32 / 370
私の攻略対象は。
吸血鬼の通過儀礼とは。
しおりを挟む
「さあ、遠慮せずにどんどんお食べ」
食卓に並ぶメニューは、ローストポークのサラダにミートボール入りのトマトスープ、スペアリブと見事な肉祭りだ。
「吸血鬼が比較的多く住むウチの国では肉料理、特に豚肉を使った料理が多いのさ」
どうやらレイフレッドの肉好きは、吸血鬼の嗜好を大いに反映したものだった様で。
まだ警戒してピリピリしているレイフレッドも食事には文句をつける事なくパクパク食べ進めている。
ローストポークはジューシーだし、スペアリブは柔らかくてとても美味しい。
スープに浮かぶミートボールも香辛料が上手く旨味を引き立てている。
「お嬢様」
ミートボールを咀嚼する私にレイフレッドが目配せしてくる。
「大丈夫だから」
意を決してスープを口に含む。
……あまり得意な味ではないけど、人様のお宅でご飯をご馳走になるのに失礼は出来ないし。
「ん? 何か苦手なものがあったかい?」
でもシリカさんの目は誤魔化しきれなかったらしい。
「いえ、美味しいですよ?」
「と、君のお嬢様が仰ってるが実のところどうなんだい、少年?」
「レイフレッドです。以前トマトジュースがお嫌いと伺いましたので、もしかするとトマトスープも……」
せっかく人が気を使ったのにあっさりバラすレイフレッド。
「ふむ、……吸血鬼の嗜好から我が国ではトマトの果汁やスープも愛飲されているんだが……」
そうなの!?
「まあそれより君達にまず尋ねておきたいことがある。レイフレッド君、君は食事をどう調達している?」
「お嬢様に労働の対価という名目でいただいています」
「チッ、予想はしてたがやっぱりか」
食事の最中には少し緩めていた表情をより険しくしたシリカは小さく舌打ちをした。
「だとしたら、君達二人にはある決断と覚悟をしてもらわなきゃいけない」
空になった食器を除けて、彼女は重々しく口を開いた。
「お嬢ちゃんはこの子の生殺与奪権を握るに等しい選択を。レイフレッド君にはお嬢ちゃんの未来を背負う覚悟を。それぞれ決めなければいけない」
その口から飛び出てきたのはあまりに唐突で突飛な、でも冗談と流すには不穏な文言の羅列。
「……どういう意味です?」
「本来なら親が教え、周りを見て納得と理解を得て自らの覚悟を決める。吸血鬼の間では当たり前の、一つの通過儀礼みたいなもんなんだよ。吸血鬼と親交のある種族もそれを知っているから、簡単ではないが不可能な試練ではないんだ、本来は」
そう前置きして、シリカさんは説明を始めた。
通常、吸血鬼の赤ん坊は約一年程は人間と同じく基本は母乳、場合によりミルクだけを飲んで育つ。
その後段階を踏んで離乳食から一般的な食事に移行していくのもまた人間と同じ。ただ、それに加えて両親の血を与えられる。
「まだ牙どころか歯も生え揃わない赤子のために、親は自ら小さな切り傷を拵え子に血を舐めさせる」
そうして血の味を覚えさせると同時に血の吸い方を教えていく。
歯も牙も生え揃い、食事も大人と基本同じ物を食べられるようになると、今度は両親のパートナーに交互に血を貰い、上手く血を吸う方法を学び、またパートナーという存在を認識させる。
物心のつく歳になった時、改めて両親からパートナーという存在について説明を受ける。
「まあ、ここまで聞いたら大体想像はついているだろう? まあ平たく言えば血を提供してくれるよう契約した相手をパートナーと呼ぶんだよ」
そうして説明を受けた吸血鬼の子供は成人を迎えるまでの間に自らのパートナーを探し契約する。
年齢がいかに成人を過ぎていても、パートナーの居ない吸血鬼は同族からは一人前と認められず結婚も出来ない。
「だから、レイフレッド位の年頃の子は皆パートナー探しに必死になる」
……今レイフレッドは八歳。成人を迎える十五歳まで猶予は七年。
「吸血鬼と親交のある種族は先に言った通りその事を理解しているから、互いに承知の上なら試し位は拒まれることは滅多にないし、きちんと段階を踏めばパートナー契約も問題無く結ばれる。――まあ中にはヤンチャが過ぎたり乱暴な話の進め方をして失敗する輩も残念ながら存在するんだが……」
では、レイフレッドはと言えば。カーライル家ですら漸く受け入れられてきた様な有り様では厳しい。
……早く、レイフレッドをシリカさんの国へ連れていかないとまずいのでは?
