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25話 陛下に可愛がられるとは2 ※R18
しおりを挟むフィエブレと初夜を迎えた時は…
セグロ家の叔父(男性オメガ)から、初夜を失敗しないようにと、男のオメガがしなければならない準備を、丁寧に指導された。
それは、前もって自分の指で秘部を開き、潤滑用の油をたっぷり蜜壺に塗り、アルファの太長い性器を受け入れた時に、オメガの性器が傷つかないようにするための工夫だ。
初めての時は、蜜壺から染み出す淫密だけでは不十分らしい。
『カナル、うつ伏せで自分の穴を開け… 叔父上にやり方は教えてもらっただろう?』
緊張で身体を固くするカナルの心情など関係なく、フィエブレは嫌なことは、早く終わらせようと、淡々と命令した。
『え?! は… はい…』
ガウンを脱いでカナルはベッドに上がるが、恥かしさと不安で手が震えぐずぐずしてしまう。
チッ…! とフィエブレは舌打ちをしながらベッドに乗り、自分の性器を下衣から出して、ごしごしと荒っぽく扱く。
『早くするんだ、カナル!』
『あ… はい!』
急かされて、カナルは慌ててうつ伏せになり、油で濡らした秘部を指で開いた。
『・・・・・っ!』
乱暴にカナルの腰を持ち上げフィエブレは、ぐりっ… とオメガの性器に自分の性器を押し付けると、ずぶずぶと一気に押し込む。
『ああああ―――っ…!!』
『すぐに終わるから騒ぐな、我慢しろ!』
『ううっ… うう…」
歯を食いしばり、涙をにじませ苦痛に耐えるカナルの腰をつかみ、フィエブレはまるで罰するようにガツガツと容赦なく最奥を突き上げる。
『ぐぅううっ…!』
うめき声を上げてカナルの中に射精すると、ずるりっ… と性器を引き抜き、フィエブレはベッドを下りて手早く自分のガウンを羽織ると、寝室を出て行った。
フィエブレのフェロモンを感じるひまも無く、呆気なく初夜は終った。
<だから… フィエブレは、僕のオメガの性器に一度も触れなかった… それなのに陛下は… 陛下は…っ!>
ヂュヂュチュ… チュク…ッ…チュチュ… ヂュチュ… チュウッ…
<触れるどころか、嘗められてしまっているしぃ―――っ…!!>
「ああっ! やっ! ダメぇ…陛下! あっ… んんっ! うっふぅ…あっ!」
<いけないのに… いけないのにぃ… すごく気持良いし―――っ…!! 本当にいけないことなのに… ああっ! もっとそこを―――っ…!!>
「もっとここを可愛がって欲しいと、甘い声でねだっているようにしか、聞こえないぞカナル?」
顔を上げてボルカンは淫密で濡れた唇を、ぐいっ… と拭いながら、楽し気に笑った。
「そ… そんなぁ… 違います! 陛下―――っ!!」
<うううう~… どうしよう! すごく気持良いよぉ…>
真赤に染まった顔を掌で隠していると… 蜜壺の中に太い指がずぶりっ… と差し入れられ…
「ひやあぅぅっ…!!」
ビクッ…! とベッドの上でカナルは跳ねてしまう。
「カナルは元気が良いなぁ!」
カラカラと笑い、ボルカンは太い指をもう一本増やして、カナルの中にずぶりっ… と入れた。
「やぁ! あああっんんっ…! ダメぇ…陛下ぁ…!!」
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