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協力はしてもいいらしいので
俺は早乙女夏樹と連絡先を交換した。交換していると主人公と如月兄弟が一緒に登場。

「何をしていたんですか?」

「連絡先を交換したんだ。」

主人公に聞かれ俺は携帯の画面を見せながらそう言った。主人公の笑顔とは対象的な何やら禍々しいオーラを隣から感じる

「へぇ~連絡交換したんだぁ~」

「俺たちとはしてないのにな~昨日も会ったのに~」

両隣にはいつの間にか如月兄弟が居た。

「みんなで交換すればいいんじゃないかな!!」

主人公の方に避難する。避難すれば如月兄弟だけでなく早乙女夏樹が俺を睨みつける。
めんどくさいなコイツら…
変な空気に包まれたがそれを吹き飛ばしてくれたのはやはり主人公だった。

「私も皆さんの連絡先知りたいです!!」

明るい彼女に浄化されていく3人。

俺は主人公と如月兄弟の3人と連絡先を交換した。




「みんなおはよう」

9時25分
東雲先輩が車の助手席から手を振っている。
車から東雲先輩と30代ぐらいの女性が出てきた。綺麗にまとめたお団子ヘアにナチュラルメイク。ビシッとスーツを着ていて、かっこいい女性だ。

「紹介するね。執事の木口さん」

木口と紹介された女性は俺たちに会釈し、俺たちも一人一人挨拶をした。

挨拶も済ませ車に乗り込む。8人乗りの普通車だ。
てっきりリムジンなんかでくると思っていたから普通の車で安心した。

そしてここからが問題だ。誰がどこに座るのか?誰の隣に座るのか??である。

東雲先輩は助手席に乗りこんだので、どう座るか悩む。

「一宮さん」

「はい?」

俺は主人公に話しかけると、早乙女夏樹は当然睨んでくる。話しかけただけで睨んでくるのはやめて欲しい。

「車酔いします?」

「そうですね。少し…」

「俺は車酔いしないので後ろに乗りますね。一宮さんは前に乗ってください。」

「ありがとうございます」

主人公の笑顔は癒される。
主人公が車に乗り込んだので俺は如月兄弟の手を取り、

「俺の隣でいい?」

如月兄弟は何も言わず無言で頷くだけだった。
如月雪成、俺、最後に如月雪が後ろに座り、残った主人公の隣に早乙女夏樹が座った。
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