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1章 4幕 学園長と魔族
4話 これが本当の迷宮入りってなぁ!
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僕は重たい瞼を上げると、目の前の状況に驚愕した。
「こ、これは一体どういうことなんだ??」
そこにいたのは先程永利と戦った僕、ルシアルカ、そしてアサネと、戦った本人。永利だった。
「んっ、、、んん、、、師匠、、、」
そんな声とともにアサネが起き上がり、ルシアルカも起きた。
「ここはどこでしょうか、、、マスター?」
「まるで宮殿だな、、、100年前くらいか?このボロさから見るに。」
僕はそう呟くと未だに起きないバカの頬をつねる。
「いったァ?!誰だ?!“夜叉道影”か?!くっそなんでここにいやがる!」
まだ寝ぼけているようなのでドロップキックを食らわせようとすると、反射的に避けられた。
「おっそい寝坊助だな浅木永利さんよお?」
「うるさいなぁ、ちょっと強いからって調子乗るなよ?」
「お、おふたりとも今は協力しないと!」
二人の間に火花が散ると、その間にアサネが入り、2人を宥める。
「ウザイが、、、まあ戦力ではあるしな、、、俺も無駄な体力を使いたくない、、、」
「俺もお前くらいいつでもやれるが、こんな可愛い子に止められちゃあやれねぇよ。良かったなぁ?仲間にめぐまれてよ」
喧嘩寸前で何とか止まったものの、アサネはこの仲は絶対良くならないと思うのであった。
「ま、アサネの言う通り、ここはどこか分からねぇからな。いつ何があるか分からねぇからいつでも動けるようにしねぇと。」
神剣幻死蒼剣を手入れして、アサネの情報整理を聞き入る。
「まず私たちはどこの階層か、誰が運んだのか、何が起きたのかを整理しなければなりません。」
「1つは少しわかるぞ。」
アサネの話に浅木が突っ込む。
「ここは迷宮の深部だな。先程より上の感覚がしないし、下に大きな力を持ってる奴がいるからな。」
「、、、確かに、お前の言うことは正しいな、、、だが本来なら10階層な筈だ。何故9階になって敵が襲ってこない?有り得るか?こんなこと。」
永利の感覚はアラルにもわかっていた。だが、どうしても何故ボス部屋の前という訳でもないのにこんなにも敵が襲ってこないのか、彼らは無防備で力もかなり消耗していた。今この時より前に食べられていたら為す術はなかっただろう。だからこそ疑問に思ってしまったのだ。
「、、、そうですね、、、考えられる話が2つほどあるのですが、、、いいですか?」
ルシアルカは考える素振りをすると、挙手をし、僕は「じゃあ、ルシアルカ!」と先生が言うように当てる。
「1つ目の考察はスタンピードという可能性です。ここまで敵がいないとスタンピードの前兆と言っても悪くないでしょう。2つ目はここがボス部屋前ということです。」
「いやいや、それはありえないだろ。だって周りからそんな気配はなんにもこないんだからーーー」
「いや、一つだけ可能性がある、、、転移前の部屋、、、そうなってくると有り得るが、、、どこにもそんなものはねぇよな、、、」
「え、でもアラル、転移か魔法を認識阻害させるやつ無かった?」
「、、、そういえばあったな。そんなの、、、あ、待て、これは思いつきなんだが、、、今ここで召喚魔法の練習していいか?1時間で完全に行けるはずだから」
今ここですぐに転移の事を調べても1日掛る。その間に地上で何が起こるかも分からない。だったらあいつを召喚するしかないのだ。前世でしていたゲームでは課金キャラだったが、今なら正規で手に入れることが出来る。
「、、、1時間、、、俺は何も出来なくなる、、、その間の警備、、、頼んだよ。2人とも」
僕はルシアルカとアサネにそう言うと、2人は目を輝かせながら、元気よく返事するのであった。
「、、、正直お前を頼るのは嫌だが、、、この2人になんかあった時は頼む、、、僕の“次”に強いからな」
「あっはっはっ、任せたまえ、お前“より”強い俺がアサネとお前の式神を見ててやる。安心しておけ」
僕と永利は睨み合いながらもしっかり握手をして、2人とも準備にかかるのであった。
約1時間弱後
「術式は完成した、、、そして召喚も出来るようになった、、、さて、、、攻略を始めるとするか」
見事に召喚魔法を覚え、3人の所へ行き、話をする。
「やっとできたのか?」
「うるせぇ。、、、ああ、これで下に行けるぜ」
「師匠!さすがです!」
「そりゃぁな!お前の師匠だからな!」
僕は2人に対してそれとなく返す。
「主様、、、お疲れ様でございます。」
「ありがとうルシアルカ、、、さて、お前ら!そろそろここに監禁したであろうやつをボコしに行くぞ!【召喚魔法 神獣フェンリル】」
