるんだぞ。アンタ、良いトコのお嬢様みたいだけど、だからってお前みたいな子供にそんな事決められるハズないだろ!」
でも、猜疑心に満ち満ちた眼差しでこちらを警戒するその様は。
「僕が孤児で、しかも吸血鬼だって知ったら反対するに決まってる! 孤児院の先生だって僕を気味悪がるんだ、お前だって本当は……!」
「お父様とお母様は必ず説得する。最悪私自身で稼いで貴方の給料払う覚悟はあるわよ」
例えスキルが無くとも前世のアドバンテージを使えば手芸品の小物を町の広場で売って稼ぐ位はできるハズ。
「貴方が吸血鬼だろうが獣人だろうが私が困る事は何一つ無いと思うのだけど。私が貴方の何を恐れれば良いのか教えてくれる?」
「はあ? お前頭大丈夫か? 僕は人間じゃない。誰も彼もがそう言って罵るんだ、お前の――魔族の国へ帰れって! 人間の国に魔族が居たら困るんだろう?」
「別に私は何も困らないわ」
まあ、彼らが困る理由は見当は付く。
「自分と異なる者、自分より優れた者を恐れ排除しようとするか。自分の弱さを認めて上手く付き合うか。単なる器の問題よ。だから私は別に困らないわ」
「僕が血を啜るバケモノでも?」
「そうね、貧血になって倒れる以上の量を一度に持っていかれたら流石に困るわね」
私も命は惜しい。
「でも、それが何?」
「だって、人は平気で馬に乗るし車を引かせるじゃない。騎士はきっちり調教した馬を上手に操る。でも馬に蹴られれば人間は良くて大怪我、普通に死ねるわよ? 馬から落ちて亡くなるお貴族様ってのも割りと良く聞く話よね」
牛に足を踏まれれば骨折、大人の豚に本気で体当たりされたらどうなるか。
「それでも人間は彼らと上手く付き合ってるわ。なのに何故動物と違って言葉を交わして議論も可能な相手を無駄に恐れるのか、私には良く分からないわ」
まあ、人間同士でも意見の合わない、聞く耳持たずでまともな議論もできない連中は居るからだけど。
「全部を掬い上げるには確かに私じゃ力不足なのは認めるけど。貴方一人の手を掴むくらいなら私にも出来るから」
それでも信じ切れない彼にはもう、論より証拠だろう。
私は彼の目の前で、自分の左手の親指をメモ用紙の端に押し付けた。
スッと一筋血の赤が指の腹に滲む。
「喉が渇いているんでしょう?」
私は左手を彼の前に差し出し微笑んだ。
脚を組み、腕を組んで彼女は教卓に行儀悪く腰かけ、薄笑いを浮かべた。
「まあ、参加者がお前ら二人だけになったら時点で今日の午後のグループ分けは必要無くなった訳だが。まぁ喜べ、他班が居なくなってローテーションの必要も無くなったお陰で、お前ら時間たっぷりじっくり体験させて貰えるぞ、気張っていけよ?」
「はい!」
「……はい」
「 んじゃ、改めて今日の講師を務めるユリアだ」
彼女は、教壇から立ち上がり話始める。
教室に黒板代わりの魔道具らしきものはあるが、彼女は使おうとしない。
この国の義務教育は十二才から三年間だけ。
私達位の子供が読み書き計算ができる方がおかしい。
市場の品物の値札が読めて、最低限の足し算と引き算ができれば上等、が普通の感覚なんだから。
でも、私は読み書き計算は前世たっぷり時間を使って勉強してきたからできるけど、つらつら並べられた言葉をそのまま記憶しておける程頭は良くない。
ノートを開き、ペンを持ってメモの用意をする。
それを見たユリアさんは片眉をピクリと吊り上げたが、そのまま語り続ける。
レイフレッド少年は、物凄く真剣な顔付きでユリア先生の話に聞き入っている。
一言も聞き漏らすまいと、耳に入れた情報は全てその場で頭に叩き込むのだという気迫が痛い程伝わって来る。
