私この戦いが終わったら結婚するんだ〜何年も命懸けで働いて仕送りし続けて遂に戦争が終わって帰ってきたら婚約者と妹が不倫をしてて婚約破棄された〜

ターナー

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即ざまぁ編

11、針のムシロ

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「はい?」

「何度も言わせるな、イヴ少佐、君は王族の護衛任務につく事なった、表向きは王族の近衛兵という扱いだ」

戦争が終わった軍隊なんて適当に訓練しておわりかと思ったら、なんか面倒臭そうな任務を上司に言い渡される私。

「佐官の最上位の大佐ですら少し力不足なのに、王族を守るという最重要任務なら少なくとも将官クラスの仕事のはずですよね?どうして少佐の私なんかが………」

「先日、王子ロイを襲撃してきた暗殺者を撃退したのが君らしいね」

とりあえず、私は少佐という偉いことは偉いがまだまだ強くて偉い人物がいますよね?、と暗に断ろうとする私。

「はい、で、ですが、相手はそこまで手強い相手ではありませんでしただから……」

「なんでも助けられたロイ様が君を指名してきたらしい」

「へ?」

「まさか王族のご指名を断る軍人がいるわけないよな、イヴ少佐?」

「…………」

「返事は?」

「………サーイエッサー!!」


なんとか誤魔化そうとするも、どうやらロイ様が私を指名したらしい、直接話してるのがロイなら全然断っても問題なかったが、間に上司が挟まったことで私は断れなくなってしまった、拒否してもいいが、軍に所属してる奴は基本的に王族を慕っている奴ばかりだ、そんな所に王族のお願い事を無碍に断った奴が出てきてみろ、精神的苦痛と肉体的苦痛を同時に際限なく味わうことになりそうだ、少なくとも全員親の仇かのような目を向けてくるだろう、実質的に私に拒否権はなく、上司もただの通過儀礼として返事を聞いてくる、私は投げやりに返事をした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あ、久しぶりですねイヴさん!!」

「そうですね、ロイ様」

あの後、すぐさま王宮へと連行された私、輝く笑顔で出迎えるロイ、久しぶりってほど時間経ってないような気がするが、複雑な心境で返事をする。

「何か元気がないですね?もしかして無理に近衛兵を頼んだことを怒っていますか?」

「い、いえいえ!!!滅相もございません!!ーーーロイ様の護衛ができるなんて身に余る光栄です!!!」

「そ、そんな、そ、そこまで言われたら照れますよ」

私の態度から何かを感じ取ったのか、ロイの顔が少し曇った瞬間、後ろから純度の高い殺気が四方八方から降り注ぐ、おそらくだが付き添いの女軍人たちだ、ちなみにロイにはファン的な存在が多い、多くの女性を虜にする甘いマスク、上品な言葉遣いと柔らかい物腰、そして王子様とかいう完璧超人っぷり、そりゃ、そんなアイドル的存在が鉄臭く、戦闘しか取り柄のない女に泣かされてたらファンが黙っているわけがない、慌ててフォローーに入る私、立膝を立てながら座り、胸に手を当てて、頭を下げる、さも忠義心が高そうに振る舞う、心なしか少し嬉しそうな顔をするロイ、すると後ろの殺気が徐々に霧散していく、どうやら助かったようだ、一応後ろを確認するとロイの嬉しそうな顔にやられたのか、何人か気を失っている。

「そ、それでは王宮を案内しますね」

「それは助かりますね、ありがとうございます」

デスクワークが大変なのだろうか、顔を赤くしている、王族には公務が多そうだからな、私は無難な返答を返す。

「ーーーっと、こんな感じですね」

「なるほど」

貰った王宮内の地図に適当に走り書きでメモっていく。

「そ、それじゃあ最後にぼ、僕の部屋でも見ますか?」

「そうですね、仕える主人の部屋には何かと用事があると思うので、教えてもらえると有難いです」

「ーーな、何かと用事??!!!」

「え?、い、いやあの、掃除したり、お食事を届けたり、確か近衛兵って身の回りの世話も仕事の内ですよね?、戦闘員兼使用人みたいな」

「あ、ああ、なるほどそういう意味か」

「ん?、ロイ様は一体どういう意味だと思ったんですか?」

「へ?、えーと、あ、あそこが僕の部屋です!」

(今露骨に話題逸らしたな、まぁあんまりつついても藪蛇だしそっとしておこう)

ロイの部屋を見せてくれるというので、これ幸いと返答すると何故か驚きながら反応するロイ、驚きながらもなんかちょっと嬉しそうだ、何か自分が思い違いをしているのかと、仕事内容を確認すると、落ち着きを取り戻すロイ、次からは似たような勘違いをさせないため、どういう勘違いをしたのか聞くと、彼は慌てた様子で話を逸らす、別に何がなんでも聞きたかった訳じゃないので私もそこまでにしておいた。

「こ、ここが僕の部屋です」

「いいですね、片付いてるし、内装もお洒落、それに日当たりも良い………」

「そ、それはよかった」

なかなかセンスの良いシャンデリアや絵画とかが飾ってあり洒落ていて、意外と片付いていた部屋なので素直に褒めると、ロイは照れたように頭に手を乗せる、まぁ、褒められたら誰でも嬉しいよな。






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