鉄臭い義手女になんの御用ですか?〜妹に婚約者を取られ、居場所も失った、戻ってこい?、自由気ままな今の生活が気に入ってるのでお断り〜

ターナー

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23、何で?

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「なーーー!!、せ、せめて話ぐらい聞いてくれよ」

くだらないと有無を言わせず一蹴すると、ロゴミスは喚き立てる。


「…………なんで?」

「は?」

「だから、なんで私が貴方達の用事を聞かなきゃいけないの?」

「ーーーッッッ!!、こ、婚約者なんだぞ、俺は!!」

……でしょ?、しかもあんな風に私を追い出したくせに、今更そんな事言うの恥知らずだと思わないの?」

「ーーーッッッッ、ちょ、調子に乗るなよこのーーー」

「ロゴミスさん押さえてください!!、気持ちはわかりますが、今は下手に出ましょう」

「ーーーチッッッ………」

私が聞く耳を持たないでいると、ロゴミスが婚約者がどうのこうの言ってくる………あんな風に婚約破棄しといて今更そんなこと言うとは思わず、つい思った事が口を出てしまった、正論を言われたロゴミスは青筋を浮かべ、語気が荒くなる、その瞬間、マズイと思ったイザベラがロゴミスを宥め、一旦下がらせる……というか全部聞こえているんだが……。

「………追い出した件はこの通り謝るので、怒りを抑えてもらえませんか?」

「ごめんね~、まぁ、ゴミ相手に本当の事包み隠さず伝えちゃった事は悪かった思ってるわ」

「まぁ、許せ………雑魚処理しかしてないお荷物とはいえ、もう少し言い方があったな」

「すまない、もうちょっとそれとなく君が足手纏いな事を伝えられない俺が悪かった」

パーティーメンバー達が謝って(?)くる………いや、これは謝罪なんだろうか?、少なくとも本人達は謝罪のつもりなんだろう…………私からすると遠回しに馬鹿にされているような気がするんだが………。

「…………わかった……頼み事の内容、聞くだけ聞いてあげるよ」

「た、助かります!」

「チッ!、何で僕が謝らなきゃいけないんだ!」

「ーーー全くよ、ほんと不愉快」

「抑えろ、また謝罪しなくちゃならなくなるぞ」

あんなよくわからん謝罪をした後、イザベラの後ろで文句を垂れるロゴミスとシャーリー、だから全部聞こえてるんだが………謝る事もできないコイツらと会話するのがアホらしくなった私は、手っ取り早く終わらせるため、渋々、話を聞いてみることにする。

「リフィル……良いのか?」

「聞くだけ聞こう、じゃなきゃいつまでも絡んできそうだ」

「………そうか、まぁ、お前が良いなら………」

少し不愉快そうな顔をして質問してくるルーガス、私は呆れ顔で返事をする、渋々納得する彼。

ーーーーーーーーー

「はぁ?、無限湧きの雑魚が倒せない?」

「ああ、だから、力を貸してくれ」

「………」

空いた口が塞がらない………このメンバーなら息を合わせれば簡単に………あぁ、そういえばコイツら、自分の攻撃のことばかりで、味方のアシスト全くしないんだった、初心者冒険者パーティー以下のチームワーク……そりゃ勝てないわ。

「で?、食糧の配分ミスって餓死しかけたって?」

「ああ、俺達にはやっぱり君が必要なんだ」

「……………」

………呆れてものも言えなかった、食糧の管理は命に関わる事なのに………私がいなくなっても誰一人危機感を持たなかったのかコイツら………。

「それで、攻略するために俺達のパーティーの手伝いをーーー」

「断る」

「なッッッ!!?、さ、さっき受けてくれるって……」

「聞くだけ聞くって言っただけだ………食糧管理もできないアホ共の面倒みながらダンジョン探索なんて冗談じゃない、それじゃあ失礼させてもらうわ」

「なッッッーー、こ、コ、コノアマ……」


ある程度の事なら手を貸してあげようと考えていたが、内容が斜め下すぎて頭が痛くなった私は席を立つ。


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