唯一平民の悪役令嬢は吸血鬼な従者がお気に入りなのである。

彩世幻夜

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終章

エピローグ

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    その年。
    遥か千年以上の長き時に渡って権威と権力を持ち、多大な発言力を有していたエルシー国の国威が大きく崩れた。
    他国からの監視者により発言力は以前より大幅に下がり、少なくとも居丈高に他国に国際会議の召集をかける事は出来なくなった。
    ……まぁ、会場として、あるいは主催国としてはここ以外に適切な場所は無かったので、最低限の威厳は保たれたが、その運営には他国の手も加わり、それからまた長い時間をかけ、エルシー国は“国”としての体裁を失い、国際交流の場として機能するようになっていく事になる。
    その立役者として後世の歴史書に名を刻むのが、とある国の女王夫妻。
    彼女らはその年に現れた邪王を神の命を受け討ち果たし、世界を覆う暗雲を祓った英雄夫妻だ。
    元は平民と孤児でありながら、貴族となり王族となり、果ては当時絶対とも言えたエルシー国の権威に一石を投じた。
    史実を忠実に読みといても、まるでお伽噺の英雄だが、当然彼女らの活躍は数多の物語や演劇の舞台として人気を博し、今やどんなに小さな町の書店や図書館にも一冊は必ずある英雄物語の主人公となり、子供から大人まで人気のある人物でもある。
    彼女らの国は、彼女らの息子があとを継ぎ、その国は今も存在している。
    かの国は、かつてのエルシー国には劣るものの、かの大陸随一の大国として成長し、かつての王都には、英雄夫妻の眠る墓を管理するためだけに、聖堂が一つ建造され、今もそこを訪れる者が絶えないと言う。
    だが。
    全ての始まりが、その英雄夫妻の妻、アンリが己の悪役令嬢という運命から逃れるために始めたことであり、その夫のレイフレッドは最初は無知ゆえに知らぬ間にアンリをパートナーとしていた等と。
    それを知る者は、神々の他は誰も居なかった。
   「……うっかりばらしちゃったら怖いからねぇ」
   「うん。冥府の扉をこじ開けてでも口を塞ぎに来そうでマジ怖い」
   「口の軽そうな奴にはしばらく監視つけとけ」
     ……かの夫妻はどうやら神々の間でも恐れられる存在であったらしく、神々の間ではしばらくそんな規制が敷かれた……らしい。
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感想 79

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みんなの感想(79件)

penpen
2025.03.30 penpen

久々に読み返してたら徹夜してました(≧∇≦)
あれー?Σ(゚Д゚)

解除
ミクミク
2021.08.13 ミクミク

先程誤字報告をしたものですが、文字の言語の表記についての指摘は、液晶が割れてたことによる見間違いでした。申し訳ありません

解除
ミクミク
2021.08.13 ミクミク

怪獣大戦争…ではありません 『分権』→文献

邪王を倒せ 『ラスとバトル』→ラストバトル

(追記 変換には出ないので書けませんが一部の漢字が日本語の常用漢字ではなく、中国語と思われる漢字になっていて、読めなくはないのですが日本語の常用漢字に変換できるようであれば、変更した方が読みやすいと思います。)
長文失礼しました。

解除

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