そして僕アラル、アサネ、永利、ルシアルカ、フェンリルの4名プラス1匹でボス部屋に向かうのであった。
「こ、これは一体どういうことなんだ??」
そこにいたのは先程永利と戦った僕、ルシアルカ、そしてアサネと、戦った本人。永利だった。
「んっ、、、んん、、、師匠、、、」
そんな声とともにアサネが起き上がり、ルシアルカも起きた。
「ここはどこでしょうか、、、マスター?」
「まるで宮殿だな、、、100年前くらいか?このボロさから見るに。」
僕はそう呟くと未だに起きないバカの頬をつねる。
「いったァ?!誰だ?!“夜叉道影”か?!くっそなんでここにいやがる!」
まだ寝ぼけているようなのでドロップキックを食らわせようとすると、反射的に避けられた。
「おっそい寝坊助だな浅木永利さんよお?」
「うるさいなぁ、ちょっと強いからって調子乗るなよ?」
「お、おふたりとも今は協力しないと!」
二人の間に火花が散ると、その間にアサネが入り、2人を宥める。
「ウザイが、、、まあ戦力ではあるしな、、、俺も無駄な体力を使いたくない、、、」
「俺もお前くらいいつでもやれるが、こんな可愛い子に止められちゃあやれねぇよ。良かったなぁ?仲間にめぐまれてよ」
喧嘩寸前で何とか止まったものの、アサネはこの仲は絶対良くならないと思うのであった。
「ま、アサネの言う通り、ここはどこか分からねぇからな。いつ何があるか分からねぇからいつでも動けるようにしねぇと。」
神剣幻死蒼剣を手入れして、アサネの情報整理を聞き入る。
「まず私たちはどこの階層か、誰が運んだのか、何が起きたのかを整理しなければなりません。」
「1つは少しわかるぞ。」
アサネの話に浅木が突っ込む。
「ここは迷宮の深部だな。先程より上の感覚がしないし、下に大きな力を持ってる奴がいるからな。」
「、、、確かに、お前の言うことは正しいな、、、だが本来なら10階層な筈だ。何故9階になって敵が襲ってこない?有り得るか?こんなこと。」
永利の感覚はアラルにもわかっていた。だが、どうしても何故ボス部屋の前という訳でもないのにこんなにも敵が襲ってこないのか、彼らは無防備で力もかなり消耗していた。今この時より前に食べられていたら為す術はなかっただろう。だからこそ疑問に思ってしまったのだ。
「、、、そうですね、、、考えられる話が2つほどあるのですが、、、いいですか?」
ルシアルカは考える素振りをすると、挙手をし、僕は「じゃあ、ルシアルカ!」と先生が言うように当てる。
「1つ目の考察はスタンピードという可能性です。ここまで敵がいないとスタンピードの前兆と言っても悪くないでしょう。2つ目はここがボス部屋前ということです。」
「いやいや、それはありえないだろ。だって周りからそんな気配はなんにもこないんだからーーー」
「いや、一つだけ可能性がある、、、転移前の部屋、、、そうなってくると有り得るが、、、どこにもそんなものはねぇよな、、、」
「え、でもアラル、転移か魔法を認識阻害させるやつ無かった?」
「、、、そういえばあったな。そんなの、、、あ、待て、これは思いつきなんだが、、、今ここで召喚魔法の練習していいか?1時間で完全に行けるはずだから」
今ここですぐに転移の事を調べても1日掛る。その間に地上で何が起こるかも分からない。だったらあいつを召喚するしかないのだ。前世でしていたゲームでは課金キャラだったが、今なら正規で手に入れることが出来る。
「、、、1時間、、、俺は何も出来なくなる、、、その間の警備、、、頼んだよ。2人とも」
僕はルシアルカとアサネにそう言うと、2人は目を輝かせながら、元気よく返事するのであった。
「、、、正直お前を頼るのは嫌だが、、、この2人になんかあった時は頼む、、、僕の“次”に強いからな」
「あっはっはっ、任せたまえ、お前“より”強い俺がアサネとお前の式神を見ててやる。安心しておけ」
僕と永利は睨み合いながらもしっかり握手をして、2人とも準備にかかるのであった。
約1時間弱後
「術式は完成した、、、そして召喚も出来るようになった、、、さて、、、攻略を始めるとするか」
見事に召喚魔法を覚え、3人の所へ行き、話をする。
「やっとできたのか?」
「うるせぇ。、、、ああ、これで下に行けるぜ」
「師匠!さすがです!」
「そりゃぁな!お前の師匠だからな!」
僕は2人に対してそれとなく返す。
「主様、、、お疲れ様でございます。」
「ありがとうルシアルカ、、、さて、お前ら!そろそろここに監禁したであろうやつをボコしに行くぞ!【召喚魔法 神獣フェンリル】」
そして僕アラル、アサネ、永利、ルシアルカ、フェンリルの4名プラス1匹でボス部屋に向かうのであった。
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