魔王になりたい魔法使い

魔法学校

オリーブ(後編)

「ぐはっ！」
レリーフは、地面に叩きつけられた。シードは、空高くに飛ばされた。タワーは、オリーブに捕まれた。
「うっ。話せ。」
と足をバタバタさせて言うとザイールが下から来たがオリーブに蹴られて落ちた。
「タワーとかいったな。」
と言うとタワーが、
「く…くそ。話…せ。」
と言うと
「りょーかい！」
と言い竜巻の方に投げられたがケートが受け止めた。
「くそっ！…どうする。どうすればいいんだ…。」
レリーフが地面を叩きそういうと先生が、
「レ…レリーフくん。実習の時、魔法を使う魔物が魔法を急に使わなくやって君が使えるようになったことはあるかい？」
と言うとレリーフが、
「え。あ…あります…。」
と言うと先生が、
「レリーフくん！それは…伝説の副魔法…吸収魔法だ。相手のSPの属性を吸収することができるんだ…。オリーブは、SPが無限だからオリーブを吸収するんだ…」
先生がそういうとレリーフは、
「わかりました」
と言いオリーブの元へ飛んでいった。
「来たな！吸収のことを教わったか！そろそろレリーフ！てめーを殺す番だ！」
と言うとザイールが、
「き…吸収？」
と言うとシードが、
「伝説の…？」
と言うとレリーフは、火をだすとオリーブは、風で消そうとしたがレリーフの火の先に空間を作った。火は空間の中に入りオリーブの風がレリーフに当たりレリーフは、吹っ飛ぶとレリーフは、吹っ飛んでいる最中に手を前に出しオリーブの後ろに空間を作った。
「うわぁあ！」
オリーブは、火を浴び地面に落ちた。そして、オリーブについていた火が消え、
「はぁ。実習の時にすでに空間魔法を吸収していたか…。誤算だった。」
と言い立つとオリーブは、レリーフに突っ込んでいった。そしてレリーフにオリーブが風で攻撃するとその先に空間ができオリーブの上から出てきた。オリーブは、叩きつけられた。
「あ…あ。空間魔法…。厄介だ。」
と言うと空中に浮くとレリーフが手に氷の鎧をつけオリーブに向かって言った。するとオリーブは、
「こい！この野郎！」
と叫ぶとレリーフは、空間の中に入り消えた。オリーブは、
「どこから出てきやがる。」
と言うとオリーブの上に空間ができオリーブが、
「そこだぁ！！」
と叫び空間を攻撃しようとすると空間が消え、オリーブの横に空間ができそこからレリーフが出て、オリーブを殴った。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁあ！！」
オリーブは、吹っ飛ばされた。すると周りを囲っていた竜巻が消えた。オリーブは、地面を転がり続けた。
「はぁはぁ。レリーフ！お前。」
と言い立つと上に空間ができた。オリーブは、
「目の前にレリーフはいる！フェイクだろ？」
と言うと上からタワーが出てきてオリーブをぶっ飛ばした。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁあ！！」
オリーブがぶっ飛んだ先に空間ができオリーブは、空間に入った。するとケートの前に空間ができ、ケートが、
「ナポリの！仇だぁぁぁぁぁぁぁあ！！」
と叫ぶとケートもオリーブを殴り飛ばした。
「くっ。う。はぁ。」
とオリーブが言い立つと目の前にレリーフがいた。
「レリーフゥゥゥゥウ！！」
と叫びオリーブは、レリーフを殴ろうとするとレリーフがジャンプし前からシードが出てきてオリーブの顔面を殴った。そしてオリーブの下に空間ができザイールが出てきてオリーブを蹴りオリーブは、空高くとんだ。オリーブは、空中で止まると上に空間ができレリーフが出てきてオリーブを殴った。そして殴ったまま地面に叩きつけた。
ドクドク
レリーフの心臓がなり始めた。オリーブが、
「やめろ！俺のSPを…やめろぉぉおお！！」
と言うとオリーブは、気絶した。するとオリーブについていた紋章が消え、レリーフに紋章がついた。
それから五分後オリーブは捕まった。先生は、
「レリーフくん。大丈夫だったかい？」
と言うとレリーフが、
「なんか変な気分です。」
と答えた。そして先生は、
「ごめん。先生油断しちゃった。」
と答え、レリーフが、
「ほんとですよ。」
と答えた。ザイールとシードが来て
「レリーフくん。吸収魔法って…」
と言うと先生が
「そうだな。卒業までの日数。レリーフくんには、教えなきゃいけないことがたくさんある！」
と言うとレリーフが、
「わかりました。それでリーダー。タワー達は？」
と聞くとザイールは、
「葬式の準備。」
と言うと先生は、
「ナポリ…。すまない」
と言いそれから一日後その後ナポリの葬式を行った…。