「一度決めたパートナーは、一生変えることは出来ない。パートナーが亡くなれば吸血鬼も死ぬ。だから、契約を結んだ吸血鬼はパートナーに加護を与えて守る義務を負う。パートナーは吸血鬼の守護と引き換えに血を提供する」
簡単ではないからこそ通過儀礼と言われる契約。
「吸血鬼は時に嫁や旦那と子を差し置いてパートナーを優先せざるを得ない場合もある。吸血鬼の大人なら理解していて当然の常識なんだよ」
……それは、離婚も可能な結婚相手を探すより大変な事で。
前世で週刊紙を賑わせる芸能人のようなスピード結婚スピード破局なんてまず許されないじゃない? 成田離婚が余命宣告直行便になるなんて。
よっっっっぽど人を見る目に自信がある人でなきゃ、普通は何年もかけて慎重に選ぶよね!?
「だがレイフレッド、お前は無知故に自覚のないまま既に契約の条件を整えてしまった。あとは相手の承諾を得て契約の儀式を済ませば良い。……だが契約できなければ、もう他に選べないお前は一生半人前扱いの上、彼女の血を失えばそうかからずに餓え狂い、狩られるだろう」
聞けば聞くほど焦りが募っていた所にぐわんと頭を殴り付けられた様な衝撃を受けた。
「契約者が正式に決まるまで、子供達は極力同じ血を続けて飲まないよう細心の注意を払う」
色んな血を試すのは、一生飲み続ける事になる血を慎重に選ぶためというのもあるが、同じ血を飲み続けると本能的にその血をパートナーの物と認識し、以後他の血を受け付けなくなるからと言うのが大きい。
「……つまり、レイフレッドのパートナーは既に私で決まってしまった、と?」
理解した途端にサーッと血の気が引いていく。
「そうだ。契約を正式に結べればレイフレッドは吸血鬼として一人前と認められる。何の問題もないが……。この場合、本当に覚悟をしなきゃならないのはお嬢ちゃんの方だ」
「え!?」
私の浅慮でレイフレッドの一生を左右する重要な選択権を奪ってしまったと後悔の嵐に見舞われていたところに、またも変化球が飛んできた。
「レイフレッドに血を提供するなんてもう一年続けてきたし、特に問題は……」
労働の対価なんて、彼を屋敷で養うために理屈を捏ね繰回して作った建前に過ぎないんだから。
……むしろ私の無知故にレイフレッドに望まぬ荷物を背負わせてしまう事への罪悪感の方が私にとっては大事だ。
「レイフレッド、ごめんなさい、謝って済む問題でもないけど、本当にごめんなさい!」
「ふうん? 人間の、それも魔族蔑視の風潮のある国の育ちにしちゃあ珍しい反応だねぇ。……だがそれでも、お嬢ちゃんには辛い選択をして貰わなきゃならない」
シリカさんは一息間を開けて、苦々しい表情で言った。
「お嬢ちゃんは人間を――人間の国と暮らしを捨てる覚悟ができるかい?」
食卓に並ぶメニューは、ローストポークのサラダにミートボール入りのトマトスープ、スペアリブと見事な肉祭りだ。
「吸血鬼が比較的多く住むウチの国では肉料理、特に豚肉を使った料理が多いのさ」
どうやらレイフレッドの肉好きは、吸血鬼の嗜好を大いに反映したものだった様で。
まだ警戒してピリピリしているレイフレッドも食事には文句をつける事なくパクパク食べ進めている。
ローストポークはジューシーだし、スペアリブは柔らかくてとても美味しい。
スープに浮かぶミートボールも香辛料が上手く旨味を引き立てている。
「お嬢様」
ミートボールを咀嚼する私にレイフレッドが目配せしてくる。
「大丈夫だから」
意を決してスープを口に含む。
……あまり得意な味ではないけど、人様のお宅でご飯をご馳走になるのに失礼は出来ないし。
「ん? 何か苦手なものがあったかい?」
でもシリカさんの目は誤魔化しきれなかったらしい。
「いえ、美味しいですよ?」
「と、君のお嬢様が仰ってるが実のところどうなんだい、少年?」
「レイフレッドです。以前トマトジュースがお嫌いと伺いましたので、もしかするとトマトスープも……」
せっかく人が気を使ったのにあっさりバラすレイフレッド。
「ふむ、……吸血鬼の嗜好から我が国ではトマトの果汁やスープも愛飲されているんだが……」
そうなの!?
