呟き

2021/02/05

 小説を読めない、というのが今までわからなかったが、今日、その理由がわかった。

 文字の意味がわからない、のだ。

 例えば、英語に不慣れな人はその感覚がわかるはずだ。英文を構成している最小単位のローマ字1つ1つは認識できる。しかし、それらによって構成されている単語の意味はわからない。よって、その文章自体も理解できない。

 小説を読めないという人の中に、ハウツー本は読むという人がいる。ハウツー本は何かについて説明をしているものだ。説明がわかりにくいと、その本の意義が無くなってしまう。だから、日本の場合、義務教育を経ている人に理解できる程度になっている。

 一方、小説とは作者の妄想であり、万人受けするものとは限らない。たとえ芥川賞をとっていても、読書家全員から高評価を得るわけではない。使われる単語は作者の常識によって築かれたもので、人によっては聞いたことも無い単語が現れることもある。

  これはあくまで筆者の仮説にすぎない。もし他の考えがあるなら是非うかがいたい。