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24時間耐久配信
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「みなさ~ん!こんにちは!Lelive0期生 夢風 天心と~。」
「Lelive一期生! 藍宮 花恋と~、」
「Lelive一期生。大海 ユゥです。」
久しぶりに、Lelive全員が集まった1周年記念配信。この配信の内容は、もうここに居る全員か知っている。それには、もちろんリスナーも入っている。
この企画は私が、社長に提案したものの一つだ。その内容は……
『24時間耐久配信!』
忙しい人々にも、夜勤がある人にも、すべての人に届けたい、たくさんの人と盛り上がりたい、という思いで提案したこの企画。
Lelive所属の3人で配信リレーを行い、二十四時間耐えきるという簡単な企画。単純計算なら、1人八時間配信すればできる。しかし、これでも1人でずっと配信を行ったらの話である。なかには、三人で行う企画もあるため一人ひとりが配信にでる時間は十時間を簡単に超えてしまうだろう。
しかし、この二人はこの企画を聞いても嫌な顔もしないで一緒に企画を考えてくれた。その努力があったおかげで私たちは今、一周年記念配信ができている。
やはり、自分は周りの環境に恵まれているな。そう、結愛は思った。あの時、サラさんが、自分に声をかけていなかったら、もし、このskillをもらっていなかったら。もし、あの時ユーゥさんの面接が早まっていなかったら。もし、あの時雨が降っていなかったら。傘をもらわなかったら……
この出会いはなかったものだったかもしれない。
このたくさんの人のなかから社長が、リンさん、チセさんと出会わなかったら、二人がもっと別の分野に進んだり、サラさんだって、アマリスの全体総合マネージャーをやめなかったら……
この株式会社Leliveは存在しなかったかもしれない。
それでもそんな奇跡が集まって、この一周年記念配信は実現している。だからこそ、今回の24時間耐久配信は、この名前なのだ。その名は……
【今までのすべてに感謝を! Lelive一周年記念24時間耐久配信!!】
***
「それでは、まず開会式としてこの企画をやっていこうと思います」
カレンが、進行を務めるこの開会式。コメント欄も十分に盛り上がってきている。現在時刻、午後5時という時間もあるのか、学生らしきリスナーが多い。
【24時間は見れないけど、推しのカレンちゃんもいて、うれしい】
【遂に、Leliveも一周年か……。時の流れは速いな。】
【アマネちゃん、活動休止してたから、心配だった。でも、良かった。】
同接者数は、二万人を超え、いいスタートダッシュを切ることができた。
「さて! 一番初めの企画を決めていきたいと思います。」
そういって、カレンが取り出すのは、台車に乗せた大きなガラガラだ。昨日、近くの商店街から借りてきたものであり、中には小さな青いカプセルと赤いカプセル、そして、白いカプセルが入っている。
これは、社長 リンさん チセさんが考えた企画が入っていて、青が社長、赤がリンさん、そして白がチセさんだ。
「それじゃ、先輩引いちゃってください!」
そういわれ、ガラガラを大きく反時計回りに回す。中のカプセルが、ガラガラと音をたて、一つの青いカプセルが出てきた。
「お! これは、社長の企画だ。中身は…… え?」
中身を見たアマネは焦った。ほかの二人もそわそわしながら、紙に書かれている内容を覗き見る。
「えっと……。 じゃあ、今から三人でロシアンルーレットをします。」
企画を発表すると、カレンが手早くルール説明をしてくれる。
「ロシアンルーレットでは、ひとり一つずつ、シュウマイを食べてもらいます。中に一つデスソースを使ったシュウマイを食べている人がいるので、リスナーの皆さんにだれが、辛いシュウマイを食べているのかを当ててもらう企画です。
ホームページに【ロシアンルーレット企画】というクイズに答えられる企画があるので、そこで参加してもらえると嬉しいです。
そして、我々Leliveは、ばれないように食べます。リスナーの皆さんが、激辛シュウマイを食べているメンバーを当てられなかったら、こちらの勝利となります。」
なぜ、食べ物がシュウマイなのかって? リンさんの得意料理だからです。
そして、全員の前にシュウマイが運ばれてくる。
「見た目は、全部同じだね? じゃあ、わたし右のシュウマイをもらいます。」
アマネが一番最初にとり、
「じゃあ、僕は真ん中のシュウマイをもらいます。」
と、ユゥが次に選んだ。
「なら、私が残ったものをいただきます。」
と、最後にカレンがとり、全員の前に一人一つずつのシュウマイがいきわたった。
「いただきます!」
全員で声を合わせ、シュウマイを一口で食べる。
一回三人で、目を合わせそのうち二人の顔が赤くなっていった。
その2人とは……。
ユゥと、アマネだ。普通に美味しくいただいているカレンが困惑する。
「え?どっち!? どっちが当たったの?」
彼女はこっちを向き呑気に聞いてくる
「辛い?」
「辛いです~!」
「辛いよ~」
残念ながら、激辛を食べた2人はそれどころではない。水を求めて歩き回る。今は、配信よりも水優先だ。辛いのは一つだけではなかったのか?
