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7話 朝から? 近江side ※R18
しおりを挟むアラームの音で目覚め、ウルサイ電子音を止めようと腕を伸ばし身体を起こそうとするが、自分に巻き付いた太い腕に力が入り、ギュッ… と引き寄せられ、近江はギョッ… とする。
「・・・・っ!?」
寝起きで頭が回らず… しばらくの間、近江の動きと思考がピタリと止まり、自分に何が起きているのか状況を把握するのに2分ほど時間を必要だった。
その2分間で、背後からあふれ出る濃厚なアルファのフェロモンに包まれ…
近江の身体は発情一歩手前まで熱せられる。
「おはようセンパイ! 朝からフェロモンバッチリで、めちゃくちゃ好い匂いする」
チュウ~ッ… と1番の性感帯である項を神田に強く吸われ、近江はビクッ… ビクッ… と腰を跳ねさせ、蜜壺の入口に淫密が染み出しトロトロと濡らして行く。
「ええ? あっ神田!! バカッ… 朝から冗談は止めろ! あっ… あっんん…っ! 仕事!! 仕事があるからダメだ!!」
「じゃあ今夜は? ねぇセンパイ、今夜まで我慢するから!」
長い指を近江の蜜壺にズブリと入れ、神田はクチュクチュチと音を立てて、中をかき混ぜた。
「ああっんん…っ… バカ! 神田ダメだって… あっ… あっ…んん… 分かったから! 今夜まで待て!! まずは会社に帰って… 報告書出さないと…!!」
渋々? 近江が折れるが…
「センパイ本当? 絶対だよ?! 約束破ったら、会社のトイレに連れ込んで中出しするからね?!」
神田は近江の蜜壺に指を入れたまま、耳を噛んでさりげなく脅した。
「うわっ…! お前どんだけ鬼畜だよ!! あっ! バカッ止めっ… あああっんんっ…!!」
「センパイこそ、こんなにエロいフェロモン、いっぱい出して… ココもトロトロに蕩かせて、オレに見せつけてるクセに、どんだけ小悪魔だよ!!」
「お… お前こそビュンビュン、激しくアルファのフェロモン放出して! 僕を誘惑して… ああっ… 勝手に触ってるクセに… 僕のせいにするな…あっ… バカッ…ダメだって! ああんんっ… 神田、ダメッ…!!」
「ほらっ! センパイもオレのペニス握ってゴシゴシしごいてよ!」
神田は近江の手を取り、自分のガチガチに硬く張り詰めたペニスを握らせると…
ゴシゴシと荒っぽく、近江の手の上に自分の手を重ねてしごいた。
「こ… こんなに… 強くしたら…神田、痛くないか?! 後で大丈夫?!」
あまりの荒々しさに近江が思わず心配すると…
「心配してくれるの? スゲェ… 優しいセンパイ!! 前から知ってたけど!!」
喜色満面で神田は唇を奪い…
もう一方の手で近江の蜜壺をグチュ… グチュ… チュチュ… と突いた。
「あっ…あっんんっ…! 神田っ… ヤリ過ぎ~っ!!」
<出張先だというのに、朝からなんて激しい男なんだ?! それにしても上手いなぁ… クソッ…! 気持ち良い―――っ!! >
近江は赤い顔で神田のテクニックに感嘆する。
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