師匠はうっかり転生しちゃった伝説の陰陽師!

彩世幻夜

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第四章 初めての村

弐話 温泉に入ろう

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    部屋を出ると、華乃さんは炊事場を探して土間スペースを歩き、これまた昔ながらのかまどを見つけた。
    その間に蒼月さんが表の井戸から桶に一杯の水を汲んできた。薪に火をつけ、ふぅふぅと竹筒で息を吹きかけて火力を上げる。
    「おう、野菜買ってきたぞ」
     蒼月さんが近隣の農家から買ってきた野菜を下拵えして出汁を取り、米と野菜、昨日の肉の残りを炊いて、合わせて汁物と、蒼月さんが野菜のおまけにと貰ってきた漬け物が、ちゃぶ台に並ぶ頃、緋川兄妹が帰って来た。
    数日ぶりの野草以外の野菜は……日本の美味しい野菜に比べると少し固いけど、採れたて新鮮な分味はトントン……かな。でも、肉の出汁がしみててご飯も汁も美味しい。
    食後の片付けが済むと、「風呂入ってこい」と言われ、優菜ちゃんと華乃さんと一緒に公会堂の浴場へと連れてこられた。
    ――この村へ入る前に、学校の制服姿では目立つからと優菜ちゃんの着物を借りて着ていたのだけれど、ここ数日風呂に入れなかったせいで、ベタベタするし臭いも気になっていた。
    ……他の皆も同じ境遇なので、文句を言う気にはなれなかったけど、やっぱり汗を流せるのは嬉しい。
    勿論シャワーなんて便利な物は無かったけれど、湯を汲んだ桶に手拭いを浸して濡らして石鹸をすり付けて泡立て体を洗う。
    髪を洗う用、顔を洗う用、体を洗う用と石鹸を貸してくれたのは優菜ちゃんだ。……何とこの石鹸は優菜ちゃんのお手製で、売り物にもなっているらしい。
    「パーティーの人には無料で配っていますよ。……ただ、蒼月さんなんかは一々石鹸を分ける意味が分からんとか言って体を洗う用の石鹸しか欲しがらないんですけど……」
    「まったく、がさつな男だからねぇ、あれは。洗った後の髪やお肌の調子が段違いなのに。それが分からないから彼女の一人も出来ないのさ!    石鹸としての出来も優菜のは一級品なんだ、私はいつも有り難く使わしてもらってるよ」
    と微笑む華乃さんの身体は、同性の私でも直視を躊躇う色香たっぷりの曲線が極端なもので……。胸は抱えるくらいの巨乳だし、お尻は見事な桃尻。なのにお腹はキュっと引っ込んでいて、何と言うか……物凄くエロい。
    優菜ちゃんもキレイな体してたけど、胸も小さくはないけど巨乳ではないし……他も年相応の女の子の標準サイズ。ただ、お肌は白くてスベスベだった。
    私?    語るまでもないでしょ。全部標準か以下だし肌もキレイじゃない。
    「おや、薬師の嬢ちゃんじゃないか」
     まあ、同じ湯に浸かる奥様方と比べれば歳の分もあって大差ないし、これは彼女達の方が特別なんだろうね。
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