15 / 29
それぞれの1日 その2~両親&妖精side~
しおりを挟む
睦月は周作の気配を辿り、そこへ姿を現した。
周作が文乃と一緒に、和室で座って待っていた。
「呼んで。すまない。」
周作は、軽く頭を下げて、そう言った。
「いや。呼ばれると思っていた。聞きたいのは、楓のことだろう?」
ーある程度まで話しておいた方がいいだろう。
周作は、頷いて、気になっていたことを尋ねた。
「ああ。楓から、今朝妖精を見たと聞いた。ものすごく体力を消耗したのではないか心配になったんだ。楓がうたた寝をしたのもその関係じゃあないのかと思うとどうすればよいのか分からなくて、睦月の意見を聞きたいと思った。」
「心配ない。楓がうたた寝をしたのは、単純に早起きして張り切って動いたせいだ。その内、慣れるさ。」
睦月は敢えて何でもないことのようにさらりと答えた。
「本当に大丈夫なのか?」
「周作。そんなに心配そうな顔をするな。大丈夫だから。」
「クリスタルの色が変わらない内に、妖精を見ると何か体に負担がかかることってありますか?」
文乃は的確な質問をしてきた。
ーさて、どの程度話そうか。
「クリスタルの色が変わらない内に妖精が見えたのも、楓について言えば問題ない。楓は、瀬戸家で培われてきた伝統の影響で、私たち妖精と強い絆がある。」
「強い絆・・・?」
ー一体それはどういうことなのか。
「クリスタルの力を借りなくても、妖精を見る才能があるっと言えば分かるだろうか?」
「「えっ」」
周作と文乃は、驚いて息を飲んだ。
「今まで、楓には見えていなかったはずだが・・・。」
「小さい頃、楓が木の周りで遊んだり、和室で遊んだりして、周作と文乃を困らせた時があっただろう?」
「ああ。」「ええ。ありました。」
昨日も家族で集まった時に、その話題が出たばかりだ。
「あの頃には、楓には時々妖精の姿が見えていたんだ。幼かったから、妖精とは思わず小さな友だちと思っていたようだが。」
「「そんなことが・・・。」」
「妖精が見えることを秘密にするのは、子どもには難しいと判断して、俺が楓の力を封印しておいた。封印が、楓に悪い影響を与えていなかったのは、2人の見てきた通りだ。そうだろ?」
ー楓は、天真爛漫に育ったわ。
ー楓は、健康に毎日過ごしていた。
文乃と周作は、過去を思い出し頷いた。
「この先、楓は妖精が見えても体には問題ないが、仮婚約の儀の試験に集中してもらうのには、支障が出るだろう。仮婚約の儀の試験は、片手間に合格できるほどみやすくないのは、2人も経験者だから分かるだろう?」
「ああ。」「はい。」
ー楓は、傷ついた妖精を放っておけないだろう。そうしたら、課題は進めなくなる。
ー課題を合格するのに、1年あってもぎりぎりだったわ。
「だから仮婚約の儀に集中できるように、楓がうたた寝をしている間に、私がもう一度封印しておいた。もちろん、この封印も楓に害は及ぼさない。万が一、お前たちが気になることが起きることがあれば、すぐに対処しよう。」
「このまま、聡や新の時のように、進めて大丈夫ということですよね。」
文乃が念のために睦月に、確認した。
「ああ。問題ない。」
睦月は、文乃の目を見て、頷いた。
「他に聞きたいことは?」
「大体分かったと思います。」
「周作は?」
「ああ。・・・。少し、混乱している。」
「時間をやるよ。また気になることが出たら、俺を呼ぶといい。」
「・・・・。すまない。そう言ってもらえると助かる。」
周作は申し訳なさそうに言った。
「じゃあ、俺はそろそろ戻るよ。」
「ああ。来てくれて助かった。」
「睦月さん、これお弁当を用意しておいたの。どうぞ。持って帰って食べてください。」
睦月は、文乃が差し出した弁当と水筒を受け取った。
文乃の用意した弁当からは、温かさが伝わってくる。
「そうか。じゃあ、遠慮なくいただくよ。」
