23 / 27
23、何で?
しおりを挟む「なーーー!!、せ、せめて話ぐらい聞いてくれよ」
くだらないと有無を言わせず一蹴すると、ロゴミスは喚き立てる。
「…………なんで?」
「は?」
「だから、なんで私が貴方達の用事を聞かなきゃいけないの?」
「ーーーッッッ!!、こ、婚約者なんだぞ、俺は!!」
「元……でしょ?、しかもあんな風に私を追い出したくせに、今更そんな事言うの恥知らずだと思わないの?」
「ーーーッッッッ、ちょ、調子に乗るなよこのーーー」
「ロゴミスさん押さえてください!!、気持ちはわかりますが、今は下手に出ましょう」
「ーーーチッッッ………」
私が聞く耳を持たないでいると、ロゴミスが婚約者がどうのこうの言ってくる………あんな風に婚約破棄しといて今更そんなこと言うとは思わず、つい思った事が口を出てしまった、正論を言われたロゴミスは青筋を浮かべ、語気が荒くなる、その瞬間、マズイと思ったイザベラがロゴミスを宥め、一旦下がらせる……というか全部聞こえているんだが……。
「………追い出した件はこの通り謝るので、怒りを抑えてもらえませんか?」
「ごめんね~、まぁ、ゴミ相手に本当の事包み隠さず伝えちゃった事は悪かった思ってるわ」
「まぁ、許せ………雑魚処理しかしてないお荷物とはいえ、もう少し言い方があったな」
「すまない、もうちょっとそれとなく君が足手纏いな事を伝えられない俺が悪かった」
パーティーメンバー達が謝って(?)くる………いや、これは謝罪なんだろうか?、少なくとも本人達は謝罪のつもりなんだろう…………私からすると遠回しに馬鹿にされているような気がするんだが………。
「…………わかった……頼み事の内容、聞くだけ聞いてあげるよ」
「た、助かります!」
「チッ!、何で僕が謝らなきゃいけないんだ!」
「ーーー全くよ、ほんと不愉快」
「抑えろ、また謝罪しなくちゃならなくなるぞ」
あんなよくわからん謝罪をした後、イザベラの後ろで文句を垂れるロゴミスとシャーリー、だから全部聞こえてるんだが………謝る事もできないコイツらと会話するのがアホらしくなった私は、手っ取り早く終わらせるため、渋々、話を聞いてみることにする。
「リフィル……良いのか?」
「聞くだけ聞こう、じゃなきゃいつまでも絡んできそうだ」
「………そうか、まぁ、お前が良いなら………」
少し不愉快そうな顔をして質問してくるルーガス、私は呆れ顔で返事をする、渋々納得する彼。
ーーーーーーーーー
「はぁ?、無限湧きの雑魚が倒せない?」
「ああ、だから、力を貸してくれ」
「………」
空いた口が塞がらない………このメンバーなら息を合わせれば簡単に………あぁ、そういえばコイツら、自分の攻撃のことばかりで、味方のアシスト全くしないんだった、初心者冒険者パーティー以下のチームワーク……そりゃ勝てないわ。
「で?、食糧の配分ミスって餓死しかけたって?」
「ああ、俺達にはやっぱり君が必要なんだ」
「……………」
………呆れてものも言えなかった、食糧の管理は命に関わる事なのに………私がいなくなっても誰一人危機感を持たなかったのかコイツら………。
「それで、攻略するために俺達のパーティーの手伝いをーーー」
「断る」
「なッッッ!!?、さ、さっき受けてくれるって……」
「聞くだけ聞くって言っただけだ………食糧管理もできないアホ共の面倒みながらダンジョン探索なんて冗談じゃない、それじゃあ失礼させてもらうわ」
「なッッッーー、こ、コ、コノアマ……」
ある程度の事なら手を貸してあげようと考えていたが、内容が斜め下すぎて頭が痛くなった私は席を立つ。
0
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
【完結】愛人の子を育てろと言われた契約結婚の伯爵夫人、幼なじみに溺愛されて成り上がり、夫を追い出します
深山きらら
恋愛
政略結婚でレンフォード伯爵家に嫁いだセシリア。しかし初夜、夫のルパートから「君を愛するつもりはない」と告げられる。さらに義母から残酷な命令が。「愛人ロザリンドの子を、あなたの子として育てなさい」。屈辱に耐える日々の中、偶然再会した幼なじみの商人リオンが、セシリアの才能を信じて事業を支援してくれる。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
親に捨てられた長女ですが両親と王子は失脚したようです┐( ^_^;)┌
頭フェアリータイプ
恋愛
クリームランド公爵の長女ルカは神の愛し子である妹アンジェラを悲しませたという理由で戒律が厳しいことで有名な北の修道院に送られる。しかし、その3年後彼女は妹の望みで還俗することになって???