……私以上に人生がかかっているんだからそれも当然、か。
因みにユリアさんの講義の内容は、一言で言えば「職人とは何か」。
言葉の意味するところの職人と、ギルドで統括している実際の職人。言葉の定義としては職人にあたるが、実際は別のギルドの管轄になる職の事。
「いいか、職人ってのはモノ作りの技術を日々研究し磨きあげ、そうして鍛えた腕一つで食い扶持を稼ぐ者の事だ。そういう意味では錬金術師なんかも職人と言えるだろうが、錬金術師には錬金術師専門のギルドがあるから、あえて『職人』とは呼称しない」
それでも、職人と名の付く職の幅は広い。
「本当に全部回ろうとしたら七日じゃ到底足りない。だから、ある程度系統毎に代表的な職場を回ってもらう予定だ」
例えば「布」に関わる職人。
糸を紡ぐ職人。糸を織る職人。染色職人。服等に仕立てる、デザイナーにパタンナーと縫製職人、他にも刺繍やレース編み等やコサージュの職人。
挙げ始めたら切りがない。
他にも金属加工や木工……。
それら全てを理解して仕事をしているギルド職員は成る程大変な職業だ。
「さて、では小難しい話はここまでだ」
ユリアさんが晴れやかに笑う。
「飯だ! ギルドの食堂に案内するから付いて来い」
冒険者ギルドの様に酒場があるのではなく、ギルド職員用のいわゆる社食らしい。
また迷路のような通路を歩き、一際騒がしい部屋に入った。
内装こそ飾り気のない無骨な石の柱や梁が剥き出しの部屋だけど、他の場所に比べれば少しは清潔を気にしているらしい。
幾つも並ぶテーブルのある一角が不自然に空いている。きっちり十二人分。
そこに三人で座る。
……見たところ、学食で良く見るお盆を持って一つずつおかずを選んで載せていくセミセルフタイプの食堂。
なのにこれでいいのだろうか?
いやまあ私じゃ明らかに背丈が圧倒的に足りないし、レイフレッド少年も惜しいところで届かないだろう。
それにガテン系の人間が多いせいか、一つ一つの皿に盛られたおかずの量が一々多い。
「あら? 聞いていたより随分少ないわねぇ?」
両手にお盆を持ったおばちゃんがそれをテーブルに置いた。
子供にも食べきれる量の、明らかに他とは違うメニュー。
「食事は毎日三食ここで専用メニューを用意している」
とてもスパイシーなカレーの香りのする中でクリームシチューにパンを浸して齧る。
美味しい。正直味には期待していなかったのに。
レイフレッドは可能な限りの早食いを目指すかの様に必死に口に掻き込む。
咀嚼の時間さえ惜しいとばかりに次々食事を飲み込んでいく。
そしてそれ以上に良く水を飲む。
食事をするよりもっとずっと必死の形相で。
私が半分も食べ終えていないと言うのに、彼の食事はあっと言う間に片付いてしまった。
「……今日のランチ、あと十人分余ってるんだけどお代わりするかい?」
おばちゃんもその様子を見て思うところがあったのだろうが。
「いや、止めた方が良い。小さな胃に無理に詰めても後で吐くか下すかするだけだ。それより余った予算で栄養のあるものきっちり食べさせてやれ」
その後、私が食事を済ませる間ひたすら彼は水を飲み続けていた。
「おい誰か手の空いてる奴、この子らを研修室C-1番に連れてってやってくれ。お前達は私が飯食って食休めする間は休憩時間だ、好きにして良いが部屋から出るなよ、迷うからな」
そうは言っても、部屋に戻ったところで何があるでもなく。
できる事と言ったら彼とお喋りくらい。
けど、さっき話しかけるなと牽制されたばかりだし。
「おい」
と、頭を悩ませていたのに、案内の人が居なくなった途端に彼の方から話しかけてきた。
「お前、どういうつもりだ?」
紅の瞳で私を睨み付け、問う。