「まあそれより君達にまず尋ねておきたいことがある。レイフレッド君、君は食事をどう調達している?」
「お嬢様に労働の対価という名目でいただいています」
「チッ、予想はしてたがやっぱりか」
食事の最中には少し緩めていた表情をより険しくしたシリカは小さく舌打ちをした。
「だとしたら、君達二人にはある決断と覚悟をしてもらわなきゃいけない」
空になった食器を除けて、彼女は重々しく口を開いた。
「お嬢ちゃんはこの子の生殺与奪権を握るに等しい選択を。レイフレッド君にはお嬢ちゃんの未来を背負う覚悟を。それぞれ決めなければいけない」
その口から飛び出てきたのはあまりに唐突で突飛な、でも冗談と流すには不穏な文言の羅列。
「……どういう意味です?」
「本来なら親が教え、周りを見て納得と理解を得て自らの覚悟を決める。吸血鬼の間では当たり前の、一つの通過儀礼みたいなもんなんだよ。吸血鬼と親交のある種族もそれを知っているから、簡単ではないが不可能な試練ではないんだ、本来は」
そう前置きして、シリカさんは説明を始めた。
通常、吸血鬼の赤ん坊は約一年程は人間と同じく基本は母乳、場合によりミルクだけを飲んで育つ。
その後段階を踏んで離乳食から一般的な食事に移行していくのもまた人間と同じ。ただ、それに加えて両親の血を与えられる。
「まだ牙どころか歯も生え揃わない赤子のために、親は自ら小さな切り傷を拵え子に血を舐めさせる」
そうして血の味を覚えさせると同時に血の吸い方を教えていく。
歯も牙も生え揃い、食事も大人と基本同じ物を食べられるようになると、今度は両親のパートナーに交互に血を貰い、上手く血を吸う方法を学び、またパートナーという存在を認識させる。
物心のつく歳になった時、改めて両親からパートナーという存在について説明を受ける。
「まあ、ここまで聞いたら大体想像はついているだろう? まあ平たく言えば血を提供してくれるよう契約した相手をパートナーと呼ぶんだよ」
そうして説明を受けた吸血鬼の子供は成人を迎えるまでの間に自らのパートナーを探し契約する。
年齢がいかに成人を過ぎていても、パートナーの居ない吸血鬼は同族からは一人前と認められず結婚も出来ない。
「だから、レイフレッド位の年頃の子は皆パートナー探しに必死になる」
……今レイフレッドは八歳。成人を迎える十五歳まで猶予は七年。
「吸血鬼と親交のある種族は先に言った通りその事を理解しているから、互いに承知の上なら試し位は拒まれることは滅多にないし、きちんと段階を踏めばパートナー契約も問題無く結ばれる。――まあ中にはヤンチャが過ぎたり乱暴な話の進め方をして失敗する輩も残念ながら存在するんだが……」
では、レイフレッドはと言えば。カーライル家ですら漸く受け入れられてきた様な有り様では厳しい。
……早く、レイフレッドをシリカさんの国へ連れていかないとまずいのでは?
「一度決めたパートナーは、一生変えることは出来ない。パートナーが亡くなれば吸血鬼も死ぬ。だから、契約を結んだ吸血鬼はパートナーに加護を与えて守る義務を負う。パートナーは吸血鬼の守護と引き換えに血を提供する」
簡単ではないからこそ通過儀礼と言われる契約。
「吸血鬼は時に嫁や旦那と子を差し置いてパートナーを優先せざるを得ない場合もある。吸血鬼の大人なら理解していて当然の常識なんだよ」
……それは、離婚も可能な結婚相手を探すより大変な事で。
前世で週刊紙を賑わせる芸能人のようなスピード結婚スピード破局なんてまず許されないじゃない? 成田離婚が余命宣告直行便になるなんて。
よっっっっぽど人を見る目に自信がある人でなきゃ、普通は何年もかけて慎重に選ぶよね!?
