クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚

文字の大きさ
33 / 36
番外編

クラス内魔法大会

しおりを挟む
「さぁ始まりました、伊達の森高校2年1組クラス内魔法大会個人戦! 実況は私アリーシアとアルトが務めさせていただきます!」

 そのアリーシアさんの言葉に大きな拍手と歓声が起こった。

 さて、なぜこのような状況になったのかというと、帰るまでの暇な1ヶ月弱の期間にクラス全員で魔法で遊んでいたら、それを見たアリーシアさんが「大会開いて最強を決めたら? いい思い出になると思うし! よしっ、そうと決まったら早速準備しよう!」と張り切ってしまったからである。

 日本に帰ったら魔法は使えなくなるということだったので、最初は乗り気じゃなかった人も参加することになった。

 とは言っても、スキルは戦闘向けの人とサポートタイプの人で別れる。
 サポートタイプの人を戦わせるのは無理があるため、とりあえず今日は戦闘向けスキルの人達で試合をすることになった。

 場所はカルター二領にある騎士団の練習場。
 客席にはカルター二領の人々がたくさん集まっていた。

 試合はトーナメント戦になっていて、もう既に第一試合が始まっている。
 すると隣で一緒に観戦していたあやかがこんなことを言い出した。

「なんで私が戦うの……これはどう見てもサポートスキルでしょ!?」
「でもこの前笑いながら包丁振り回してたじゃん」

 あやかのスキル「料理」は名前だけ見ればサポートスキルだが、あの笑いながらサンポークを倒す姿を見てしまったら誰がどう考えても戦闘向けである。

「たしかにそうだけど……でも包丁を持ってかかってきたら誰もが怖いと思うでしょ?」
「そりゃ怖いけど、まぁ1回戦私が相手だから大丈夫でしょ」
「なんかアリーシアさんの考えがわかる気がする」

 トーナメントはアリーシアさんが作ってくれた。
 本人はくじで適当に決めたと言っていたが、おそらく色々考えて決めたのだろう。
 
 ルールは相手に致命傷を与えるような攻撃はしないこと。そのような行動が見られたら即失格。
 相手を気絶させる。
 決められた枠から相手を出す。
 または相手が降参と言った時点で勝敗が決まる。
 ちょっとした怪我はすると思うが、それはサポートスキルを持つ人が治療することとなっていた。

 そんなことを話していると、第二試合が終わった。
 第三試合はあいVSあやかの試合である。

「あやか今お腹すいてる?」
「緊張で朝ごはん食べれなかったからちょっと空いてる「グゥ~」」

 うん、全然ちょっとじゃないね。

 そして2人は枠の中に移動する。

「それでは第三試合加藤あいVS山崎あやか……はじめ!」

 その言葉で戦いの火蓋が切られた。






──────────
個人戦(あいの試合)を何試合か書きます! 団体戦のお話も書きたいけど……
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

石しか生成出来ないと追放されましたが、それでOKです!

寿明結未
ファンタジー
夏祭り中に異世界召喚に巻き込まれた、ただの一般人の桜木ユリ。 皆がそれぞれ素晴らしいスキルを持っている中、桜木の持つスキルは【石を出す程度の力】しかなく、余りにも貧相なそれは皆に笑われて城から金だけ受け取り追い出される。 この国ではもう直ぐ戦争が始まるらしい……。 召喚された3人は戦うスキルを持っていて、桜木だけが【石を出す程度の能力】……。 確かに貧相だけれど――と思っていたが、意外と強いスキルだったようで!? 「こうなったらこの国を抜け出して平和な国で就職よ!」 気合いを入れ直した桜木は、商業ギルド相手に提案し、国を出て違う場所で新生活を送る事になるのだが、辿り着いた国にて、とある家族と出会う事となる――。 ★暫く書き溜めが結構あるので、一日三回更新していきます! 応援よろしくお願いします! ★カクヨム・小説家になろう・アルファポリスで連載中です。 中国でコピーされていたので自衛です。 「天安門事件」

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!

椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。 しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。 身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。 そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

英雄一家は国を去る【一話完結】

青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。 - - - - - - - - - - - - - ただいま後日談の加筆を計画中です。 2025/06/22

学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します

名無し
ファンタジー
 毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

処理中です...