水を飲みながら、考える。ユーゥさんのは、演技なのか? いや、今の水の飲みっぷりを見るに彼も激辛を食べたのだろう。
そうなると、たどり着く真実は一つ。それは……
「ゴメン。間違えて、激辛を2つ作ったのだ。」
リンさんの種明かしによりこの企画は、大失敗となったのだった。
「Lelive一期生! 藍宮 花恋と~、」
「Lelive一期生。大海 ユゥです。」
久しぶりに、Lelive全員が集まった1周年記念配信。この配信の内容は、もうここに居る全員か知っている。それには、もちろんリスナーも入っている。
この企画は私が、社長に提案したものの一つだ。その内容は……
『24時間耐久配信!』
忙しい人々にも、夜勤がある人にも、すべての人に届けたい、たくさんの人と盛り上がりたい、という思いで提案したこの企画。
Lelive所属の3人で配信リレーを行い、二十四時間耐えきるという簡単な企画。単純計算なら、1人八時間配信すればできる。しかし、これでも1人でずっと配信を行ったらの話である。なかには、三人で行う企画もあるため一人ひとりが配信にでる時間は十時間を簡単に超えてしまうだろう。
しかし、この二人はこの企画を聞いても嫌な顔もしないで一緒に企画を考えてくれた。その努力があったおかげで私たちは今、一周年記念配信ができている。
やはり、自分は周りの環境に恵まれているな。そう、結愛は思った。あの時、サラさんが、自分に声をかけていなかったら、もし、このskillをもらっていなかったら。もし、あの時ユーゥさんの面接が早まっていなかったら。もし、あの時雨が降っていなかったら。傘をもらわなかったら……
この出会いはなかったものだったかもしれない。
このたくさんの人のなかから社長が、リンさん、チセさんと出会わなかったら、二人がもっと別の分野に進んだり、サラさんだって、アマリスの全体総合マネージャーをやめなかったら……
この株式会社Leliveは存在しなかったかもしれない。
それでもそんな奇跡が集まって、この一周年記念配信は実現している。だからこそ、今回の24時間耐久配信は、この名前なのだ。その名は……
【今までのすべてに感謝を! Lelive一周年記念24時間耐久配信!!】
***
「それでは、まず開会式としてこの企画をやっていこうと思います」
カレンが、進行を務めるこの開会式。コメント欄も十分に盛り上がってきている。現在時刻、午後5時という時間もあるのか、学生らしきリスナーが多い。
【24時間は見れないけど、推しのカレンちゃんもいて、うれしい】
【遂に、Leliveも一周年か……。時の流れは速いな。】
【アマネちゃん、活動休止してたから、心配だった。でも、良かった。】
同接者数は、二万人を超え、いいスタートダッシュを切ることができた。
「さて! 一番初めの企画を決めていきたいと思います。」
そういって、カレンが取り出すのは、台車に乗せた大きなガラガラだ。昨日、近くの商店街から借りてきたものであり、中には小さな青いカプセルと赤いカプセル、そして、白いカプセルが入っている。
これは、社長 リンさん チセさんが考えた企画が入っていて、青が社長、赤がリンさん、そして白がチセさんだ。
「それじゃ、先輩引いちゃってください!」
そういわれ、ガラガラを大きく反時計回りに回す。中のカプセルが、ガラガラと音をたて、一つの青いカプセルが出てきた。
「お! これは、社長の企画だ。中身は…… え?」
中身を見たアマネは焦った。ほかの二人もそわそわしながら、紙に書かれている内容を覗き見る。
「えっと……。 じゃあ、今から三人でロシアンルーレットをします。」
企画を発表すると、カレンが手早くルール説明をしてくれる。
「ロシアンルーレットでは、ひとり一つずつ、シュウマイを食べてもらいます。中に一つデスソースを使ったシュウマイを食べている人がいるので、リスナーの皆さんにだれが、辛いシュウマイを食べているのかを当ててもらう企画です。
ホームページに【ロシアンルーレット企画】というクイズに答えられる企画があるので、そこで参加してもらえると嬉しいです。
そして、我々Leliveは、ばれないように食べます。リスナーの皆さんが、激辛シュウマイを食べているメンバーを当てられなかったら、こちらの勝利となります。」
なぜ、食べ物がシュウマイなのかって? リンさんの得意料理だからです。
そして、全員の前にシュウマイが運ばれてくる。
「見た目は、全部同じだね? じゃあ、わたし右のシュウマイをもらいます。」
アマネが一番最初にとり、
「じゃあ、僕は真ん中のシュウマイをもらいます。」
と、ユゥが次に選んだ。
「なら、私が残ったものをいただきます。」
と、最後にカレンがとり、全員の前に一人一つずつのシュウマイがいきわたった。
「いただきます!」
全員で声を合わせ、シュウマイを一口で食べる。
一回三人で、目を合わせそのうち二人の顔が赤くなっていった。
その2人とは……。
ユゥと、アマネだ。普通に美味しくいただいているカレンが困惑する。
「え?どっち!? どっちが当たったの?」
彼女はこっちを向き呑気に聞いてくる
「辛い?」
「辛いです~!」
「辛いよ~」
残念ながら、激辛を食べた2人はそれどころではない。水を求めて歩き回る。今は、配信よりも水優先だ。辛いのは一つだけではなかったのか?
水を飲みながら、考える。ユーゥさんのは、演技なのか? いや、今の水の飲みっぷりを見るに彼も激辛を食べたのだろう。
そうなると、たどり着く真実は一つ。それは……
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