投稿後3日以内にお気に入り10で短編に変更連載続行します。
お気に入りありがとうございました。短編に変更し連載を続行します。完結までどうぞお付き合い下さいませ。
イイカンジノカオモジを発見したのでタイトルを微変更
どうにかこうにか完結。拙作お付き合い下さりありがとうございました。
元婚約者からの嫌がらせでわたくしと結婚させられた彼が、ざまぁしたら優しくなりました。ですが新婚時代に受けた扱いを忘れてはおりませんよ?
3333(トリささみ)
恋愛
貴族令嬢だが自他ともに認める醜女のマルフィナは、あるとき王命により結婚することになった。
相手は王女エンジェに婚約破棄をされたことで有名な、若き公爵テオバルト。
あまりにも不釣り合いなその結婚は、エンジェによるテオバルトへの嫌がらせだった。
それを知ったマルフィナはテオバルトに同情し、少しでも彼が報われるよう努力する。
だがテオバルトはそんなマルフィナを、徹底的に冷たくあしらった。
その後あるキッカケで美しくなったマルフィナによりエンジェは自滅。
その日からテオバルトは手のひらを返したように優しくなる。
だがマルフィナが新婚時代に受けた仕打ちを、忘れることはなかった。
虐げられてきた妾の子は、生真面目な侯爵に溺愛されています。~嫁いだ先の訳あり侯爵は、実は王家の血を引いていました~
木山楽斗
恋愛
小さな村で母親とともに暮らしていアリシアは、突如ランベルト侯爵家に連れて行かれることになった。彼女は、ランベルト侯爵の隠し子だったのである。
侯爵に連れて行かれてからのアリシアの生活は、幸福なものではなかった
ランベルト侯爵家のほとんどはアリシアのことを決して歓迎しておらず、彼女に対してひどい扱いをしていたのである。
一緒に連れて行かれた母親からも引き離されたアリシアは、苦しい日々を送っていた。
そしてある時彼女は、母親が亡くなったことを聞く。それによって、アリシアは深く傷ついていた。
そんな彼女は、若くしてアルバーン侯爵を襲名したルバイトの元に嫁ぐことになった。
ルバイトは訳アリの侯爵であり、ランベルト侯爵は彼の権力を取り込むことを狙い、アリシアを嫁がせたのである。
ルバイト自身は人格者であり、彼はアリシアの扱われた方に怒りを覚えてくれた。
そのこともあって、アリシアは久方振りに穏やかな生活を送れるようになったのだった。
そしてある時アリシアは、ルバイト自身も知らなかった彼の出自について知ることになった。
実は彼は、王家の血を引いていたのである。
それによって、ランベルト侯爵家の人々は苦しむことになった。
アリシアへの今までの行いが、国王の耳まで行き届き、彼の逆鱗に触れることになったのである。
全てを奪われてしまいそうなので、ざまぁします!!
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
義母に全てを奪われたジュディ。何とかメイドの仕事を見つけるも義母がお金の無心にやって来ます。
私、もう我慢の限界なんですっ!!
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる