69 / 114
67話 執務室で…3 エスパーダside ※R18
フワリ… フワリ… と立ちのぼったアルセの誘惑フェロモンにつつまれ、エスパーダの頭は、強い酒を飲んで酔っぱらった時のように、クラクラとめまいに襲われた。
発情期を終えて間もないアルセに、軽い戯れ以上のことはしないようにと、エスパーダはわざわざ寝室ではなく、執務室を選んで来たというのに… 結局、戯れ程度では治まらなくなっていた。
「・・・っく!」
溺れそうだ! 誰よりも甘いオメガのフェロモンが… 私の思考を狂わせて… 獣のように発情し、夢中でアルセを貪りたくてたまらない!! これが“番”の力なのか?!
……いや、アルセは初めて会った時から違っていた!! 何と言っても、ティエーラの竜に導かれて出会ったオメガだ!!
「エスパーダ様ぁ…?!」
「アルセ、ダメだ……っ!」
アルセは10日間の発情期を終えたばかりだ! 私の激烈な欲望を毎日受け入れ続け、身体もヘトヘトに消耗している…! これ以上、続けて抱けば… アルセはまた、ベッドから起き上がれなくなってしまう!!
元々体力があって、身体が丈夫なアルセだから、健康を維持できているが… 昼間葬儀で見た、アルセの従弟のように、普通の貧弱なオメガなら… きっと、身体を壊していただろう……?!
無理をさせてはいけない!
ハァッ… ハァッ… ハァッ… ハァッ… と熱い息をはきながら、獣のような制御不能な欲望をおさえて、理性をたもつのに… エスパーダは苦労する。
「エスパーダ様ぁ… エスパーダ様ぁ…?!」
恥ずかしがって言葉には出さないが… もっと、もっと、可愛がって、甘やかして欲しいと、エスパーダを見あげ、アルセは潤んだ紅玉色の瞳で、愛撫をねだる。
エスパーダの膝の上で… 黒い喪服と合わせて着ていた、チャコールグレーのシャツの上から、アルセは無意識なのか? …自分の胸のツンッ… と尖った2つの乳首を指先でなでている。
「・・・っく」
すでに熱くなっているエスパーダの下腹で… 痛みを感じるほど、男性器がガチッ… と硬く張り詰めた。
「アルセ… 誘っているのか?」
「…っ…!」
アルセは恥ずかしそうに、エスパーダから視線をそらした。
「もう、ダメだ… 耐えられないっ…!!」
要はアルセが気持ちの良いことだけ、してやれば良いだけだ! そうだろう?! それならたぶん… アルセの身体を壊さないはずだ!!
「エスパーダ様ぁ?」
「腰を上げて… アルセ!」
「え…?」
戸惑いながらエスパーダの指示通り、アルセは腰をあげ… ソファーに座るエスパーダの太ももをまたぎ、膝立ちになる。
アルセの下衣のボタンを外し下着ごと下ろすと、エスパーダは指でオメガの性器の入り口をなでた。
「もう濡れているな? ぬるぬるになっている…」
「ふぅっ……! エスパーダ様ぁ… んっ! んんっ…! あっ…」
「アルセ… たくさん淫密があふれて来たよ…?」
エスパーダの言葉に反応して、アルセの身体がブルッ… と震えた。
「んんんっ…! やだ… ああっ…!」
アルセの中に、そっと指を一本入れると… ビクビクッ…と内壁が震え、エスパーダの指をギュッ… と締め付ける。
「くぅ……!」
指に感じた刺激で、エスパーダの下腹が爆発しそうになったが、ギリギリで耐えた。
あなたにおすすめの小説
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
完結しました!ありがとうございました。
『お前の針仕事など誰でもできる』——なら社交界のドレスの裏地を、めくってごらんなさい
歩人
ファンタジー
「地味な針仕事しかできない令嬢は要らない」——公爵家の嫡男にそう言い渡された伯爵令嬢ティナは、
裁縫道具だけを持って屋敷を出た。その翌週、社交界が凍りつく。王妃の夜会服も、公爵令嬢の舞踏会
ドレスも、第一王女の外交用ローブも——仕立てた職人が消えたのだ。しかもティナが十年かけて縫った
全てのドレスの裏地には、二重縫いで隠された署名が残されていて——。
辺境の小さな仕立て屋で穏やかに暮らすティナの元に、王都から使者がやってくる。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
愛され方を教えて
あちゃーた
BL
主人公リハルトは自分を愛さなかった元婚約と家族のために無惨に死んだ…はずだった。
次に目が覚めた時、リハルトは過去に戻っていた。
そこは過去のはずなのにどこかおかしくて…
いい加減観念して結婚してください
彩根梨愛
BL
平凡なオメガが成り行きで決まった婚約解消予定のアルファに結婚を迫られる話
元々ショートショートでしたが、続編を書きましたので短編になりました。
2025/05/05時点でBL18位ありがとうございます。
作者自身驚いていますが、お楽しみ頂き光栄です。
身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される
秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました!
最終17位でした!応援ありがとうございます!
あらすじ
魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。
ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。
死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――?
傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。
もう一度君に会えたなら、愛してると言わせてくれるだろうか
まんまる
BL
王太子であるテオバルトは、婚約者の公爵家三男のリアンを蔑ろにして、男爵令嬢のミランジュと常に行動を共にしている。
そんな時、ミランジュがリアンの差し金で酷い目にあったと泣きついて来た。
テオバルトはリアンの弁解も聞かず、一方的に責めてしまう。
そしてその日の夜、テオバルトの元に訃報が届く。
大人になりきれない王太子テオバルト×無口で一途な公爵家三男リアン
ハッピーエンドかどうかは読んでからのお楽しみという事で。
テオバルドとリアンの息子の第一王子のお話を《もう一度君に会えたなら~2》として上げました。
※画像は男の子メーカーpicrewさんよりお借りしました。