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おまけ

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知らなくてもいい設定たち…

ブルーネ・ベアリー
国中を旅して医療を施す流浪の医師を父に持ち、幼い頃から国中を回っていた。王立学園に通うために一人上京。途中、思い込みの強い自分を危惧して医学の道を断念し、幼い頃から興味があった植物と民芸品との研究を突き詰める過程で、染色を専門に選び、十二種類の新規染料を発見・作成して卒業制作とした。染色工房や植物園への就職にピンと来ず、実家に戻り、父の元で診察の手伝いをしよう考えていた。
進路選択時にはいろいろあって、成長した。学園生活はそれなりに充実していた。嫌なことがあっても、超低温室の巨人さんを思い出せば元気が出た。
思い込みの強さは生涯変わらず、レアンティ相手の動悸息切れ涙鼻水はア・レルギだと思い込んだまま過ごした。医師の父に相談しても、適当にあしらわれたし。
北の領地に暮らしてからは、おおいに本領を発揮して大変慕われた。医学の知識があり、植物に詳しく、染色技術を開発、定着させ、また各地の民俗に詳しいために豆知識が多い、宝物のような人になった。
ただ、あの思い込みはね…(領地の皆さん)

レアンティ・マクラネン
北の領主、ひいてはかつての北の王国の一族。精霊が人と融合した一族で、実はレアンティにも精霊が憑いている。あまりに引っ付くのが好きなので、ビーはレアンティの精霊をシマエナガだと思い込んでいた。実は肉食獣系、ただし自在にその性質を分離できる。
北の地でも生育する穀物の開発・普及に努め、また北の果てからの魔族の侵入を拒む結界魔法の増強を成功させた功績で、爵位を与えられるというのを断り、変わりに国で一番の診療所兼研究学問所を北の地に開いて、多くの優秀な人材を北に招いた。
ただ、彼の生涯一番の功績はビーを連れて帰ったことだ、と一族にはずっと真面目に揶揄われ、本人もそれを自慢にしていた。
ただ、あの思い込みはね…って? ビーらしくて可愛いよね。

エビィカニィ
王都名物。地方出身者の新入生たちは、学園の食堂の新入生歓迎会調理実演会で、まずエビィとカニィの色変わりに、そしてその美味しさに、心を鷲掴みにされる。
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