知らないとは言わせません

ルー

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番外編 エリーナ&アメリア

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「エリーナったら思ってもないこと言っちゃって。本当は慰謝料欲しかったでしょ?昔と変わらずに守銭奴なんだから。」

「リアもでしょ。聖女としての体面保つためにいらないって言ったくせに。」

パーティーが終了後、エリーナはアメリアが泊まるホテルの一室に遊びに来ていた。ベッドの上に座り楽しく話をしている。

「私は聖王様からお小遣いをもらってるから本音を言うと別に慰謝料なくても良かったんだって。」

アメリアはぷくっと頬を膨らませた。

「またまたー。それを言ったら私だって自分で商会運営して稼いでますけど!!」

「実際国王陛下はエリーナの商会が欲しかったのかもね。だってあの商会があれば財政難も救えるじゃん。」

「商会は誰にもあげないんだから!私がどれだけ努力してあそこまで大きくしたと思ってるの!?」

エリーナが絶叫する。

「まぁエリーナが必死に頑張っていたところ見てるからね。欲しがるのはちょっと違うんじゃないかって思うけど。」

アメリアの言葉にエリーナが言う。

「そうだよね!!」

「でもまぁ、おかげで好きな人と結婚する権利をあの後もぎ取れたし良かったじゃん。ご両親もお兄様もほっとしてるんじゃないの?」

「そうかもね。王命で婚約が決まったときお父様もお母様も猛抗議したそうよ。産まれたばかりの私に未来の王妃という重荷を背負わせた。幼いころからあそぶ楽しみを奪い勉強だけをさせ続けた。私が好きな人ができたと伝えた時は諸手を挙げて喜んでくれたわ。」

「ねぇ、もしかしてだけど婚約破棄するためにあの男爵令嬢をけしかけたのってエリーナ?」

不意にアメリアが尋ねた。

「何のことかしら?私が契約したのは男爵夫妻であって令嬢じゃないわ。」

「してたのね!?」

アメリアが頭を抱える。

「それだけその彼と一緒になりたかったのね。」

「そうに決まってるでしょ。何が何でもあんな馬鹿王子から離れたかったんだもん。」

エリーナがアメリアに抱き着いた。

「あー、帰りたくないよ。だってリアは明日には聖国に帰っちゃうんでしょ?」

「そうだね。結界も張らなくちゃいけないし、けがをした人たちを治癒しなくちゃいけないからね。」

「さびしいよー!!」

悲しそうに言ったエリーナにアメリアは誘った。

「それなら今度遊びに来てよ、旦那さんと。結婚するんでしょ?」

「うん。」

「じゃあ、楽しみにしてるから。待ってるよ。」

「うん。待ってて。絶対に行くから。」

「信じてる。」

エリーナは立ち上がるとアメリアに別れを告げた。






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