乙女ゲームなのに、主人公が男で良いんですか?

あきの宵

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#6 これが俺の日常だから

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(表紙イラストキャラ:カノキ)



 カノキが兵士を連れて大浴場に入ると、他に利用していた者たちが、何かを察してそそくさと風呂場を後にしていく。

「ん? 俺、嫌われてるのかなー?」

「そういうことではないと、思いますけど」

 カノキはオドオドとその場に立ちすくむ兵士を、風呂に浸からせる。

「ちょっと待ってて、あんたの前に先客がいたから、少し洗ってくる」

「えっ! なんかすみません、そんな時に声かけてしまって」

「いーよ、まだ1回しかイってないし」

 熱いお湯で体を流す。排水溝に飲み込まれていく湯を見ながら、カノキは少し寂しいような、複雑な気持ちになっていた。

「お待たせ」

 隅々まで色々な部分を流し終え、カノキは兵士に声をかける。

「あっ、もう、いいんですか?」

「いーよ」

 浴槽の淵に腰掛けると、兵士の頭を股間に引き寄せる。

「フェラしてよ」

 兵士はカノキのそそり立ったものに口をつける。

「いーよ、いい感じ、もっと奥まで咥えてよ」

「んっ、はぁっ、こうですか……?」

「いいね、気持ちいいよ」

 ジュポジュポと兵士の舐める音と、風呂の水音が合わさって、心地よい。

「やっぱ俺は……んっ、舐めるより舐められる派だよねーっ。そういえばあんた、名前なんだっけ」

「えと、わたくしは……うっ」

 舐めるのを止めようとした兵士の頭を、掴んで静止する。

「いいや、名前とか。そういうの、興味ないし」

「んっ……は、い……」

 そのままフェラを続けさせていると、徐々に兵士の肌が赤くなっていく。

「ご、めん……風呂、熱いよね。出ていいよ。ココに手ついて」

 カノキは腰掛けていた浴槽の淵に、兵士の手をつかせ後ろに回る。
 なぜか風呂場にも意味深に置いてある潤滑剤を手に取り、兵士の穴に塗りたくる。

「あんた、あんまり慣れてなかったっけ。あれ……?」

 兵士の穴は、いとも簡単にするりと指の侵入を許した。

「その……カノキさんとシてから、止められなくなっちゃ……って」

 兵士の言葉に、カノキはニヤリと笑みを浮かべる。

「へぇ……1人でシてたの? それとも……」

「どっちも……ですっ──あっ!」

「悪い子だねぇ。こんなにヒクヒクさせて」

 兵士のナカでカノキの指が、クチュクチュとまるで違う生き物のように蠢く。

「すみませ……んっ、はぁっ!」

「そうゆうの、嫌いじゃないからいーよ」

「あっ──!」

 兵士の体が硬直し、ビュルビュルとだらしなく精液がこぼれていく。

「だめだよー、お湯が汚れちゃう」

 カノキはそばにあった桶で、兵士の液をすくって外に出す。

「すみませ……あぁっ!」

 ズチュ。と中にカノキのものが入る。ナカを掻き回すように動くと、兵士の喘ぐ声が半ば叫び声のように風呂に響き渡った。

「んっ……んんっ」

 片手を兵士の肩を掴み、もう片方の手で兵士の口を塞ぐ。

「だぁめ、外の人達に聞こえちゃう……でしょっ」

 カノキは先ほど上がって行った他の者たちが、こっそりと自分たちのことを見ているのを知っている。

「あっ、あっ……!」

 夢中になって声を出す兵士に、カノキの声は聞こえていないようだ。

「あぁ、もっと……もっと激しくするから……イクよ、イクっ! あっ!」

──!!

「はぁ……」

 カノキは、へたり込む兵士の腰を持ち上げて座らせると、自分は床に寝そべる。

「すごく、よかったです……カノキさん」

「そりゃどうも。たまには良いね、ベッド以外でするのも」

「カノキさん、よかったらわたくしと、また……」

「んー、約束はできないから、俺気分屋だし」

「ですよね……」

 しょぼんと肩を落とす兵士の肩を、起き上がってポンと叩く。

「あんた、きっと良い相手見つかるよ。フェラ上手いし。そこの人たちとか、良いと思うよ」

 カノキがガラス戸から覗く者たちを指さすと、つられてその方を見た兵士は一気に赤面する。見られた覗きの者たちも、ギョッと視線をそらした。

「めちゃくちゃ見られてるじゃないですか……」

「良いじゃん、こういうのも興奮材料だよ」

「そうですか……」

「あー、また体洗わないと。汗かいちゃったし」

 お湯の滴る前髪をかきあげ、天井を見上げるカノキ。

 ──ご主人様は、どうしてるかなぁ……。
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