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1章 一幕 恋冬学園 運命
4話 別れ。そして試験の始まり。
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穿つ。相手は一応勇者。だからこそ生半可な突きは通じない。完全術式の内容は勇者に対して全攻撃の有効化だ。だが、その前に勇者の鎧を破壊しなくてはならない。
「どでかい一撃!くらえ!【天冥落】!!」
刀を突きから上段の構えにし、力一杯振り下ろす。そこに一切の加減はなく、ただ相手を切る事を専念して振る。
「【神聖絶】!!」
人の祭壇魔法すら止める結界、、、だが、それは人外には全く及ばずーーー
バッキィーン
まるでガラスのように壊される。
これをまともにくらえば生きることは不可能だろう。
「詰み、、、だね、、、負けちゃったね、、、」
ドカーン!
刹那、周りに爆音が響く。生徒は唖然とし、二人の行く末を見るために我に帰り、煙が晴れるのを待つ。そしてそこに立っていたのはアラル、、、で倒れているのはアオマチ先生であった。
「、、、さよなら。青さん」
「、、、久しぶりに、、、言ってくれましたね、、、えーくん、、、」
そう、これは俺が菅原永利の頃。
僕は推薦入学ということで、学園に入ったのだが、周りに裏口入学といつも言われていた。まぁ、実際は確かにそういう感じだが、無理矢理何も言われず入れられた側なのでそんなこと言われても、といつも思っていた。
だからいつも学園ではひとりぼっちだった。そんな時だった。担任の青町心が話しかけてきたのは。
『こんなところで一人、、、どうしたの?』
僕が1人中庭で弁当を食べているとそう話しかけられた。
『見たらわかるでしょう。弁当を食べているんですよ。』
『1人で?友達と食べないの?』
『一緒に食べてくれる人がいないんですよ。それくらいわかってください。』
『んーそうだな、、、』
彼女は僕の地雷をどんどん踏んでくる、、、先生としてあるまじき行為だろと思っていた。
『ならさ、私と友達にならない?』
先生がそんな提案をしてきた。
『、、、え?は?、、、どういうこと???』
この時も、というか今もだけど、本当にあの人が何したかったのかよくわからない。
でも、僕のためだってことだけはわかった。
『でさ!やっぱ友達といえば名前で呼び合うけど、君はなんて呼べばいい???』
『ものすんごい唐突ですね、、、えーくんとでも呼んでください。こんな名前なんで女の子と間違われるし。お願いします』
『ふふっ、じゃぁ、えーりちゃんでいい?う、嘘だよ!えーくんね!じゃあ私はーーー』
『青さんで』
『え、青ちゃんでーーー』
『青さんで。無理です。言えないんで。』
『ムー、、、じゃあ、卒業、もしくはどちらかが死にかけた時。そうだな、、、私なら青さん。君なら最後に青ちゃんって呼んでよ!』
『、、、性格の悪い約束ですね、、、まぁ、いいですよ。ただ、どちらが死んでも恨みっこなしですよ。』
そんな事を中庭で話していた。
だからーーー
あの時言えなかったからーーー
「青さん、、、いや、青ちゃん。高校の時、、、ありがとうね。そして、、、さよなら」
「ふっ、、、ふふ、、、最後に、、、ありがと。えーくん。」
そして彼は先生を抱えて闘技場を去る。そして去り際にーーー
「ま、もう死なせないし、殺させないけど。」
そう言って寮へと帰るのだった。
《sideアカネ》
さっきまでの試合を一言で表すなら
理解不能。だろう。
かなりレベルアップしてある程度の戦いなら、、、それこそSSSとSSSの戦いなら見れるのにそれすらも超えていた。本当に、、、全く見えなかった。
「私も、、、まだまだなんだな、、、あの人の前に再び立つのは同じ土俵についた時にするんだ。」
そう呟いては私も闘技場を去り、鍛錬をするのだった。
「、、、次は、、、あいつにスルカ」
後ろにいるやつを知らずに、、、
そしてアラルのいるところにもーーー
「、、、なんだったんだ?こいつ。」
いたが、一瞬でボコられたようだ。全くもって可哀想で仕方がない。
日は変わり、試験当日。試験会場。
俺はクラスの前に出てある言葉をつぶやく。
「人は変わらない。何をしても外見というものが変わるだけ、、、だから、自分を変えに行くな。根本は変えられない。無駄でもいい相手を変えろ。それが俺から送る言葉だ。」
それだけ言ってこれからのことに集中する。
『それでは!第一クラス対抗試験!スタート!』
その声と同時に僕らは転移させられ、森の真ん中に配置された。
「さて、ここからは予定通り動け。しっかり名前を聞いて、アレが出たら逃げるように!」
僕らの作戦は至極単純。主人公に近づかず、他を狩り続ける。たまに要注意人物と当たったら他の隊と連絡を取り、2隊編成で行こうとしていた。
そこで俺が当たったのはーーー
「、、、一発目から当たるのお前かよ。まじ憂鬱だわ。」
「僕はそこまで君と話したことはないのだけど、、、何かしたかな?ものすんごいみんなに避けられるんだけど。」
この乙女ゲーの主人公シルフ。ラプラス伯爵家の者でーーー
「、、、喋るな。お前だけは嫌いでな。正直家ごと潰したい。、、、だが意味なく潰せば怒られるからな、、、ま、何事も問題ないがな。君の前に現れるのが僕で良かったよ。」
いやほんと。他のバカだったら完全に負けてたよ、、、だって勇者だからね。先生と同じ。
「どういう意味だ?君なら勝てるのか?」
「もちろん。これは傲慢ではない。事実さ。」
ゆびをならせば彼の前に一振りの鎌が現れる。
「、、、【神聖剣具】《無垢神恵鎌》俺の最強武器の7柱の1つ無垢神。ちなみに実戦で使うのはこれが初めて。相手にとって不足なし。いざ参る!」
「勝てる気はしなくても少しでも他の人に繋ぐんだ!」
そう言って思いっきり足を踏み込み、一閃を俺に向けて放つ。だが、それは俺には効かない。
「無駄な頑張りゴクローさん。」
実を言うと前半は俺はAクラス生徒陣営で、後半は先生陣営となる。、、、おっと、考え事をしていたらなんか攻めてきた。(遅すぎて)、、、あ、今日眠いな、、、
ふわふわと今日の夜ご飯なんだろなと思いながら軽くのしては、敵のいる位置を察知し、俺はまるで猛獣のように構え、一瞬でーーー狩るのだった。
「さあ、イッツショータイムだ!【大罪連】そして1年共!!」
「どでかい一撃!くらえ!【天冥落】!!」
刀を突きから上段の構えにし、力一杯振り下ろす。そこに一切の加減はなく、ただ相手を切る事を専念して振る。
「【神聖絶】!!」
人の祭壇魔法すら止める結界、、、だが、それは人外には全く及ばずーーー
バッキィーン
まるでガラスのように壊される。
これをまともにくらえば生きることは不可能だろう。
「詰み、、、だね、、、負けちゃったね、、、」
ドカーン!
刹那、周りに爆音が響く。生徒は唖然とし、二人の行く末を見るために我に帰り、煙が晴れるのを待つ。そしてそこに立っていたのはアラル、、、で倒れているのはアオマチ先生であった。
「、、、さよなら。青さん」
「、、、久しぶりに、、、言ってくれましたね、、、えーくん、、、」
そう、これは俺が菅原永利の頃。
僕は推薦入学ということで、学園に入ったのだが、周りに裏口入学といつも言われていた。まぁ、実際は確かにそういう感じだが、無理矢理何も言われず入れられた側なのでそんなこと言われても、といつも思っていた。
だからいつも学園ではひとりぼっちだった。そんな時だった。担任の青町心が話しかけてきたのは。
『こんなところで一人、、、どうしたの?』
僕が1人中庭で弁当を食べているとそう話しかけられた。
『見たらわかるでしょう。弁当を食べているんですよ。』
『1人で?友達と食べないの?』
『一緒に食べてくれる人がいないんですよ。それくらいわかってください。』
『んーそうだな、、、』
彼女は僕の地雷をどんどん踏んでくる、、、先生としてあるまじき行為だろと思っていた。
『ならさ、私と友達にならない?』
先生がそんな提案をしてきた。
『、、、え?は?、、、どういうこと???』
この時も、というか今もだけど、本当にあの人が何したかったのかよくわからない。
でも、僕のためだってことだけはわかった。
『でさ!やっぱ友達といえば名前で呼び合うけど、君はなんて呼べばいい???』
『ものすんごい唐突ですね、、、えーくんとでも呼んでください。こんな名前なんで女の子と間違われるし。お願いします』
『ふふっ、じゃぁ、えーりちゃんでいい?う、嘘だよ!えーくんね!じゃあ私はーーー』
『青さんで』
『え、青ちゃんでーーー』
『青さんで。無理です。言えないんで。』
『ムー、、、じゃあ、卒業、もしくはどちらかが死にかけた時。そうだな、、、私なら青さん。君なら最後に青ちゃんって呼んでよ!』
『、、、性格の悪い約束ですね、、、まぁ、いいですよ。ただ、どちらが死んでも恨みっこなしですよ。』
そんな事を中庭で話していた。
だからーーー
あの時言えなかったからーーー
「青さん、、、いや、青ちゃん。高校の時、、、ありがとうね。そして、、、さよなら」
「ふっ、、、ふふ、、、最後に、、、ありがと。えーくん。」
そして彼は先生を抱えて闘技場を去る。そして去り際にーーー
「ま、もう死なせないし、殺させないけど。」
そう言って寮へと帰るのだった。
《sideアカネ》
さっきまでの試合を一言で表すなら
理解不能。だろう。
かなりレベルアップしてある程度の戦いなら、、、それこそSSSとSSSの戦いなら見れるのにそれすらも超えていた。本当に、、、全く見えなかった。
「私も、、、まだまだなんだな、、、あの人の前に再び立つのは同じ土俵についた時にするんだ。」
そう呟いては私も闘技場を去り、鍛錬をするのだった。
「、、、次は、、、あいつにスルカ」
後ろにいるやつを知らずに、、、
そしてアラルのいるところにもーーー
「、、、なんだったんだ?こいつ。」
いたが、一瞬でボコられたようだ。全くもって可哀想で仕方がない。
日は変わり、試験当日。試験会場。
俺はクラスの前に出てある言葉をつぶやく。
「人は変わらない。何をしても外見というものが変わるだけ、、、だから、自分を変えに行くな。根本は変えられない。無駄でもいい相手を変えろ。それが俺から送る言葉だ。」
それだけ言ってこれからのことに集中する。
『それでは!第一クラス対抗試験!スタート!』
その声と同時に僕らは転移させられ、森の真ん中に配置された。
「さて、ここからは予定通り動け。しっかり名前を聞いて、アレが出たら逃げるように!」
僕らの作戦は至極単純。主人公に近づかず、他を狩り続ける。たまに要注意人物と当たったら他の隊と連絡を取り、2隊編成で行こうとしていた。
そこで俺が当たったのはーーー
「、、、一発目から当たるのお前かよ。まじ憂鬱だわ。」
「僕はそこまで君と話したことはないのだけど、、、何かしたかな?ものすんごいみんなに避けられるんだけど。」
この乙女ゲーの主人公シルフ。ラプラス伯爵家の者でーーー
「、、、喋るな。お前だけは嫌いでな。正直家ごと潰したい。、、、だが意味なく潰せば怒られるからな、、、ま、何事も問題ないがな。君の前に現れるのが僕で良かったよ。」
いやほんと。他のバカだったら完全に負けてたよ、、、だって勇者だからね。先生と同じ。
「どういう意味だ?君なら勝てるのか?」
「もちろん。これは傲慢ではない。事実さ。」
ゆびをならせば彼の前に一振りの鎌が現れる。
「、、、【神聖剣具】《無垢神恵鎌》俺の最強武器の7柱の1つ無垢神。ちなみに実戦で使うのはこれが初めて。相手にとって不足なし。いざ参る!」
「勝てる気はしなくても少しでも他の人に繋ぐんだ!」
そう言って思いっきり足を踏み込み、一閃を俺に向けて放つ。だが、それは俺には効かない。
「無駄な頑張りゴクローさん。」
実を言うと前半は俺はAクラス生徒陣営で、後半は先生陣営となる。、、、おっと、考え事をしていたらなんか攻めてきた。(遅すぎて)、、、あ、今日眠いな、、、
ふわふわと今日の夜ご飯なんだろなと思いながら軽くのしては、敵のいる位置を察知し、俺はまるで猛獣のように構え、一瞬でーーー狩るのだった。
「さあ、イッツショータイムだ!【大罪連】そして1年共!!」
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