睦月は、お弁当と水筒を持ってすうっと消えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「睦月おにいちゃん、お帰り~。見て見て。蘇芳がこのくじ作ったんだよう。」
楓がたくさんのこよりを手に持っている。
「いや。環菜も作るのは半分手伝ってくれたぞ。」
「難しい任務ができる妖精に反応して、くじの先が、青くなるの~。青くなったら当たりなんだよね?蘇芳。」
「おお。睦月じっ・・にいちゃん。1本引いてみてくれ。」
環菜が手に持っているこよりの中から、睦月が1本選んで引くと、こよりの先が青白く光った。
「いいのを作ったな。」
睦月は目を細めて2人を褒めた。
「へへっ。こんなの朝飯前だぜ。」
蘇芳が褒められて、照れた。睦月に褒められることは、蘇芳はたまーにしかない。何せ、いつも口が悪いので。
「今日の蘇芳は飛び切り冴えてるんだよ~。」
環菜は蘇芳が褒められて嬉しそうだ。
「ああ。今日はいつもより調子がいいんだ。お!それ、なんだ?」
睦月がお弁当を持って帰ったことに蘇芳が気がついた。
「文乃がくれた弁当だ。持たせてくれた。」
「がんばったご褒美食わせてください。睦月兄ちゃん。」
急に蘇芳の態度がよくなった。臨機応変をよく分かっているというべきか。
「3つに分けるか。」
「やったあ。藤棚でお花見だね。」
「おお!うまそう!」
蘇芳はもうお弁当の蓋を開けて中身を見ている。
文乃が準備してくれたお弁当の中身は、俵型のおむすび(海苔が巻いてある)12個、卵焼き4切れ、タコさんウインナー6個、ミニハンバーグ6個、ポテトサラダをやっぷり、プチトマト3個、ブロッコリー3個、オレンジをカットしたもの5切れ が入っていた。多めに作ってくれたようだ。
「はい、紙皿と割りばし。」
環菜が、異空間の倉庫から取り出した紙皿と割りばしを、配った。
「ありがとう。環菜。文乃の作った弁当久しぶりだな!」
蘇芳は、嬉しそうに言った。
「そうだねえ新と奈央子の仮婚約の儀の合格の時にもらった時以来だね♪」
環菜が、3等分しておかずを紙皿に乗せていく。
「俺、卵焼き2個食べていいか?」
「いいよー」「好きにしろ。」
「やっりー。」
「準備完了!」
環菜が楽しそうにそう言った。
「「いただきまーす。」」「いただきます」
環菜は少しずつ口に運ぶ。蘇芳は、ばくりと勢いよく頬張る。睦月は綺麗な所作で箸を使い、おかずを口に運ぶ。
「文乃の作ったこの肉のやつ、うめえ。」
「前に文乃が名前を教えてくれた・・・・ああ!ハンバーグっていうんだよ。」
「ハンバーグ、最高!」
「落ち着いて食べろ。」
文乃が持たせてくれた黒豆茶をコップに注いで、蘇芳に渡した。
グビッグビッ
「ぷはあ。このお茶も米に合うなあ。」
「本当に美味しいね。あ!おにぎりの中に梅干しが入っている。絶妙なバランス~。」
「ほれのは、ほかかだ。(俺のは、おかかだ。)」
ー文乃の作る物を食べると元気が出てくる。
妖精はご飯を食べなくても生きていける。だが、この思いやりのこもったお弁当には、いやこの思いやりは、3人の妖精にとって何よりの栄養となる。
「これ食べたら、くじをみんなに引いてもらおう。」
「おー!」
ーこの2人も大分頼もしくなってきたな。
満開の藤棚の下で、3人はつかの間の休息を楽しんだ。
周作が文乃と一緒に、和室で座って待っていた。
「呼んで。すまない。」
周作は、軽く頭を下げて、そう言った。
「いや。呼ばれると思っていた。聞きたいのは、楓のことだろう?」
ーある程度まで話しておいた方がいいだろう。
周作は、頷いて、気になっていたことを尋ねた。
「ああ。楓から、今朝妖精を見たと聞いた。ものすごく体力を消耗したのではないか心配になったんだ。楓がうたた寝をしたのもその関係じゃあないのかと思うとどうすればよいのか分からなくて、睦月の意見を聞きたいと思った。」
