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目指せ勝ち組!~君と歩む花道~
味方を増やそう
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――平和だ。
婚約者のビルも、彼の父親である子爵も居ない。
ヒロインちゃんも居ない。
代わりに学校行事に国家事業にとブラック通り越す勢いで忙しいけど、平和なのだ。
……裏でコソコソ陰口叩く様な連中は絶えないけど、あの研修の時の彼に下った正式な処罰内容を聞いた様で、あからさまにこちらに攻撃を仕掛けてくるような馬鹿は居なくなった。
それに。ある程度まともな家なら貴族として情報収集は必須スキルだから、例の国家事業の話は当然耳に入っている。
平民だからとあまりに理不尽に虐げれば王家どころか皇帝に睨まれると理解できた家の子は、陰口を叩くどころか逆にご機嫌伺いに来るようになった。
……まぁ、大半は平民の私を見下しつつも利益を得るために上手く丸め込んでやろうという魂胆が見え見えで正直ウザかったけど、そこで突っぱねれば敵が増えるだけで良い事はない。
女の子達は取り敢えずお茶会に誘ってお喋りしつつ顧客のニーズを探り出してみたり、商品のサンプル品を配りつつ、社交の練習に付き合って貰ったり。
男共は、〝女〟としての私を取り込もうと、「あんな男が婚約者だなんて嫌だろう? ウチに来てくれるならあんな家くらい簡単に潰せるよ?」 等と言ってくる奴には「一昨日来やがれ」を丁寧にオブラートに包んでお断りし。
真面目にビジネスのお話に来た方にはこちらも真摯にお話を伺い、然るべき対処をさせて頂いた。
すると、学校内に私の人脈が出来ていく。
大半は社交辞令的なお付き合いしかない関係だけど、貴族もこれだけ居れば十人十色。全うなお付き合いが可能な子だってそりゃ居るよね……、と。
私は反省せざるを得なくなりました。
というか……、この学校に来て初めてのお友達が出来ました!
隣のAクラスのお嬢様。
身分は侯爵令嬢な、外見ハイジのクララみたいなザ・お嬢様! な優雅でおしとやかな子。
けど、そんな箱入り娘でウサギとか子猫とか可愛い可愛いする様なお伽噺のお姫様みたいな性格なのかと思えば、結構ドライな考えの才女でございました彼女の名はシャルロッテ。
体育系の成績が少々足を引っ張り、総合成績の順位はそこそこなのだけど、学科のみの成績ならトップクラス、茶道や華道といったお嬢様の嗜み系の授業は先生の補佐が出来る程。
最初はお茶会に誘った中の一人だったんだけど、彼女にお茶やお花の自習に付き合って貰えないかとダメ元で頼んだのが切っ掛けで仲良くなった。
「先日いただいたお菓子、とても美味しかったので家族に自慢しましたら、先日私が居ない間にちゃっかり数種類取り寄せて私抜きで全部食べてしまったそうですわ。アンリ、悔しいので今度新しいお菓子を教えて下さいませ!」
なーんて拗ねる様子が可愛いお嬢様。
そしてそんな彼女のお友達のお嬢様もやっぱり出来たお嬢様方だった。
教訓。
人間でも、シレイド国民でも、貴族でも、嫌な奴も居れば良い人も居る。
私の学園生活もようやく少し楽しくなってきた頃、いよいよ体育祭の本番が始まった――。
婚約者のビルも、彼の父親である子爵も居ない。
ヒロインちゃんも居ない。
代わりに学校行事に国家事業にとブラック通り越す勢いで忙しいけど、平和なのだ。
……裏でコソコソ陰口叩く様な連中は絶えないけど、あの研修の時の彼に下った正式な処罰内容を聞いた様で、あからさまにこちらに攻撃を仕掛けてくるような馬鹿は居なくなった。
それに。ある程度まともな家なら貴族として情報収集は必須スキルだから、例の国家事業の話は当然耳に入っている。
平民だからとあまりに理不尽に虐げれば王家どころか皇帝に睨まれると理解できた家の子は、陰口を叩くどころか逆にご機嫌伺いに来るようになった。
……まぁ、大半は平民の私を見下しつつも利益を得るために上手く丸め込んでやろうという魂胆が見え見えで正直ウザかったけど、そこで突っぱねれば敵が増えるだけで良い事はない。
女の子達は取り敢えずお茶会に誘ってお喋りしつつ顧客のニーズを探り出してみたり、商品のサンプル品を配りつつ、社交の練習に付き合って貰ったり。
男共は、〝女〟としての私を取り込もうと、「あんな男が婚約者だなんて嫌だろう? ウチに来てくれるならあんな家くらい簡単に潰せるよ?」 等と言ってくる奴には「一昨日来やがれ」を丁寧にオブラートに包んでお断りし。
真面目にビジネスのお話に来た方にはこちらも真摯にお話を伺い、然るべき対処をさせて頂いた。
すると、学校内に私の人脈が出来ていく。
大半は社交辞令的なお付き合いしかない関係だけど、貴族もこれだけ居れば十人十色。全うなお付き合いが可能な子だってそりゃ居るよね……、と。
私は反省せざるを得なくなりました。
というか……、この学校に来て初めてのお友達が出来ました!
隣のAクラスのお嬢様。
身分は侯爵令嬢な、外見ハイジのクララみたいなザ・お嬢様! な優雅でおしとやかな子。
けど、そんな箱入り娘でウサギとか子猫とか可愛い可愛いする様なお伽噺のお姫様みたいな性格なのかと思えば、結構ドライな考えの才女でございました彼女の名はシャルロッテ。
体育系の成績が少々足を引っ張り、総合成績の順位はそこそこなのだけど、学科のみの成績ならトップクラス、茶道や華道といったお嬢様の嗜み系の授業は先生の補佐が出来る程。
最初はお茶会に誘った中の一人だったんだけど、彼女にお茶やお花の自習に付き合って貰えないかとダメ元で頼んだのが切っ掛けで仲良くなった。
「先日いただいたお菓子、とても美味しかったので家族に自慢しましたら、先日私が居ない間にちゃっかり数種類取り寄せて私抜きで全部食べてしまったそうですわ。アンリ、悔しいので今度新しいお菓子を教えて下さいませ!」
なーんて拗ねる様子が可愛いお嬢様。
そしてそんな彼女のお友達のお嬢様もやっぱり出来たお嬢様方だった。
教訓。
人間でも、シレイド国民でも、貴族でも、嫌な奴も居れば良い人も居る。
私の学園生活もようやく少し楽しくなってきた頃、いよいよ体育祭の本番が始まった――。
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