側妃候補は精霊つきオメガ

金剛@キット

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24話 陛下に可愛がられるとは ※R18

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 夜の空気で冷たくなったカナルの素肌を、体温の高い掌で温めるように撫でられ…

「んんっ… ふうぅ…んんんっ…」
<あ―――っ… もっと撫でて欲しい… 陛下にもっと撫でて、触って欲しい… 陛下が可愛がるとは… こういうことを言うの…? 可愛がられるのって、なんて心地良いのだろう…>

 カナルはうめき声を漏らし、猫のようにうっとりと瞳を閉じた。

「ふふふっ…」
 気持ち良さそうに愛撫を受け入れるカナルを見下ろし、ボルカンはニヤニヤと楽し気に笑う。

 身も心もボルカンに開き、頼りきったカナルは… 最上級のアルファが放つ、濃厚なフェロモンに溺れ、あっ… という間に発情してしまった。
 
 チュクチュク…ッ… チュッ… チュチュッ… チュッ… 
 柔らかく唇を吸われ、カナルも夢中で暖かい唇を小さな舌で撫で返す。

 …すると今度は舌を強く吸われ、カナルはボルカンの口内に招かれた。

「んんん~っ…」
<わぁっ~?! 陛下のお口の中に僕の舌が… ああっ 良いのかなぁ? …でも、陛下のお口の中… 暖かくてすごく素敵かも!!!>

 自分がボルカンから受け入れられた喜びで、カナルはひどく淫らな興奮を覚え、大胆な気分になってしまう。

 チュププッ… と唇と舌を開放されても、カナルはもっと、もっと、愛撫が欲しくて…

「陛下… 陛下ぁ…」
 愛撫をねだり、小さな舌でぺろぺろと子猫のように、ボルカンの唇を夢中で嘗めた。

「カナル、私の唇がもっと欲しいのか?」

「はい… 陛下…もっと… 欲しいです…」
 嘗めるのを止めて赤い顔で、恥かしさを我慢して素直にカナルが答えると、ボルカンは上機嫌で薄く小さな耳にキスをした。

「カナル、足を開け…」

「足… ですか?」
 少し前まで狼狽うろたえていたのが嘘のように、ボルカンに言われるがまま、カナルは細い手で秘部を隠し、スラリと細長い足をおずおずと開いた。

 身体をずらしボルカンは、秘部を隠すカナルの手をはぎ取り… 
 つかんだ手の細い指先を、カナルに見せつけるように、ヂュチュッ… と吸い、かりっ… と白い歯で噛んで見せた。

「あっ…! 陛下?!」
 何をされるのかと、赤い顔で自分の股間を見下ろすカナルの前で…
 すでに淫密いんみつがあふれ、濡れてしまったカナルの秘部を指で開き、ボルカンは蜜壺みつつぼをさらした。

「わあっ!! ダメです、陛下!! そこはダメぇ―――!!」
 自分が今から何をされるか気付き、カナルは慌ててボルカンの手をつかみ、蜜壺に触れるのを阻止しようとする。

「何故だ? 私はお前の夫だぞ?」
 慌てるカナルを、揶揄からかうように笑うボルカン。

「で… でも! そ… そこは神官様から誰にも触れさせてはいけない場所だと、教えられました!!」

「神官? ああ… あれは結婚を許されない神官たちが、ひがみから信徒たちに意地悪をしているのだ」
 そういうボルカンも、意地悪そうな笑みを浮かべた。

「ええええぇ―――っ?! でも、神様が許さないと、神官様が…」
<陛下… それはいくら何でも、少し言い過ぎでは?>

 不敬になるため、口に出しては言わなかったが、カナルは心の中で、つっこみを入れた。


「神では無くて、結婚できない神官たちが嫉妬心から作った迷惑な教義でしかない」

「カナル、お前は忘れたのか? 国王はこの国で最も高位の大神官でもあると」 

「あっ!!」
<そうだった! だから国中の神殿に、建国の父、初代国王グアルダル王のレリーフが飾ってあったっけ…?!>

「つまり私が望めば、それは神の意志なのさ!」
 なめらかなカナルの太ももを、するすると撫でながら、ボルカンはニヤリと笑った。

「そ… それは…」
 訳の分からない理屈をこねられ、カナルが微妙な顔をすると…

「だから、私がお前のここを可愛がるのも、神の意志なのさ!」

「え? 陛下…っ! ああっ…! やっ…!!」 


 それ以上、カナルに反論するひまを与えず、ボルカンはさっ… と蜜壺に舌をはわせた。





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