「心配ない。楓がうたた寝をしたのは、単純に早起きして張り切って動いたせいだ。その内、慣れるさ。」
睦月は敢えて何でもないことのようにさらりと答えた。
「本当に大丈夫なのか?」
「周作。そんなに心配そうな顔をするな。大丈夫だから。」
「クリスタルの色が変わらない内に、妖精を見ると何か体に負担がかかることってありますか?」
文乃は的確な質問をしてきた。
ーさて、どの程度話そうか。
「クリスタルの色が変わらない内に妖精が見えたのも、楓について言えば問題ない。楓は、瀬戸家で培われてきた伝統の影響で、私たち妖精と強い絆がある。」
「強い絆・・・?」
ー一体それはどういうことなのか。
「クリスタルの力を借りなくても、妖精を見る才能があるっと言えば分かるだろうか?」
「「えっ」」
周作と文乃は、驚いて息を飲んだ。
「今まで、楓には見えていなかったはずだが・・・。」
「小さい頃、楓が木の周りで遊んだり、和室で遊んだりして、周作と文乃を困らせた時があっただろう?」
「ああ。」「ええ。ありました。」
昨日も家族で集まった時に、その話題が出たばかりだ。
「あの頃には、楓には時々妖精の姿が見えていたんだ。幼かったから、妖精とは思わず小さな友だちと思っていたようだが。」
「「そんなことが・・・。」」
「妖精が見えることを秘密にするのは、子どもには難しいと判断して、俺が楓の力を封印しておいた。封印が、楓に悪い影響を与えていなかったのは、2人の見てきた通りだ。そうだろ?」
ー楓は、天真爛漫に育ったわ。
ー楓は、健康に毎日過ごしていた。
文乃と周作は、過去を思い出し頷いた。
「この先、楓は妖精が見えても体には問題ないが、仮婚約の儀の試験に集中してもらうのには、支障が出るだろう。仮婚約の儀の試験は、片手間に合格できるほどみやすくないのは、2人も経験者だから分かるだろう?」
「ああ。」「はい。」
ー楓は、傷ついた妖精を放っておけないだろう。そうしたら、課題は進めなくなる。
ー課題を合格するのに、1年あってもぎりぎりだったわ。
「だから仮婚約の儀に集中できるように、楓がうたた寝をしている間に、私がもう一度封印しておいた。もちろん、この封印も楓に害は及ぼさない。万が一、お前たちが気になることが起きることがあれば、すぐに対処しよう。」
「このまま、聡や新の時のように、進めて大丈夫ということですよね。」
文乃が念のために睦月に、確認した。
「ああ。問題ない。」
睦月は、文乃の目を見て、頷いた。
「他に聞きたいことは?」
「大体分かったと思います。」
「周作は?」
「ああ。・・・。少し、混乱している。」
「時間をやるよ。また気になることが出たら、俺を呼ぶといい。」
「・・・・。すまない。そう言ってもらえると助かる。」
周作は申し訳なさそうに言った。
「じゃあ、俺はそろそろ戻るよ。」
「ああ。来てくれて助かった。」
「睦月さん、これお弁当を用意しておいたの。どうぞ。持って帰って食べてください。」
睦月は、文乃が差し出した弁当と水筒を受け取った。
文乃の用意した弁当からは、温かさが伝わってくる。
「そうか。じゃあ、遠慮なくいただくよ。」
睦月は、お弁当と水筒を持ってすうっと消えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「睦月おにいちゃん、お帰り~。見て見て。蘇芳がこのくじ作ったんだよう。」
楓がたくさんのこよりを手に持っている。
「いや。環菜も作るのは半分手伝ってくれたぞ。」
「難しい任務ができる妖精に反応して、くじの先が、青くなるの~。青くなったら当たりなんだよね?蘇芳。」
「おお。睦月じっ・・にいちゃん。1本引いてみてくれ。」
