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王妃の企み sideカサンドラ(王妃)
カサンドラ(王妃)視点は途中からです。
最初からではありませんので注意してください。
――――――――――――――――――――
「王妃殿下、やりましたね。」
今日の会議の後、王妃カサンドラの私室に王妃の父マクレアン公爵がやって来る。
「あら、お父様。お久しぶりですわ。今ここには私とお父様と私の信頼している侍女しかおりませんから昔通りにして大丈夫ですわよ。」
後から罪に問うことなんてしませんもの、とカサンドラは朗らかに笑う。
その邪気のない笑顔はカサンドラがそんな国を乗っ取ろうとする邪な計画を立てている人の顔には見えなかった。
「そうか。お前を信じようカサンドラ。」
マクレアン公爵は「いつも通り」に戻る。
つまり王妃と臣下から娘と父に戻ったのだ。
「それにしてもことがうまく運びすぎて逆に怖くなってくるな。」
「あら、お父様。今更何を言っているのですか?やり方は違いますがラピスラズリ大帝国と同じことをしようとしているのです。それなりの危険は伴うがやると言ったのはお父様でしょう?」
カサンドラは少し不満そうに言う。
「ああ、いやすまない。ただあの宰相が簡単に許したものだから少し驚いただけだ。」
マクレアン公爵は朗らかに笑う。
その顔には自分たちの計画が成功するということ以外は何も信じていなかった。
「それでだ、例の物は手に入ったのか?」
「それが、その魔女の店はラピスラズリ大帝国の帝都にあるようなんですの。」
カサンドラは不安気に言う。
「ラピスラズリ大帝国とヴィ―ルヘミア王国は敵国だから。入国はかなり厳しいでしょうね。どうしましょう。」
悩まし気にため息をつくカサンドラにマクレアン公爵は言った。
「ふむ、心配するな。公爵家で人員を用意しよう。帝国の国籍を持っていて口が堅そうな人を探そう。」
「まあ、お父様!頼りにしていますわ。1か月以内にお願いしますわ。」
カサンドラは心底嬉しそうに言った。
sideカサンドラ(王妃)
ふぅ。
やっぱり会議は疲れるわ。
でも、貴族たちを黙らせることができたのは僥倖ね。
もう少し時間がかかると思っていたわ。
それにまさかあの宰相が何も考えずにすぐに許可を出すだなんて。
いつもなら必ず裏を調べたりといろいろとやりそうなものだけど。
この国がまた元に戻るためにはやっぱり精霊の愛し子であるユリアの力が必要なのよね。
でもユリアは王国から出ていってしまったし。
取り戻すためには元凶がしっかり謝らないと駄目な気がするのよね。
私はユリアの味方をしていたから多少は信用されているわよね。
王国にいる間優しくしてあげたのだものその恩はきちんと返してもらうわ。
王国を繁栄させるために。
あの薬はお父様が用意してくださるとはいえ、あの子が帰国してからどうするか考えなくてはいけないわね。
すぐにあの薬を飲ませては駄目ね。
あの子が正式に国王になってから飲ませましょう!
そうすれば安全にあの子を操ることができるわ。
『契約の薬』だったかしら。
ああ、あの子が帰ってくるのが楽しみよ。
―――――――――――――――
王妃の「王国を繁栄させるために。」という言葉、国王の考え方と似てますね。
次話からラピスラズリ大帝国のユリアに戻ります。
今回も短くなってしまいました。
次は二千字目指して書きます。
最初からではありませんので注意してください。
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「王妃殿下、やりましたね。」
今日の会議の後、王妃カサンドラの私室に王妃の父マクレアン公爵がやって来る。
「あら、お父様。お久しぶりですわ。今ここには私とお父様と私の信頼している侍女しかおりませんから昔通りにして大丈夫ですわよ。」
後から罪に問うことなんてしませんもの、とカサンドラは朗らかに笑う。
その邪気のない笑顔はカサンドラがそんな国を乗っ取ろうとする邪な計画を立てている人の顔には見えなかった。
「そうか。お前を信じようカサンドラ。」
マクレアン公爵は「いつも通り」に戻る。
つまり王妃と臣下から娘と父に戻ったのだ。
「それにしてもことがうまく運びすぎて逆に怖くなってくるな。」
「あら、お父様。今更何を言っているのですか?やり方は違いますがラピスラズリ大帝国と同じことをしようとしているのです。それなりの危険は伴うがやると言ったのはお父様でしょう?」
カサンドラは少し不満そうに言う。
「ああ、いやすまない。ただあの宰相が簡単に許したものだから少し驚いただけだ。」
マクレアン公爵は朗らかに笑う。
その顔には自分たちの計画が成功するということ以外は何も信じていなかった。
「それでだ、例の物は手に入ったのか?」
「それが、その魔女の店はラピスラズリ大帝国の帝都にあるようなんですの。」
カサンドラは不安気に言う。
「ラピスラズリ大帝国とヴィ―ルヘミア王国は敵国だから。入国はかなり厳しいでしょうね。どうしましょう。」
悩まし気にため息をつくカサンドラにマクレアン公爵は言った。
「ふむ、心配するな。公爵家で人員を用意しよう。帝国の国籍を持っていて口が堅そうな人を探そう。」
「まあ、お父様!頼りにしていますわ。1か月以内にお願いしますわ。」
カサンドラは心底嬉しそうに言った。
sideカサンドラ(王妃)
ふぅ。
やっぱり会議は疲れるわ。
でも、貴族たちを黙らせることができたのは僥倖ね。
もう少し時間がかかると思っていたわ。
それにまさかあの宰相が何も考えずにすぐに許可を出すだなんて。
いつもなら必ず裏を調べたりといろいろとやりそうなものだけど。
この国がまた元に戻るためにはやっぱり精霊の愛し子であるユリアの力が必要なのよね。
でもユリアは王国から出ていってしまったし。
取り戻すためには元凶がしっかり謝らないと駄目な気がするのよね。
私はユリアの味方をしていたから多少は信用されているわよね。
王国にいる間優しくしてあげたのだものその恩はきちんと返してもらうわ。
王国を繁栄させるために。
あの薬はお父様が用意してくださるとはいえ、あの子が帰国してからどうするか考えなくてはいけないわね。
すぐにあの薬を飲ませては駄目ね。
あの子が正式に国王になってから飲ませましょう!
そうすれば安全にあの子を操ることができるわ。
『契約の薬』だったかしら。
ああ、あの子が帰ってくるのが楽しみよ。
―――――――――――――――
王妃の「王国を繁栄させるために。」という言葉、国王の考え方と似てますね。
次話からラピスラズリ大帝国のユリアに戻ります。
今回も短くなってしまいました。
次は二千字目指して書きます。
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