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22、何の御用ですか?
しおりを挟む「……………それで?、勇者様達が鉄臭い義手女に一体なんの御用ですか?」
「い、いやぁ、ちょっとリフィルに会いたくなっただけだよ」
「………………」
……取り敢えずギルドにある、酒場の席に座って話をする私達、落ち着いた後、皮肉たっぷりに疑問をぶつけると、冷や汗を流しながら、適当なことを宣うロゴミス。
ロゴミスだけでなく、ガンツ、シャーリー、イザベラ、勇者パーティー全員がその場にいた………明らかに作り笑いの愛想笑いを私に向けてくる………四人の顔に貼り付けられた歪な笑顔の仮面……ひどく私を不快にさせる………リフィルの横にはルーガスとエクティスが座っている…。
「い、いやぁ、その、君にも仲間ができたんだね、良かった良かった」
「……用がないなら失礼させてもらいます」
「ーーー!!、ま、待ってくれ!」
「………鉄臭い女と食事なんかしてたら気分悪くなるでしょ?」
「ーーさ、参考までになんで俺が君に用があるとわかったんだ?」
「………散々、足枷だの、足手纏いだの、雑魚処理だの、罵倒してパーティーを追い出した私に会いに来て、媚びてるんだ………何かあると思うのが普通だろ」
「す、素晴らしい洞察力だ!」
「…………」
雑談をして、本題へのとっかかりを作ろうという考えなのだろうが、私に対しては悪手だった、罵倒されて追い出された奴らと談笑なんてストレス以外の何者でもない、即座に話を切り上げようとすると、観念したのか、ロゴミスは私に用があることを認める………それと同時に質問を投げかけてきたので、ただ淡々と冷静に返答する私。
………私の返答を聞いて煽てるように褒めるロゴミス………。
その白々しい言葉に自分の心が冷めていくのを感じる。
「そ、それで頼みというのがーーー」
「断る」
「へ?」
……彼が喋り始めた瞬間に即座に却下する私、ロゴミスは間抜けな声を晒す。
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