環菜が手に持っているこよりの中から、睦月が1本選んで引くと、こよりの先が青白く光った。
「いいのを作ったな。」
睦月は目を細めて2人を褒めた。
「へへっ。こんなの朝飯前だぜ。」
蘇芳が褒められて、照れた。睦月に褒められることは、蘇芳はたまーにしかない。何せ、いつも口が悪いので。
「今日の蘇芳は飛び切り冴えてるんだよ~。」
環菜は蘇芳が褒められて嬉しそうだ。
「ああ。今日はいつもより調子がいいんだ。お!それ、なんだ?」
睦月がお弁当を持って帰ったことに蘇芳が気がついた。
「文乃がくれた弁当だ。持たせてくれた。」
「がんばったご褒美食わせてください。睦月兄ちゃん。」
急に蘇芳の態度がよくなった。臨機応変をよく分かっているというべきか。
「3つに分けるか。」
「やったあ。藤棚でお花見だね。」
「おお!うまそう!」
蘇芳はもうお弁当の蓋を開けて中身を見ている。
文乃が準備してくれたお弁当の中身は、俵型のおむすび(海苔が巻いてある)12個、卵焼き4切れ、タコさんウインナー6個、ミニハンバーグ6個、ポテトサラダをやっぷり、プチトマト3個、ブロッコリー3個、オレンジをカットしたもの5切れ が入っていた。多めに作ってくれたようだ。
「はい、紙皿と割りばし。」
環菜が、異空間の倉庫から取り出した紙皿と割りばしを、配った。
「ありがとう。環菜。文乃の作った弁当久しぶりだな!」
蘇芳は、嬉しそうに言った。
「そうだねえ新と奈央子の仮婚約の儀の合格の時にもらった時以来だね♪」
環菜が、3等分しておかずを紙皿に乗せていく。
「俺、卵焼き2個食べていいか?」
「いいよー」「好きにしろ。」
「やっりー。」
「準備完了!」
環菜が楽しそうにそう言った。
「「いただきまーす。」」「いただきます」
環菜は少しずつ口に運ぶ。蘇芳は、ばくりと勢いよく頬張る。睦月は綺麗な所作で箸を使い、おかずを口に運ぶ。
「文乃の作ったこの肉のやつ、うめえ。」
「前に文乃が名前を教えてくれた・・・・ああ!ハンバーグっていうんだよ。」
「ハンバーグ、最高!」
「落ち着いて食べろ。」
文乃が持たせてくれた黒豆茶をコップに注いで、蘇芳に渡した。
グビッグビッ
「ぷはあ。このお茶も米に合うなあ。」
「本当に美味しいね。あ!おにぎりの中に梅干しが入っている。絶妙なバランス~。」
「ほれのは、ほかかだ。(俺のは、おかかだ。)」
ー文乃の作る物を食べると元気が出てくる。
妖精はご飯を食べなくても生きていける。だが、この思いやりのこもったお弁当には、いやこの思いやりは、3人の妖精にとって何よりの栄養となる。
「これ食べたら、くじをみんなに引いてもらおう。」
「おー!」
ーこの2人も大分頼もしくなってきたな。
満開の藤棚の下で、3人はつかの間の休息を楽しんだ。
0
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。
そこで待っていたのは、最悪の出来事――
けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。
でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
【完結】公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
『紅茶の香りが消えた午後に』
柴田はつみ
恋愛
穏やかで控えめな公爵令嬢リディアの唯一の楽しみは、幼なじみの公爵アーヴィンと過ごす午後の茶会だった。
けれど、近隣に越してきた伯爵令嬢ミレーユが明るく距離を詰めてくるたび、二人の時間は少しずつ失われていく。
誤解と沈黙、そして抑えた想いの裏で、すれ違う恋の行方は——。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる