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魔王対策
私達は聖人君子ではありません!
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……流れでどうにも多少の支援からは逃れられなくなってしまったけれど。
「だけど、それも最低限。本当に貧しくて困ってる場合にのみ、救いの手を差しのべる。……言っとくけど一時的な炊き出しみたいなボランティアはしない。国を出たいと言うなら、ウチの国で引き取る。私達の国はまだまだ人手が欲しいからね、働いてくれるなら歓迎するよ。勿論これまでの価値観から何から捨てて、ウチの決まりに沿って暮らして貰うことになるけど」
この国へ来る間、そしてこの国で生きていく、その為の最初の準備くらいは支援するけど、そこからはそれぞれの生き方次第だ。
それで腐って犯罪者に堕ちるなら、その罪を法で裁いて然るべき処罰を与えるだけ。
レイフレッドだって、私に拾われ一日三食のご飯と血、そして寝床の保証を得た後は必死に学んで成長しようと努力したから今がある。
いや、彼は私に拾われる前から必死に足掻こうとしていた。……ただ、ちょっと特殊な事情があったせいで、それが上手くいかなかっただけ。
レイフレッドは過剰に感謝してくれてるけど、本当に私がしたのなんて彼に毎日血を与える事くらいだもの。
彼の衣食住の確保のためにお小遣い稼ぎに必死だったけど、私だって親の庇護があったから出来た事。
だから、最低限必要な支援はする。
抜け出したいと努力するなら、その手助けはするけど、努力しない奴なんか要らないからね。
「当然です。泣くだけでご飯を貰えるのは離乳を終える前の乳児だけですよ。子供であるなら孤児院で食事と教育を与える用意はありますが、働ける大人を甘やかしてはいけません」
そう言う訳で、それを文書にして各国の判子を貰っておきました。……後から難癖つけられるのも面倒だしね。
後は文字通り対岸の火事ですから。
この採決通りに事が進めば魔王出現なんて未来は消えてなくなるはずだからね。
この規模の改革なら数年がかりだろうし、しばらくは静観する事にしつつ、ここのところ国を空ける事が多くて、子供達に仕事を任せる事も増えたし……と、そろそろ本格的に後継者を決めようか、と言う話がぽつぽつ出始めていた。
「……王は引退しても、まだまだ隠居はさせませんよ。商会の仕事も土木工事にしても、国の為には貴女のスキルは有効なんですから」
……けど、周囲からはそう釘を刺されちゃったんで、まだ当分は忙しい日常が続くらしい。
――と、私達はそう考えていた。
例え戦争が起きようとも、私達の国は三帝国に取り囲まれた国で、例の国々もエルシー国も海の向こうの国なのだから、多少影響は受けるかもしれないが、少なくとも民に被害が出るなんて、まず無いと思っていたから。
既に魔道具を配って対策をしたのだから、本当に最悪の事態は起きないと。
私達は千年の安寧に目を曇らせていたのだと、エルシー国の実力を見誤っていたのだと、後に後悔することになるとはこの時は露程も思っていなかったのだ。
「だけど、それも最低限。本当に貧しくて困ってる場合にのみ、救いの手を差しのべる。……言っとくけど一時的な炊き出しみたいなボランティアはしない。国を出たいと言うなら、ウチの国で引き取る。私達の国はまだまだ人手が欲しいからね、働いてくれるなら歓迎するよ。勿論これまでの価値観から何から捨てて、ウチの決まりに沿って暮らして貰うことになるけど」
この国へ来る間、そしてこの国で生きていく、その為の最初の準備くらいは支援するけど、そこからはそれぞれの生き方次第だ。
それで腐って犯罪者に堕ちるなら、その罪を法で裁いて然るべき処罰を与えるだけ。
レイフレッドだって、私に拾われ一日三食のご飯と血、そして寝床の保証を得た後は必死に学んで成長しようと努力したから今がある。
いや、彼は私に拾われる前から必死に足掻こうとしていた。……ただ、ちょっと特殊な事情があったせいで、それが上手くいかなかっただけ。
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彼の衣食住の確保のためにお小遣い稼ぎに必死だったけど、私だって親の庇護があったから出来た事。
だから、最低限必要な支援はする。
抜け出したいと努力するなら、その手助けはするけど、努力しない奴なんか要らないからね。
「当然です。泣くだけでご飯を貰えるのは離乳を終える前の乳児だけですよ。子供であるなら孤児院で食事と教育を与える用意はありますが、働ける大人を甘やかしてはいけません」
そう言う訳で、それを文書にして各国の判子を貰っておきました。……後から難癖つけられるのも面倒だしね。
後は文字通り対岸の火事ですから。
この採決通りに事が進めば魔王出現なんて未来は消えてなくなるはずだからね。
この規模の改革なら数年がかりだろうし、しばらくは静観する事にしつつ、ここのところ国を空ける事が多くて、子供達に仕事を任せる事も増えたし……と、そろそろ本格的に後継者を決めようか、と言う話がぽつぽつ出始めていた。
「……王は引退しても、まだまだ隠居はさせませんよ。商会の仕事も土木工事にしても、国の為には貴女のスキルは有効なんですから」
……けど、周囲からはそう釘を刺されちゃったんで、まだ当分は忙しい日常が続くらしい。
――と、私達はそう考えていた。
例え戦争が起きようとも、私達の国は三帝国に取り囲まれた国で、例の国々もエルシー国も海の向こうの国なのだから、多少影響は受けるかもしれないが、少なくとも民に被害が出るなんて、まず無いと思っていたから。
既に魔道具を配って対策をしたのだから、本当に最悪の事態は起きないと。
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