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血書と手枷
血書の断篇
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【脱兎が辿り着いた教会】
痛ましきかな 戦乱の檻
逃げ遂せたる 敗残兵よ
熱き血潮は 道連れなるか
罪を掲げて 教えを乞うか
【狩人が獲物を屠った階段】
私情の憂いを その身に宿す
今は土塊 成り果て習う
穢れを知らぬ 清雅な扉
戦果を掲げて 教えを乞うか
【異教徒が眠る巡礼の間】
聖域を染めし 邪教の民よ
生きるが咎と 知らぬは誉れ
出会す同胞 まま相容れぬ
敵意を掲げて 教えを乞うた
【同胞の戦跡を標す聖地】
生きとし生ける 全てを騙す
穢れの御霊 救いなきもの
案ずるなかれ 導き逝こう
聖者は誓う 約束の印
【聖職者が嗤う地下聖堂】
邪教徒は敵 異端者は敵
同胞は敵 聖職者は敵
己が生には 微笑み一つ
敵愾心よ 非情とならん
【無知であることを放棄した死都】
贖罪となれ 其の魂送り
煉獄の業火 劫火の如く
其の霊迎え 罰盃を腐す
哀れなる者 憐れなる者
【業火に群がる虫螻の骸】
火焔が踊り 羽虫は集う
剣舞を踊り 怒濤なるまま
猪突の獣 屠るは易く
積み重ねなる 罪重ねたる
【序幕を伝う滅びの歌】
傷ましきかな 憎しみの徒
穏やかなる時代 祈りの忘我
鮮血を流し 涙痕は無し
初舞台なり 死命の呪歌
神の囁き 三つの矜持
問わず語りは 愚者の意図
持て囃されるは 愚者の糸
離愁の先に 傀儡師の指
戯れるまま 死を記憶せよ
堕落なるまま 我は誘う
滅びの色は いと愛おしき
ああこれこそが 我が信徒なり
痛ましきかな 戦乱の檻
逃げ遂せたる 敗残兵よ
熱き血潮は 道連れなるか
罪を掲げて 教えを乞うか
【狩人が獲物を屠った階段】
私情の憂いを その身に宿す
今は土塊 成り果て習う
穢れを知らぬ 清雅な扉
戦果を掲げて 教えを乞うか
【異教徒が眠る巡礼の間】
聖域を染めし 邪教の民よ
生きるが咎と 知らぬは誉れ
出会す同胞 まま相容れぬ
敵意を掲げて 教えを乞うた
【同胞の戦跡を標す聖地】
生きとし生ける 全てを騙す
穢れの御霊 救いなきもの
案ずるなかれ 導き逝こう
聖者は誓う 約束の印
【聖職者が嗤う地下聖堂】
邪教徒は敵 異端者は敵
同胞は敵 聖職者は敵
己が生には 微笑み一つ
敵愾心よ 非情とならん
【無知であることを放棄した死都】
贖罪となれ 其の魂送り
煉獄の業火 劫火の如く
其の霊迎え 罰盃を腐す
哀れなる者 憐れなる者
【業火に群がる虫螻の骸】
火焔が踊り 羽虫は集う
剣舞を踊り 怒濤なるまま
猪突の獣 屠るは易く
積み重ねなる 罪重ねたる
【序幕を伝う滅びの歌】
傷ましきかな 憎しみの徒
穏やかなる時代 祈りの忘我
鮮血を流し 涙痕は無し
初舞台なり 死命の呪歌
神の囁き 三つの矜持
問わず語りは 愚者の意図
持て囃されるは 愚者の糸
離愁の先に 傀儡師の指
戯れるまま 死を記憶せよ
堕落なるまま 我は誘う
滅びの色は いと愛おしき
ああこれこそが 我が信徒なり
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