「だがレイフレッド、お前は無知故に自覚のないまま既に契約の条件を整えてしまった。あとは相手の承諾を得て契約の儀式を済ませば良い。……だが契約できなければ、もう他に選べないお前は一生半人前扱いの上、彼女の血を失えばそうかからずに餓え狂い、狩られるだろう」
聞けば聞くほど焦りが募っていた所にぐわんと頭を殴り付けられた様な衝撃を受けた。
「契約者が正式に決まるまで、子供達は極力同じ血を続けて飲まないよう細心の注意を払う」
色んな血を試すのは、一生飲み続ける事になる血を慎重に選ぶためというのもあるが、同じ血を飲み続けると本能的にその血をパートナーの物と認識し、以後他の血を受け付けなくなるからと言うのが大きい。
「……つまり、レイフレッドのパートナーは既に私で決まってしまった、と?」
理解した途端にサーッと血の気が引いていく。
「そうだ。契約を正式に結べればレイフレッドは吸血鬼として一人前と認められる。何の問題もないが……。この場合、本当に覚悟をしなきゃならないのはお嬢ちゃんの方だ」
「え!?」
私の浅慮でレイフレッドの一生を左右する重要な選択権を奪ってしまったと後悔の嵐に見舞われていたところに、またも変化球が飛んできた。
「レイフレッドに血を提供するなんてもう一年続けてきたし、特に問題は……」
労働の対価なんて、彼を屋敷で養うために理屈を捏ね繰回して作った建前に過ぎないんだから。
……むしろ私の無知故にレイフレッドに望まぬ荷物を背負わせてしまう事への罪悪感の方が私にとっては大事だ。
「レイフレッド、ごめんなさい、謝って済む問題でもないけど、本当にごめんなさい!」
「ふうん? 人間の、それも魔族蔑視の風潮のある国の育ちにしちゃあ珍しい反応だねぇ。……だがそれでも、お嬢ちゃんには辛い選択をして貰わなきゃならない」
シリカさんは一息間を開けて、苦々しい表情で言った。
「お嬢ちゃんは人間を――人間の国と暮らしを捨てる覚悟ができるかい?」
5
あなたにおすすめの小説
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ぽっちゃり令嬢の異世界カフェ巡り~太っているからと婚約破棄されましたが番のモフモフ獣人がいるので貴方のことはどうでもいいです~
翡翠蓮
ファンタジー
幼い頃から王太子殿下の婚約者であることが決められ、厳しい教育を施されていたアイリス。王太子のアルヴィーンに初めて会ったとき、この世界が自分の読んでいた恋愛小説の中で、自分は主人公をいじめる悪役令嬢だということに気づく。自分が追放されないようにアルヴィーンと愛を育もうとするが、殿下のことを好きになれず、さらに自宅の料理長が作る料理が大量で、残さず食べろと両親に言われているうちにぶくぶくと太ってしまう。その上、両親はアルヴィーン以外の情報をアイリスに入れてほしくないがために、アイリスが学園以外の外を歩くことを禁止していた。そして十八歳の冬、小説と同じ時期に婚約破棄される。婚約破棄の理由は、アルヴィーンの『運命の番』である兎獣人、ミリアと出会ったから、そして……豚のように太っているから。「豚のような女と婚約するつもりはない」そう言われ学園を追い出され家も追い出されたが、アイリスは内心大喜びだった。これで……一人で外に出ることができて、異世界のカフェを巡ることができる!?しかも、泣きながらやっていた王太子妃教育もない!?カフェ巡りを繰り返しているうちに、『運命の番』である狼獣人の騎士団副団長に出会って……
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
前世ブラックOLの私が転生したら悪役令嬢でした
タマ マコト
ファンタジー
過労で倒れたブラック企業勤めのOLは、目を覚ますと公爵令嬢アーデルハイトとして転生していた。しかも立場は“断罪予定の悪役令嬢”。だが彼女は恋愛や王子の愛を選ばず、社交界を「市場」と見抜く。王家の財政が危ういことを察知し、家の莫大な資産と金融知識を武器に“期限付き融資”という刃を突きつける。理想主義の王太子と衝突しながらも、彼女は決意する――破滅を回避するためではない。国家の金脈を握り、国そのものを立て直すために。悪役令嬢の経済戦争が、静かに幕を開ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる