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第五目線 愛の復讐
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作者:木野 戸奈太 絵:未古 銘
私は、絶対にあいつを許さない!
私は小学5年生の時にあいつと同じ学校に転校した。初めは、友達も沢山できて楽しかった。
しかし、父が原因不明の交通事故で亡くなってしまった。
それから、私の家庭は次第に貧しくなっていった。それに伴い、友達も次第に離れていき、皆んなからいじめられるようになった。
そんなある日、あいつに体育館に連れていかれた。私は怖くて何もする事が出来ず、ただただ着いて行った。
あいつは言った。
「あんた、そんな格好で恥ずかしくないの?あんたと一緒にいると私まで、汚れるんだけど。しかも、私のお母さんと何で名前が一緒なの?うざいんだけど。早く消えて!」
心の中にあいつが入ってきて、めちゃくちゃにしていく。
誰にも相談する事が出来なくて、いじめだけがエスカレートしていった。
中学2年生になった今も、いじめが止む事はなかった。
ある時、あいつは私の大切なキーホルダーをトイレに捨てた。お母さんが生活費をはたいてまで買ってくれた私のキーホルダー。
またある時は、用水路に突き落とされたりもした。
でも私は学校に行き続けた。
仕事で忙しいお母さんに心配をかけたくなかったからだ。
こんな私にも学校には唯一の友達、美結が居た。
美結といる時間は楽しくて、もし美結が居なかったら私はもう死んでいたかもしれない。
そんな時、美結に聞かれた。
「最近悩んでいる事ない?」と。
[もしかして!]と思った瞬間に美結がこう言った。
「私、見ちゃったんだよね…。みきが理乃をいじめていたのを。私、理乃をいじめるやつなんて絶対に許さないから!」
そして、物凄い音を立てて机を叩いて立ち上がりあいつの方に向かっていった。
「まって!」
と私は叫んだが美結は止まらなかった。
そして、「私の理乃の事をいじめないで!」とあいつに向かって大声で言ったのだ。
しかし、みきは冷静にこう言った。
「ただの誤解じゃない?」と。
しかも、このクラスの大半の子が私の事をいじめていたから逆に美結が責められてしまった。
また、そこにいた先生もただ見ているだけだった。
「なんで!なんで、ただ見てるだけなの!?」
そう、美結は叫んだが先生は無視をした。
それから、私と一緒に美結もいじめられるようになってしまった。正義感の強い美結は必死に抵抗しようとしたが、相手は大人数でかなうはずがなかった。
私は美結まで巻き込んでしまった事が申し訳なくて悔しかった。
その所為だろうか、私は放課後に学校で初めて涙を流してしまった。
そんな時に偶然通りかかった隣のクラスの輝魅くんという子が、
「なんかあった?」「大丈夫か?」と話しかけてくれた。
それから、たまに気を使って、声をかけてくれる。そんな輝魅くんの事を私は好きになってしまったのだ。
でも、翌日にある噂が流れた。それは、あいつと輝魅くんが付き合っているという噂だった。
[そ、そんな、そんな訳があるはずがない!あの悪魔と、天使ような輝魅くんが付き合っているなんて!絶対にない!]
そう思い聞かせながら、私は下校しようとした。
しかし、私は見てしまったのだ。あいつと輝魅くんが体育館の裏でキスしているのを。
流石に私は許せなかった。今まで耐えていた怒りが全て込み上げてきたのだ。
[私の事をいじめて、美結の事までいじめて、私の初恋の人まで奪って!もう、耐えれない!」
そして、私は考えた。
[そうだ!あいつがいなくなればいいんだ]
でも、あいつを消すには私1人では絶対に無理だろう。誰か協力してくれる人が居ればいいのだが。
[んーー]
輝魅くんに相談したとしても、[美希がそんな事、する訳ないだろう!]といいそうだしなぁ…。
[そうだ!希充くんに相談してみよう]
希充くんは、美結の彼氏で美結がいじめられていると知ったら何でもしてくれるだろう。
そして次の日、希充くんに今まであいつがしてきたこと全てを打ち明けた。
「え!あの美希がいじめてるのか?」
「そう!あいつは表向きは天使だけど、裏向きは悪魔なんだよ。だから、騙されないで!私達をいじめてるのは確かだから。例えば、用水路に突き落としたりするんだよ!」
「え!そ、それは最低すぎるじゃん!もしかして、美結もそんな事されているの?」
「まあ、そうだね…」
「う、嘘だろ!それだったら、絶対にみきを懲らしめてやるよ!でも、2人だけで復讐できるかな?やっぱり美結とも一緒に復讐した方が良いんじゃないかな?」
「やっぱり、誘うしかないのかぁー」
そして、美結を誘いにいった。
そしたら、美結もやる気マンマンで、「絶対に殺してやる!」と言っていた。
でも、どうやって復讐計画を立てるかの話になった。
そこで、美結が話を切り出す。
「みんなで連絡先交換しようよ!」
「あ!ごめん。私、お金とかなくてスマホとかも持ってないんだよね!」
「あ、僕も!ごめんね!」
「「「うーん」」」
「じゃあ、私の家に集合して相談しよう!」と美結が言った。
私は美結の家に行く途中で久しぶりにワクワクした。なんでかは、分かんないけどね!でも、こんな気持ちになるのは、久しぶりな気がするなぁ。
そして、復讐計画の話し合いが始まった。
「では、第一回復讐計画作戦会議を始めます!」
この美結からのスタートで皆んなが笑った。
「でも、私の家で毎日は計画立てれないから、学校でも計画を立てれるようなキーワードを使おうよ!」
「じゃあまずは、復讐計画じゃなくてクローバー計画はどう?」
と希充くんが言う。
「「何で?」」
声が揃ったけど、私と美結が聞く。
「だって、クローバーの花言葉は復讐だから!」
「「良いねー!」」
また、声が揃った。
「みきを殺すじゃなくて、木の実を食べるはどう?幹だからね!」
と今度は私が提案した。
「「なるほどね!」」
次は希充くんと美結の声が揃った。
そして、みんなで笑った。
「「私「僕達、息ピッタリじゃん!」」」
またもや、声が揃った。
そんなこんなで、なんだかんだ時間が過ぎていった。それにしても、人を殺す計画を立てているとは思えないほどの楽しい時間だったなぁ。
でも、こんなに楽しい思いをしたのは何年振りぐらいかな?
そしてそれから、美結の家や学校などでクローバー計画を考えていった。
まず、私達が考えた、計画其の一は、希充くんがあいつと仲良くなることだ。
希充くんがあいつと仲良くなれば、あいつの行動が分かったり、呼び出す事が出来るからだ。
でも、そこで問題なのは希充くんが好意を抱かないかという事だ。
あいつの表の顔は、驚くほど別人で希充くんが[やっぱ、殺すのやめようよ]なんて言ったら、ひとたまりもないからね!
だから、私達はあいつに言われた悪口などを録音していじめの深刻さを希充くんに思い知らせた。
しかも、このおかげで希充くんのやる気が倍増した。
でも、美結にこの音声を学校に流せば良いんじゃないのって言われた。
しかし、私はキッパリと断った。
だって、あいつにそんな事をしたら、何がなんでも犯人を探し、その後に何をしだすか、分からないからだ。
もしかしたら、私達が殺させてしまうかもしれない。だから、あいつに復讐をするにはあいつを殺す他、ないのだ。
そして、計画其の仁は、美希を図書館の個室に呼び出す事だ。
学校の近くにある図書館は大きくて、個室がついているのだ。また、個室には鍵をかける事ができ、閉じ込める事が出来る。これは、殺人を行うにあたって、完璧な状況だ。
そして、最後の作戦、其の参は、私と美結でその個室に窒素を放出して満タンにする事だ。
最近あった特別授業で窒素を摂りすぎると血中のヘモグロビンを変化させ、メトヘモグロビン血症等を引き起こす事があるという事を教えてもらった。
また、密封空間にあいつを入れる事で酸素濃度を下げて殺す事も出来る。
さらに、窒素は安い価格で大量に買う事ができ、簡単に手に入れる事ができる。
しかも、気体で殺す事ができるので、原因不明の事故死として、解決するだろう。
そして、希充くんとあいつが仲良くなるのに希充くんのおかげで一か月ぐらいでとても仲良くなる事に成功した。
これで、全ての準備は整った。テスト週間で一緒に勉強をしようと図書館に誘った。
しかし、事件が起きてしまった。あいつの母親が図書館に居たのだ。
そして、あいつは「テスト週間中は外出禁止でしょ!」と言われ、家に帰らされてしまったのだ。
私達は、とても悔しんだ。
でも、前向きに次のチャンスを伺った。
しかし、図書館の改装工事が始まってしまってしまったのだ。
しかも、終わるまでに約2年間ぐらいかかるらしい。
これだと、今まで考えた方法であいつを殺す事が出来ない。
また、あいつを殺すことが出来るのは、なんだかんだで卒業までの1年ぐらいしかなくなってしまった。
そして、またクローバー計画が始まった。クローバー計画2というところだろうか。
「密室殺人が出来ないとなるとどうする?」
美結が言った。
すると、希充くんがこう言った。
「シンプルに道路に突き飛ばして、事故に見せかけたら?」と。
「やっぱり、それしかないのかー。確かに、いっつも、木の実は輝魅くんと一緒に帰ってるから輝魅くんを木の実から離す事が出来たら、良いかもしれないなぁ」
と私が言った。
それに対して、美結がこう言った。
「じゃあ、久美ちゃんはどう?輝魅くんと仲良くしてたら、木の実が怒って、今、隠れて、いじめにあってるらしいよ。復讐心はあるんじゃないかな?しかも、輝魅くんと仲が良いからね!」
という事で、久美ちゃんを誘う事にした。美結や”希充くん”を連れてね!
そしたら、久美ちゃんは少し考えた後。
「私が出来る事なら、別に良いよ!」と言ってくれた。
そして、クローバー計画2が始まった。
まず其の一は、久美ちゃんが輝魅を連れ出す事。
其の仁は、タイミングを見計らって私が突き飛ばす事。
という、前回よりも断然にシンプルになった計画だった。
皆んなに聞かれた。
「「「理乃(ちゃん)1人で突き飛ばして良いの?そしたら、理乃ちゃんが悪くなっちゃうじゃん!」」」
でも私は答えた。
「全然、大丈夫だよ!だって、私が一番、復讐心を持っているんだし、全部、私が誘った事だからね。だから、私が責任をもって木の実を食べる!」ってね。
皆んなは笑っていたけど、申し訳なさそうな顔をしていた。
[もう、大丈夫!]
だって言ってるのに!
それから、何ヶ月が経った。そのなかで、チャンスは何回か訪れたがその場合に何かしらを失敗してしまった。
残るは、明日の卒業式の日、のみだ。
この日を逃したらもう復讐をするチャンスはなくなるだろう。
いつもより張り詰めた空気の中、最後のチャンスが訪れた。久美が輝魅くんを連れていった間、車があいつの前を通ろうとした。
「「今だ!」」
みんなの掛け声を信じて走った!そして、あいつにぶつかり、突き飛ばした。
その後、あいつは振り返って私の顔を見た。あいつのあんなに焦っている顔を見たのは、初めてだった。
今までの憎しみがついに晴らせたような気がした。そして、すぐさま、その場を離れた。
その後、美希は死ぬ事はなかったが記憶障害となって、私達の事を忘れたらしい。
殺す事は出来なかったけど、結果的には良かったのかもしれない。
でも結局、私は警察に自首をした。すると、皆んなも自首をしに来た。
だけど、警察は「中学生にそんな事が出来るはずがない!」「ただの意地悪だろう!?」などと言って、当てにしてくれなかった。
「「「「じゃあ、それなら、まあ、いっか!」」」」
またまた、皆んなの声が揃った。
そして、皆んなで笑いあった。
私は、絶対にあいつを許さない!
私は小学5年生の時にあいつと同じ学校に転校した。初めは、友達も沢山できて楽しかった。
しかし、父が原因不明の交通事故で亡くなってしまった。
それから、私の家庭は次第に貧しくなっていった。それに伴い、友達も次第に離れていき、皆んなからいじめられるようになった。
そんなある日、あいつに体育館に連れていかれた。私は怖くて何もする事が出来ず、ただただ着いて行った。
あいつは言った。
「あんた、そんな格好で恥ずかしくないの?あんたと一緒にいると私まで、汚れるんだけど。しかも、私のお母さんと何で名前が一緒なの?うざいんだけど。早く消えて!」
心の中にあいつが入ってきて、めちゃくちゃにしていく。
誰にも相談する事が出来なくて、いじめだけがエスカレートしていった。
中学2年生になった今も、いじめが止む事はなかった。
ある時、あいつは私の大切なキーホルダーをトイレに捨てた。お母さんが生活費をはたいてまで買ってくれた私のキーホルダー。
またある時は、用水路に突き落とされたりもした。
でも私は学校に行き続けた。
仕事で忙しいお母さんに心配をかけたくなかったからだ。
こんな私にも学校には唯一の友達、美結が居た。
美結といる時間は楽しくて、もし美結が居なかったら私はもう死んでいたかもしれない。
そんな時、美結に聞かれた。
「最近悩んでいる事ない?」と。
[もしかして!]と思った瞬間に美結がこう言った。
「私、見ちゃったんだよね…。みきが理乃をいじめていたのを。私、理乃をいじめるやつなんて絶対に許さないから!」
そして、物凄い音を立てて机を叩いて立ち上がりあいつの方に向かっていった。
「まって!」
と私は叫んだが美結は止まらなかった。
そして、「私の理乃の事をいじめないで!」とあいつに向かって大声で言ったのだ。
しかし、みきは冷静にこう言った。
「ただの誤解じゃない?」と。
しかも、このクラスの大半の子が私の事をいじめていたから逆に美結が責められてしまった。
また、そこにいた先生もただ見ているだけだった。
「なんで!なんで、ただ見てるだけなの!?」
そう、美結は叫んだが先生は無視をした。
それから、私と一緒に美結もいじめられるようになってしまった。正義感の強い美結は必死に抵抗しようとしたが、相手は大人数でかなうはずがなかった。
私は美結まで巻き込んでしまった事が申し訳なくて悔しかった。
その所為だろうか、私は放課後に学校で初めて涙を流してしまった。
そんな時に偶然通りかかった隣のクラスの輝魅くんという子が、
「なんかあった?」「大丈夫か?」と話しかけてくれた。
それから、たまに気を使って、声をかけてくれる。そんな輝魅くんの事を私は好きになってしまったのだ。
でも、翌日にある噂が流れた。それは、あいつと輝魅くんが付き合っているという噂だった。
[そ、そんな、そんな訳があるはずがない!あの悪魔と、天使ような輝魅くんが付き合っているなんて!絶対にない!]
そう思い聞かせながら、私は下校しようとした。
しかし、私は見てしまったのだ。あいつと輝魅くんが体育館の裏でキスしているのを。
流石に私は許せなかった。今まで耐えていた怒りが全て込み上げてきたのだ。
[私の事をいじめて、美結の事までいじめて、私の初恋の人まで奪って!もう、耐えれない!」
そして、私は考えた。
[そうだ!あいつがいなくなればいいんだ]
でも、あいつを消すには私1人では絶対に無理だろう。誰か協力してくれる人が居ればいいのだが。
[んーー]
輝魅くんに相談したとしても、[美希がそんな事、する訳ないだろう!]といいそうだしなぁ…。
[そうだ!希充くんに相談してみよう]
希充くんは、美結の彼氏で美結がいじめられていると知ったら何でもしてくれるだろう。
そして次の日、希充くんに今まであいつがしてきたこと全てを打ち明けた。
「え!あの美希がいじめてるのか?」
「そう!あいつは表向きは天使だけど、裏向きは悪魔なんだよ。だから、騙されないで!私達をいじめてるのは確かだから。例えば、用水路に突き落としたりするんだよ!」
「え!そ、それは最低すぎるじゃん!もしかして、美結もそんな事されているの?」
「まあ、そうだね…」
「う、嘘だろ!それだったら、絶対にみきを懲らしめてやるよ!でも、2人だけで復讐できるかな?やっぱり美結とも一緒に復讐した方が良いんじゃないかな?」
「やっぱり、誘うしかないのかぁー」
そして、美結を誘いにいった。
そしたら、美結もやる気マンマンで、「絶対に殺してやる!」と言っていた。
でも、どうやって復讐計画を立てるかの話になった。
そこで、美結が話を切り出す。
「みんなで連絡先交換しようよ!」
「あ!ごめん。私、お金とかなくてスマホとかも持ってないんだよね!」
「あ、僕も!ごめんね!」
「「「うーん」」」
「じゃあ、私の家に集合して相談しよう!」と美結が言った。
私は美結の家に行く途中で久しぶりにワクワクした。なんでかは、分かんないけどね!でも、こんな気持ちになるのは、久しぶりな気がするなぁ。
そして、復讐計画の話し合いが始まった。
「では、第一回復讐計画作戦会議を始めます!」
この美結からのスタートで皆んなが笑った。
「でも、私の家で毎日は計画立てれないから、学校でも計画を立てれるようなキーワードを使おうよ!」
「じゃあまずは、復讐計画じゃなくてクローバー計画はどう?」
と希充くんが言う。
「「何で?」」
声が揃ったけど、私と美結が聞く。
「だって、クローバーの花言葉は復讐だから!」
「「良いねー!」」
また、声が揃った。
「みきを殺すじゃなくて、木の実を食べるはどう?幹だからね!」
と今度は私が提案した。
「「なるほどね!」」
次は希充くんと美結の声が揃った。
そして、みんなで笑った。
「「私「僕達、息ピッタリじゃん!」」」
またもや、声が揃った。
そんなこんなで、なんだかんだ時間が過ぎていった。それにしても、人を殺す計画を立てているとは思えないほどの楽しい時間だったなぁ。
でも、こんなに楽しい思いをしたのは何年振りぐらいかな?
そしてそれから、美結の家や学校などでクローバー計画を考えていった。
まず、私達が考えた、計画其の一は、希充くんがあいつと仲良くなることだ。
希充くんがあいつと仲良くなれば、あいつの行動が分かったり、呼び出す事が出来るからだ。
でも、そこで問題なのは希充くんが好意を抱かないかという事だ。
あいつの表の顔は、驚くほど別人で希充くんが[やっぱ、殺すのやめようよ]なんて言ったら、ひとたまりもないからね!
だから、私達はあいつに言われた悪口などを録音していじめの深刻さを希充くんに思い知らせた。
しかも、このおかげで希充くんのやる気が倍増した。
でも、美結にこの音声を学校に流せば良いんじゃないのって言われた。
しかし、私はキッパリと断った。
だって、あいつにそんな事をしたら、何がなんでも犯人を探し、その後に何をしだすか、分からないからだ。
もしかしたら、私達が殺させてしまうかもしれない。だから、あいつに復讐をするにはあいつを殺す他、ないのだ。
そして、計画其の仁は、美希を図書館の個室に呼び出す事だ。
学校の近くにある図書館は大きくて、個室がついているのだ。また、個室には鍵をかける事ができ、閉じ込める事が出来る。これは、殺人を行うにあたって、完璧な状況だ。
そして、最後の作戦、其の参は、私と美結でその個室に窒素を放出して満タンにする事だ。
最近あった特別授業で窒素を摂りすぎると血中のヘモグロビンを変化させ、メトヘモグロビン血症等を引き起こす事があるという事を教えてもらった。
また、密封空間にあいつを入れる事で酸素濃度を下げて殺す事も出来る。
さらに、窒素は安い価格で大量に買う事ができ、簡単に手に入れる事ができる。
しかも、気体で殺す事ができるので、原因不明の事故死として、解決するだろう。
そして、希充くんとあいつが仲良くなるのに希充くんのおかげで一か月ぐらいでとても仲良くなる事に成功した。
これで、全ての準備は整った。テスト週間で一緒に勉強をしようと図書館に誘った。
しかし、事件が起きてしまった。あいつの母親が図書館に居たのだ。
そして、あいつは「テスト週間中は外出禁止でしょ!」と言われ、家に帰らされてしまったのだ。
私達は、とても悔しんだ。
でも、前向きに次のチャンスを伺った。
しかし、図書館の改装工事が始まってしまってしまったのだ。
しかも、終わるまでに約2年間ぐらいかかるらしい。
これだと、今まで考えた方法であいつを殺す事が出来ない。
また、あいつを殺すことが出来るのは、なんだかんだで卒業までの1年ぐらいしかなくなってしまった。
そして、またクローバー計画が始まった。クローバー計画2というところだろうか。
「密室殺人が出来ないとなるとどうする?」
美結が言った。
すると、希充くんがこう言った。
「シンプルに道路に突き飛ばして、事故に見せかけたら?」と。
「やっぱり、それしかないのかー。確かに、いっつも、木の実は輝魅くんと一緒に帰ってるから輝魅くんを木の実から離す事が出来たら、良いかもしれないなぁ」
と私が言った。
それに対して、美結がこう言った。
「じゃあ、久美ちゃんはどう?輝魅くんと仲良くしてたら、木の実が怒って、今、隠れて、いじめにあってるらしいよ。復讐心はあるんじゃないかな?しかも、輝魅くんと仲が良いからね!」
という事で、久美ちゃんを誘う事にした。美結や”希充くん”を連れてね!
そしたら、久美ちゃんは少し考えた後。
「私が出来る事なら、別に良いよ!」と言ってくれた。
そして、クローバー計画2が始まった。
まず其の一は、久美ちゃんが輝魅を連れ出す事。
其の仁は、タイミングを見計らって私が突き飛ばす事。
という、前回よりも断然にシンプルになった計画だった。
皆んなに聞かれた。
「「「理乃(ちゃん)1人で突き飛ばして良いの?そしたら、理乃ちゃんが悪くなっちゃうじゃん!」」」
でも私は答えた。
「全然、大丈夫だよ!だって、私が一番、復讐心を持っているんだし、全部、私が誘った事だからね。だから、私が責任をもって木の実を食べる!」ってね。
皆んなは笑っていたけど、申し訳なさそうな顔をしていた。
[もう、大丈夫!]
だって言ってるのに!
それから、何ヶ月が経った。そのなかで、チャンスは何回か訪れたがその場合に何かしらを失敗してしまった。
残るは、明日の卒業式の日、のみだ。
この日を逃したらもう復讐をするチャンスはなくなるだろう。
いつもより張り詰めた空気の中、最後のチャンスが訪れた。久美が輝魅くんを連れていった間、車があいつの前を通ろうとした。
「「今だ!」」
みんなの掛け声を信じて走った!そして、あいつにぶつかり、突き飛ばした。
その後、あいつは振り返って私の顔を見た。あいつのあんなに焦っている顔を見たのは、初めてだった。
今までの憎しみがついに晴らせたような気がした。そして、すぐさま、その場を離れた。
その後、美希は死ぬ事はなかったが記憶障害となって、私達の事を忘れたらしい。
殺す事は出来なかったけど、結果的には良かったのかもしれない。
でも結局、私は警察に自首をした。すると、皆んなも自首をしに来た。
だけど、警察は「中学生にそんな事が出来るはずがない!」「ただの意地悪だろう!?」などと言って、当てにしてくれなかった。
「「「「じゃあ、それなら、まあ、いっか!」」」」
またまた、皆んなの声が揃った。
そして、皆んなで笑いあった。
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