「僕を金で買ってどうするつもりだ?」
大きな声を出して、牙をむいて。
「答えろ。何が目的だ!」
「別に、どうもするつもりなんて無いし、ましてや目的なんてある訳無いわ。あの子犬君の貴方への売り言葉を私が買って、彼に倍額で売り付けてやっただけよ」
怯えを必死に隠して威嚇する、彼もまた子犬の様で。
「けど、売り言葉に買い言葉とは言え一度口に出した事を無かった事にするつもりもない」
生きるだけで精一杯、今と未来の生活を守るのに必死で。
「貴方がウチで働くつもりなら私が責任持って雇う。一応私の従者辺りが適当だとは思うけど、貴方がやりたいと思うなら馬丁見習いでも料理人見習いでも良いわよ」
親の庇護と愛情をたっぷり受けて丸々太った毛並みの良い子犬君がちっぽけなプライドを守る為だけに吠えて威嚇する様は見ているだけで不快だった。
「嘘言うな! 知ってるんだぞ。アンタ、良いトコのお嬢様みたいだけど、だからってお前みたいな子供にそんな事決められるハズないだろ!」
でも、猜疑心に満ち満ちた眼差しでこちらを警戒するその様は。
「僕が孤児で、しかも吸血鬼だって知ったら反対するに決まってる! 孤児院の先生だって僕を気味悪がるんだ、お前だって本当は……!」
「お父様とお母様は必ず説得する。最悪私自身で稼いで貴方の給料払う覚悟はあるわよ」
例えスキルが無くとも前世のアドバンテージを使えば手芸品の小物を町の広場で売って稼ぐ位はできるハズ。
「貴方が吸血鬼だろうが獣人だろうが私が困る事は何一つ無いと思うのだけど。私が貴方の何を恐れれば良いのか教えてくれる?」
「はあ? お前頭大丈夫か? 僕は人間じゃない。誰も彼もがそう言って罵るんだ、お前の――魔族の国へ帰れって! 人間の国に魔族が居たら困るんだろう?」
「別に私は何も困らないわ」
まあ、彼らが困る理由は見当は付く。
「自分と異なる者、自分より優れた者を恐れ排除しようとするか。自分の弱さを認めて上手く付き合うか。単なる器の問題よ。だから私は別に困らないわ」
「僕が血を啜るバケモノでも?」
「そうね、貧血になって倒れる以上の量を一度に持っていかれたら流石に困るわね」
私も命は惜しい。
「でも、それが何?」
「だって、人は平気で馬に乗るし車を引かせるじゃない。騎士はきっちり調教した馬を上手に操る。でも馬に蹴られれば人間は良くて大怪我、普通に死ねるわよ? 馬から落ちて亡くなるお貴族様ってのも割りと良く聞く話よね」
牛に足を踏まれれば骨折、大人の豚に本気で体当たりされたらどうなるか。
「それでも人間は彼らと上手く付き合ってるわ。なのに何故動物と違って言葉を交わして議論も可能な相手を無駄に恐れるのか、私には良く分からないわ」
まあ、人間同士でも意見の合わない、聞く耳持たずでまともな議論もできない連中は居るからだけど。
「全部を掬い上げるには確かに私じゃ力不足なのは認めるけど。貴方一人の手を掴むくらいなら私にも出来るから」
それでも信じ切れない彼にはもう、論より証拠だろう。
私は彼の目の前で、自分の左手の親指をメモ用紙の端に押し付けた。
スッと一筋血の赤が指の腹に滲む。
「喉が渇いているんでしょう?」
私は左手を彼の前に差し出し微笑んだ。
5
あなたにおすすめの小説
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~
翡翠蓮
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした
タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる